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公開番号2025033959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140036
出願日2023-08-30
発明の名称質問文生成装置
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G06Q 10/04 20230101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約【課題】施設の経営改善に関する質問文を、施設内の動画データに基づいて生成する。
【解決手段】質問文生成装置10は、記憶装置150、取得部160a、第1受付部160b、抽出部160c、及び生成部160dを有する。記憶装置150は、大規模言語モデルへ入力する質問文のテンプレートを複数記憶する。各テンプレートは、施設の利用者の属性又は行動に関する特徴を表す特徴量により埋められる空欄を1又は複数有する。取得部160aは、施設内の動画データを取得する。第1受付部160bは、複数のテンプレートのうちのいずれか一のテンプレートを選択する指示を受け付ける。抽出部160cは、選択されたテンプレートに対応する1又は複数の特徴量を、動画データから抽出する。生成部160dは、抽出された特徴量を、選択されたテンプレートにおいて対応する空欄に埋めることで出力質問文を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
施設の経営改善に関する提案を受けるために大規模言語モデルへ入力する質問文のテンプレートであって、前記施設の利用者の属性又は行動に関する特徴を表す特徴量により埋められることで質問文が完成する空欄を1又は複数有し、テンプレート毎に対応する特徴量の種類が異なる複数のテンプレートを記憶した第1記憶部と、
施設内をカメラにより撮像した動画を表す動画データを取得する取得部と、
前記第1記憶部に記憶された複数のテンプレートのうちのいずれか一のテンプレートを選択する指示を受け付ける第1受付部と、
前記第1受付部により受け付けられた指示に応じて選択されるテンプレートに対応する1又は複数の特徴量を、前記取得部により取得された動画データを解析することにより抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出された1又は複数の特徴量を、前記選択されたテンプレートにおいて対応する空欄に埋めることで、出力質問文を生成する生成部と、
を備える質問文生成装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記施設は店舗であり、
前記店舗の立地、売り場面積、及び営業状況の少なくとも一つを表す店舗データを記憶する第2記憶部と、
前記出力質問文を前記大規模言語モデルへ入力することで得られた回答の適否を、前記店舗データの表す立地、売り場面積、又は営業状況に基づいて判定する判定部と、
前記判定部により不適切と判定された回答を破棄する破棄部と、
を更に備える、請求項1に記載の質問文生成装置。
【請求項3】
前記出力質問文を前記大規模言語モデルへ入力することで得られた回答の良否に関する評価データの入力を受け付ける第2受付部と、
良好な評価を示す評価データを前記第2受付部により受け付けた回答を導き出した出力質問文を記憶する第3記憶部と、
を更に備える、請求項1に記載の質問文生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、質問文生成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、大規模言語モデル(Large Language Model:以下、「LLM」と表記される場合がある)等のGenerativeAIが注目を集めている。LLMは、入力された質問文に対する回答を生成して出力する。LLMに入力される質問文はプロンプトとも称される。LLMへ入力する質問文の質によっては、有益な回答が得られないことがある。LLMから有益な回答が得られる良質な質問文を作成するには、質問対象の事物に関する各種情報を詳細に質問文に入れ込む必要があり、調査対象の分析に多大な手間を要する。また、質問文として入力できる文字数(トークン数)には上限があるため、質問文の作成者には文章を的確にまとめる能力も要求される。つまり、質問文の質は、質問文を作成する作成者のスキルに依存する。近年では、特段のスキルを要求されることなく、適切な質問文を低コストで作成することを可能にする技術が種々提案されており、その一例としては特許文献1に開示の技術が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017―27233号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
小売店等の店舗の経営改善のために、店舗内を撮像して得られる動画データから得られた顧客の属性又は行動等を分析し、陳列する商品の見直し、店舗のレイアウトの改善、又は販促方法の改善等が行われる場合がある。この場合における分析手段及び改善策の調査手段として、LLMを利用することが考えられる。しかし、LLMへ入力する質問文を、店舗内を撮像して得られる動画データから生成する技術は従来無かった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の好適な態様に係る携帯端末は、第1記憶部と、取得部と、第1受付部と、抽出部と、生成部と、を備える。第1記憶部は、施設の経営改善に関する提案を受けるために大規模言語モデルへ入力する質問文のテンプレートであって、前記施設の利用者の属性又は行動に関する特徴を表す特徴量により埋められることで質問文が完成する空欄を1又は複数有し、テンプレート毎に対応する特徴量の種類が異なる複数のテンプレートを記憶する。取得部は、施設内をカメラにより撮像した動画を表す動画データを取得する。第1受付部は、前記第1記憶部に記憶された複数のテンプレートのうちのいずれか一のテンプレートを選択する指示を受け付ける。抽出部は、前記第1受付部により受け付けられた指示に応じて選択されるテンプレートに対応する1又は複数の特徴量を、前記取得部により取得された動画データを解析することにより抽出する。生成部は、前記抽出部により抽出された1又は複数の特徴量を、前記選択されたテンプレートにおいて対応する空欄に埋めることで、出力質問文を生成する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、施設の経営改善策を検討するユーザにより選択されたテンプレート及び施設内の動画データから抽出される各種特徴量に基づいて、LLMへ入力する質問文が生成されるので、質問文作成に関するユーザの作業負荷が軽減される。また、本開示によれば、ユーザのスキルによらず、一定の品質を有する質問文が生成される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態による質問文生成装置10の構成例を示す図である。
テンプレートの一例を示す図である。
テンプレートに従って生成される質問文の一例を示す図である。
質問文生成装置10の処理装置160がプログラムPR1に従って実行する生成方法の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(A.実施形態)
図1は、本開示の一実施形態による質問文生成装置10の構成例を示す図である。質問文生成装置10は、施設の経営改善に関する提案を受けるためにLLMへ入力する質問文を、当該施設内の様子を撮像することで得られる動画データに基づいて生成する装置である。なお、LLMは既存のものが適宜利用される。本実施形態における質問文生成装置10は、パーソナルコンピュータであるが、タブレット端末又はスマートフォン等の携帯端末であってもよい。図1に示されるように、質問文生成装置10には、カメラ20が有線又は無線により接続される。
【0009】
カメラ20は、経営改善の対象となる施設(以下、対象施設)内に設置される。カメラ20は、対象施設内の様子を表す動画を撮像する。本実施形態における対象施設は、例えばコンビニエンスストア等の小売店の店舗である。本実施形態において、カメラ20により撮像される動画には、店舗内を行き来する顧客の様子、陳列棚の前に立ち止まっている顧客の様子、又は陳列された商品を手に取った顧客の様子等、店舗内における顧客の行動が写っている。カメラ20は、撮像した動画を表す動画データを質問文生成装置10へ送信する。
【0010】
図1に示されるように、質問文生成装置10は、入力装置110と、表示装置120と、通信装置130と、記憶装置150と、処理装置160と、バス190と、を含む。入力装置110、表示装置120、通信装置130、及び記憶装置150の各々と、処理装置160とは、情報を通信するためのバス190によって相互に接続される。バス190は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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