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公開番号
2025032899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138411
出願日
2023-08-28
発明の名称
ボールペン
出願人
三菱鉛筆株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B43K
24/08 20060101AFI20250305BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】筆記の際、押下されているノックボタンの振動を防止することを目的とするボールペン。
【解決手段】軸筒とリフィルとの間に介装されるノックスプリングと、後端面にカムが形成されるとともに後方へ突出する押圧棒を有する回転子と、押圧棒が内部空間に挿入されるノックボタンと、軸筒の後端近傍の内側面に形成される内周カムと、回転子の後端面に形成され内周カムと噛み合う複数の係合カムと、回転子の先端面であり、後方へ傾斜する傾斜面と、を備え、回転子がノックボタンにより押圧されて係合カムが内周カムと係合している状態で、リフィルがノックスプリングにより後方へ付勢され、傾斜面がリフィルの後端により後方へ押圧されることで回転子が軸心に対して前記傾斜面のうち最も後方に近い位置の側へ傾斜し、押圧棒がノックボタンの内周面を押圧してノックボタンを軸筒に対して固定する、ように形成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
軸筒と、
前記軸筒に収容されるとともにノック動作に伴い前記軸筒から先端が出没するリフィルと、
前記軸筒と前記リフィルとの間に介装されるとともに前記リフィルを後方へ付勢するノックスプリングと、
後端面にカムが形成されるとともに略円筒形状を呈するカム部及び前記カム部から後方へ突出するとともにより小径の棒状を呈する押圧棒を有し、前記リフィルの後端に当接する回転子と、
前記押圧棒が内部空間に挿入されて当接するとともに前記カム部の後端に当接しつつ前記軸筒の後端から一部が突出するノックボタンと、
前記軸筒の後端近傍の内側面に形成される内周カムと、
前記ノックボタンの先端面に形成されるノックカムと、
前記回転子の後端面に形成され前記ノックカムと噛み合う回転カムと、
前記回転カムの外周側に形成され前記内周カムと噛み合う複数の係合カムと、
前記回転子の先端面であり、後方へ傾斜する傾斜面と、
を備え、
前記回転子が前記ノックボタンにより押圧されて前記係合カムが前記内周カムと係合している状態で、
前記リフィルが前記ノックスプリングにより後方へ付勢され、
前記傾斜面が前記リフィルの後端により後方へ押圧されることで前記回転子が軸心に対して前記傾斜面のうち最も後方に近い位置の側へ傾斜し、
前記押圧棒が前記ノックボタンの内周面を押圧して前記ノックボタンを前記軸筒に対して固定する、ように形成されている、
ボールペン。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記複数の係合カムには、
前記内周カムと係合する位置が他よりも前方寄りであるとともに前記傾斜面のうち最も前方に近い位置の側に位置する傾斜カムと、
前記傾斜カムと軸心を挟んで対向し、前記内周カムと係合する位置が他よりも後方寄りであるとともに前記傾斜面のうち最も後方に近い位置の側に位置する支点カムと、
が設けられ、
前記傾斜カムが前記内周カムと係合することで、前記回転子が前記支点カムの方向へ傾斜する、請求項1に記載のボールペン。
【請求項3】
前記傾斜面の前記支点カムが設けられている側に、前方へ突出する前方突起が形成されている、請求項2に記載のボールペン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ノック式のボールペンに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
軸筒の後端から突出したノックボタンを押圧することで、軸筒の先端から内蔵されるリフィルの先端が出し入れされる、いわゆるノック式のボールペンについては、下記特許文献1~5に記載するような技術が開示されている。
【0003】
これらの先行技術では、ノックボタンにより押圧される回転子にカムが形成されている。ノックボタンと回転子とは回転子は、軸筒に収容されたノックスプリングによって後方へ付勢されている。そして、ノック棒の付勢力に抗してノックボタンを押下すると、回転子が前方へ移動し、この回転子のカムが軸筒の内周に形成されたカムと互いに係合する。このとき、ノックスプリングが回転子を後方へ付勢することで、この係合状態が維持される。この状態で、リフィルの先端は軸筒の先端から突出して筆記状態を保つ。
【0004】
この状態から再びノックボタンを押下すると、回転子のカムと軸筒のカムとの係合が説かれる。そして、ノックスプリングにより後方へ付勢された回転子は後方へ移動する。これに伴い、リフィルの先端は軸筒の内部に没入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-70970号公報
特開2009-34879号公報
特開2015-3443号公報
特開2016-37011号公報
特開2016-107615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ノック式ボールペンでは、ノックボタンを押下した筆記状態では、ノックボタンと回転子とは物理的には係合せず、ノックボタンがフリーになることが普通である。そのため、筆記の際の振動に連れてノックボタンも振動することがあった。本開示のボールペンは、筆記の際、押下されているノックボタンの振動を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)第一の態様
本開示の第一の態様のボールペンは、軸筒と、前記軸筒に収容されるとともにノック動作に伴い前記軸筒から先端が出没するリフィルと、前記軸筒と前記リフィルとの間に介装されるとともに前記リフィルを後方へ付勢するノックスプリングと、後端面にカムが形成されるとともに略円筒形状を呈するカム部及び前記カム部から後方へ突出するとともにより小径の棒状を呈する押圧棒を有し、前記リフィルの後端に当接する回転子と、前記押圧棒が内部空間に挿入されて当接するとともに前記カム部の後端に当接しつつ前記軸筒の後端から一部が突出するノックボタンと、前記軸筒の後端近傍の内側面に形成される内周カムと、前記ノックボタンの先端面に形成されるノックカムと、前記回転子の後端面に形成され前記ノックカムと噛み合う回転カムと、前記回転カムの外周側に形成され前記内周カムと噛み合う複数の係合カムと、前記回転子の先端面であり、後方へ傾斜する傾斜面と、を備える。
【0008】
本開示の実施態様のボールペンはさらに、前記回転子が前記ノックボタンにより押圧されて前記係合カムが前記内周カムと係合している状態で、前記リフィルが前記ノックスプリングにより後方へ付勢され、前記傾斜面が前記リフィルの後端により後方へ押圧されることで前記回転子が軸心に対して前記傾斜面のうち最も後方に近い位置の側へ傾斜し、前記押圧棒が前記ノックボタンの内周面を押圧して前記ノックボタンを前記軸筒に対して固定する、ように形成されている。
【0009】
ノックスプリングの付勢力に抗してノックボタンが押下されると、ノックボタンのノックカムが回転子の回転カムと噛み合った状態で、ノックボタンは回転子を前方へ押圧する。回転子が前方へ押圧されるのに伴い、回転子はリフィルを前方へ押圧する。そして、回転子の係合カムが軸筒の内周カムと係合することで、リフィルの先端が軸筒から突出した状態が保たれ、筆記状態となる。
【0010】
この状態で、リフィルはノックスプリングにより後方へ付勢される。そして、リフィルの後端は、回転子の傾斜面に当接し、押圧する。これにより、回転子は、軸心に対して、傾斜面のうち最も後方に近い側へ傾斜する。回転子の傾斜により、押圧棒はノックボタンの内周面を押圧して、押圧した側へノックボタンを押しつける。ノックボタンは、押圧棒と軸筒の内周面との間に挟まれることで、動きが押さえられる。これによって、筆記の際の、ノックボタンの振動が防止されることとなる。
(【0011】以降は省略されています)
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