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公開番号2024090258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206020
出願日2022-12-22
発明の名称筆記具
出願人北星鉛筆株式会社
代理人個人,個人
主分類B43K 21/22 20060101AFI20240627BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】資源を無駄にすることがなく使用することができる筆記具を提供する。
【解決手段】棒状の筆記芯50を取り付けて使用できる筆記具10であって、長手方向にスリット13が形成された筒状の軸体11と、前記軸体11の内部に摺動可能に配置されたスライド部材20と、前記軸体11の先端側に取り付けられる口金25と、を備え、前記軸体11の先端には、軸方向に形成された複数の割れ目33aによって分断されて拡開可能な保持部33が設けられ、前記保持部33に筆記芯50を挿通した状態で、前記保持部33の外周に前記口金25を取り付けて締め付けることで、前記保持部33が縮径して筆記芯50を保持可能であり、前記スライド部材20は、筆記芯50を先端方向に押し出す前方突出部21aと、前記スリット13から操作可能に突出する摘み部22aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
棒状の筆記芯を取り付けて使用できる筆記具であって、
長手方向にスリットが形成された筒状の軸体と、
前記軸体の内部に摺動可能に配置されたスライド部材と、
前記軸体の先端側に取り付けられる口金と、
を備え、
前記軸体の先端には、軸方向に形成された複数の割れ目によって分断されて拡開可能な保持部が設けられ、
前記保持部に筆記芯を挿通した状態で、前記保持部の外周に前記口金を取り付けて締め付けることで、前記保持部が縮径して筆記芯を保持可能であり、
前記スライド部材は、筆記芯を先端方向に押し出す前方突出部と、前記スリットから操作可能に突出する摘み部と、を備える、
筆記具。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記保持部は、前記口金よりも先端に突出している、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
前記前方突出部は、筆記芯よりも小径で形成されている、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項4】
前記スライド部材は、前記摘み部よりも反先端方向に突出する後方突出部を備える、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項5】
前記軸体の後端部の外周に取り付けられる筒状部材を備える、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項6】
前記軸体の後端側から前記軸体の内部に挿入される挿入突起を備える、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項7】
前記前方突出部を密着コイルバネで形成した、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項8】
前記スリットの前端および後端が閉じられることで、前記スライド部材が取り外しできないようになっている、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項9】
筆記芯は顔料のみからなる、
請求項1に記載の筆記具。
【請求項10】
筆記芯として水溶性の顔料を細長く固めた芯を使用した、
請求項9に記載の筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、筆記芯を取り付けて使用できる筆記具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な鉛筆は、木材で芯を挟んで接着して製造される。こうした鉛筆は、木材と芯を削ることで芯を露出させて使用される。
また、筆記芯を取り付けて使用できる筆記具として、シャープペンシルが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-237162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の鉛筆は、製造時に削った木材が無駄になったり、使用時に削った木材や芯が無駄になったりする問題があった。また、鉛筆が短くなると使用できなくなるため、使えない部分が残るという問題があった。
【0005】
この点、シャープペンシルであれば、木材は無駄にならないが、チャック部分から先端までの距離が必要であるため、芯を最後まで使うことはできなかった。また、色鉛筆のように芯が柔らかいものや温度や湿度によって芯が柔らかくなるものは、シャープペンシルにすることができなかった。すなわち、芯がやわらかいと、チャックでつかんだときに芯に爪が食い込んでくっついてしまい、芯が正常に繰り出されなくなったり、芯が削れた粉が目詰まりして芯が出なくなったりするおそれがあった。
そこで、本発明は、資源を無駄にすることがなく使用することができる筆記具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するため、本発明は、棒状の筆記芯を取り付けて使用できる筆記具であって、長手方向にスリットが形成された筒状の軸体と、前記軸体の内部に摺動可能に配置されたスライド部材と、前記軸体の先端側に取り付けられる口金と、を備え、前記軸体の先端には、軸方向に形成された複数の割れ目によって分断されて拡開可能な保持部が設けられ、前記保持部に筆記芯を挿通した状態で、前記保持部の外周に前記口金を取り付けて締め付けることで、前記保持部が縮径して筆記芯を保持可能であり、前記スライド部材は、筆記芯を先端方向に押し出す前方突出部と、前記スリットから操作可能に突出する摘み部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明は上記の通りであり、使用者が摘み部を操作することでスライド部材を摺動させ、筆記芯を先端方向に押し出すようになっているので、木材を削らなくても使用することができ、木材が無駄にならない。また、保持部の外周に口金を取り付けて締め付けることで、保持部が縮径して筆記芯を保持可能であるため、芯の端部だけを保持すればよく、従来の鉛筆やシャープペンシルよりも芯を最後まで使うことができる。よって、木材や筆記芯を無駄にすることなく使用することができる。
【0008】
また、本発明は、色鉛筆のように芯が柔らかいものや温度や湿度によって芯が柔らかくなるものであっても使用することができる。例えば、筆記芯として水溶性の顔料を細長く固めた芯(水彩色鉛筆の芯)を使用することもできる。水溶性の筆記芯を使用する場合、残った芯は水で溶くなどして固形水彩絵の具として使用できるので、更に無駄をなくすことができる。
【0009】
また、スライド部材を動かすことで筆記芯を好きなだけ出すことができる。すなわち、シャープペンシルのように必ず一定量の芯が出てくる構造ではないため、用途や好みによって筆記芯の突出量を容易に調節することができる。
また、筆記芯の残量に応じてスライド部材が移動するため、摘み部の位置を見れば、筆記芯の残量を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)筆記具の正面図、(b)筆記具の側面図である。
(a)軸体の正面図、(b)軸体を後端側から見た図、(c)軸体を先端側から見た図である。
(a)スライド部材の側面図、(b)操作部材の側面図、(c)密着コイルバネの側面図である。
(a)筒状部材の正面図、(b)筒状部材の底面図、(c)キャップの正面図、(d)キャップの底面図である。
後端部分の組み付け方を説明する図であって、(a)組み付け前の図、(b)組み付け後の図である。
(a)先端部材の側面図、(b)先端部材の底面図、(c)口金の側面図である。
先端部材と口金とを組み合わせた状態を説明する図である。
先端部分の組み付け方を説明する図であって、(a)先端部材を取り付ける前の図、(b)先端部材を取り付けた後の図である。
先端部材で筆記芯を保持した状態を説明する図である。
筆記芯を出す操作を説明する図であって、(a)筆記芯を出す前の図、(b)口金を緩めて筆記芯を出した図である。
先端部材で筆記芯の端部を保持した状態を説明する図である。
変形例に係るスライド部材の側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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