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公開番号
2024074013
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-30
出願番号
2022185052
出願日
2022-11-18
発明の名称
筆記具
出願人
ゼブラ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B43K
29/08 20060101AFI20240523BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】筆記具内のスペースを効率的に活用すると共に、耐久性の高いスイッチを備える筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具1は、軸筒17と、軸筒17内に配置される配線基板22と、配線基板22の主面22a上に設置され、配線基板22における通電のON/OFFを切り替える押釦24aを有するスイッチ24と、スイッチ24の押釦24aを軸筒17の外側から内側に向かう方向に押し込む構成である周壁33(スイッチ操作部)を有するスイッチカバー30と、を備える。スイッチ24は、押釦24aのON/OFF切り替えのための押し込み方向が配線基板22の主面22aに沿った方向となるように、配線基板22に取り付けられる。スイッチカバー30は、周壁33がスイッチ24を押し込む際に、筆記具1の一部に当接し、スイッチカバー30の押し込み方向の移動を規制する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
前端及び後端を有する軸筒と、
前記軸筒内に配置される配線基板と、
前記配線基板の主面上に設置され、前記配線基板における通電のON/OFFを切り替える押釦を有するスイッチと、
前記スイッチの前記押釦を前記軸筒の外側から内側に向かう方向に押し込む構成であるスイッチ操作部を有するスイッチカバーと、を備えた筆記具であって、
前記スイッチは、前記押釦のON/OFF切り替えのための押し込み方向が前記配線基板の前記主面に沿った方向となるように、前記配線基板に取り付けられ、
前記スイッチカバーは、前記スイッチ操作部が前記スイッチを押し込む際に、前記筆記具の一部に当接し、前記スイッチカバーの前記押し込み方向の移動を規制するように構成されている、筆記具。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記スイッチカバーは、前記スイッチ操作部が前記スイッチを押し込む際に、前記軸筒及び前記配線基板の少なくとも一方に当接し、前記スイッチカバーの前記押し込み方向の移動を規制するように構成されている、請求項1に記載の筆記具。
【請求項3】
前記スイッチは、前記主面に交差する前記配線基板の端面と前記押し込み方向とが交差するように前記主面に設けられ、
前記スイッチ操作部が前記スイッチを押し込む際に、前記スイッチ操作部が前記端面と当接し、前記スイッチカバーの前記押し込み方向の移動を規制する、請求項2に記載の筆記具。
【請求項4】
前記スイッチカバーは、操作面と、前記操作面の内面と交差する方向に前記内面から前記軸筒の内側に向かって延在する周壁と、を有し、
前記スイッチ操作部は、前記周壁から構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の筆記具。
【請求項5】
前記周壁は、互いに対向する第1先端部及び第2先端部を有し、
前記スイッチカバーは、前記第1先端部が前記スイッチの前記押釦に当接し且つ前記第2先端部が前記配線基板の端面に当接するように、前記軸筒に取り付けられている、請求項4に記載の筆記具。
【請求項6】
前記配線基板の前記端面に取り付けられ、前記スイッチカバーを前記押し込み方向に沿って前記軸筒の内側から外側に向けて付勢する弾性部材を更に備え、
前記スイッチカバーは、前記周壁の外側であって前記内面から前記軸筒の内側に向かって延在する側壁を有し、前記側壁には突起が設けられており、
前記弾性部材が前記スイッチカバーを付勢する際に、前記突起が前記軸筒と当接して前記スイッチカバーの前記軸筒の外側への移動が規制される、請求項5に記載の筆記具。
【請求項7】
前記スイッチカバーは、操作面と、前記操作面の内面と交差する方向に前記内面から前記軸筒の内側に向かって延在する周壁と、前記周壁の外側であって前記内面から前記軸筒の内側に向かって延在する側壁と、を有し、
前記スイッチ操作部は、前記周壁から構成され、
前記スイッチカバーの一部には突起が設けられており、
前記スイッチ操作部が前記スイッチを押し込む際に、前記突起が前記軸筒と当接し、前記スイッチカバーの前記押し込み方向の移動を規制する、請求項1に記載の筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、筆記の際の筆圧を検出可能な筆記具が開示されている。この筆記具は、筆記具による筆記の際にペン先に加わる筆圧を検出する検出ユニットと、検出ユニットに電気的に接続された基板と、基板に設けられ検出ユニットの電源のON/OFFを操作するスライドスイッチとを有している。この筆記具では、外部からスライドスイッチを操作し、検出ユニットの電源をONとした状態で筆記を行うことで、筆記の際の筆圧を検出する。特許文献2には、電源スイッチを備えたホットスタンピング用のペンが開示されている。このペンでは、押し込み方向が回路基板に対して垂直となるように電源スイッチが回路基板に取り付けられている。特許文献3には、筆記動作とカウント動作とを同時に行うカウンター付筆記具であって、カウントをリセットするスイッチを備えた筆記具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-049681号公報
実用新案登録第3034704号公報
特開平9-24696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の筆記具では、軸筒の長手方向に沿ってスライドスイッチのON/OFFを切り替えることにより、検出センサ等の電子部品を制御している。一方、軸筒の外から内に向かって押し込むことでON/OFFを切り替える押し込みスイッチ(プッシュスイッチ)を用いた同様の筆記具も望まれている。この場合、特許文献2に記載のように、押し込み方向(操作方向)を基板に対して垂直にする、即ちスイッチへの押し込み力を基板が全て受けるようにスイッチを設置することが考えられる。しかし、この構成では筆記具内の狭いスペースを有効に活用することが難しい。そこで、スイッチの押し込み方向が基板の主面に沿うようにスイッチを基板に取り付けることが考えられる。これにより、基板の上方に有効なスペースを確保しやすくなる。しかしながら、筆記具内に設置できるスイッチは小型のものであり、その分、基板への設置面積も小さくなる。このため、このような取付け構成をそのまま適用すると、基板の側方からの押し込みによって押し込みスイッチが基板から外れたり、スイッチ自体が破損したりするおそれがある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決するために為されたものであり、筆記具内のスペースを効率的に活用すると共に、耐久性の高いスイッチを備える筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明は、一側面として、筆記具に関する。この筆記具は、前端及び後端を有する軸筒と、軸筒内に配置される配線基板と、配線基板の主面上に設置され、配線基板における通電のON/OFFを切り替える押釦を有するスイッチと、スイッチの押釦を軸筒の外側から内側に向かう方向に押し込む構成であるスイッチ操作部を有するスイッチカバーと、を備える。この筆記具では、スイッチは、押釦のON/OFF切り替えのための押し込み方向が配線基板の主面に沿った方向となるように、配線基板に取り付けられ、スイッチカバーは、スイッチ操作部がスイッチを押し込む際に、筆記具の一部に当接し、スイッチカバーの押し込み方向の移動を規制するように構成されている。
【0007】
この筆記具では、スイッチは、スイッチの押釦の押し込み方向が配線基板の主面に沿った方向となるように、配線基板に取り付けられている。この場合、押釦を押し込むスイッチカバーを配線基板の主面に沿った方向に取り付けることができる。すなわち、スイッチカバーを配線基板の上方に取り付けなくて済む。よって、配線基板の上方のスペースは空き、筆記具内のスペースを効率的に活用できる。しかも、この筆記具では、スイッチ操作部がスイッチを押し込む際に、スイッチカバーが筆記具の一部と当接し、スイッチカバーの押し込み方向の移動が規制される。この場合、スイッチ操作部がスイッチを過度に押し込むことを防ぐことができる。よって、スイッチが配線基板から外れる又は破損することを防ぐことができ、スイッチの耐久性を高くすることができる。以上より、この筆記具によれば、筆記具内のスペースを効率的に活用すると共に、スイッチの耐久性を高くすることができる。
【0008】
[2]上記[1]の筆記具では、スイッチカバーは、スイッチ操作部がスイッチを押し込む際に、軸筒及び配線基板の少なくとも一方に当接し、スイッチカバーの押し込み方向の移動を規制するように構成されていてもよい。この場合、スイッチ操作部がスイッチを押し込む際に、スイッチカバーが軸筒及び配線基板の少なくとも一方と当接し、スイッチカバーの押し込み方向の移動が規制される。よって、スイッチ操作部がスイッチを過度に押し込むことを防ぐことができる。
【0009】
[3]上記[1]又は[2]の筆記具では、スイッチは、主面に交差する配線基板の端面と押し込み方向とが交差するように主面に設けられ、スイッチ操作部がスイッチを押し込む際に、スイッチ操作部が端面と当接し、スイッチカバーの押し込み方向の移動を規制してもよい。この場合、端面と押し込み方向とが交差しているため、スイッチを押し込む際に、スイッチ操作部を端面と当接させることができる。よって、スイッチカバーの押し込み方向の移動が規制される。
【0010】
[4]上記[1]から[3]のいずれかの筆記具では、スチッチカバーは、操作面と、操作面の内面と交差する方向に内面から軸筒の内側に向かって延在する周壁と、を有し、スイッチ操作部は、周壁から構成されてもよい。この場合、スイッチカバーを押し込んで周壁と押釦とが当接した際に、押釦から周壁に働く力を内面がすべて受けるようにすることができる。よって、スイッチ(押釦)に押し込み力を確実に働かせることができ、確実にスイッチを押し込むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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