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公開番号
2025032662
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138075
出願日
2023-08-28
発明の名称
ゴム組成物、及び、タイヤ
出願人
横浜ゴム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
21/00 20060101AFI20250305BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】加硫後に優れた剛性及び破断伸びを示す、ゴム組成物、及び、上記ゴム組成物を用いて製造されたタイヤを提供する。
【解決手段】ジエン系ゴム100質量部と、重量平均分子量が3,000~100,000であるオリゴマー1~60質量部と、を含有し、上記オリゴマーが、ウレタン結合及びチオウレタン結合からなる群より選択される少なくとも1種の結合と、2個以上の硫黄原子が連結したスルフィド結合と、を含む、ゴム組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ジエン系ゴム100質量部と、重量平均分子量が3,000~100,000であるオリゴマー1~60質量部と、を含有し、
前記オリゴマーが、ウレタン結合及びチオウレタン結合からなる群より選択される少なくとも1種の結合と、2個以上の硫黄原子が連結したスルフィド結合と、を含む、ゴム組成物。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記オリゴマーの軟化点が、150℃以下である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記オリゴマーの重量平均分子量が、3,000~50,000である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記オリゴマーが、チオウレタン結合を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項5】
前記オリゴマーが、チオウレタン結合及びウレタン結合を含み、前記ウレタン結合に対する前記チオウレタン結合のモル比が0.01~0.5である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項6】
前記オリゴマーが、下記式(I)で表される部分構造を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
*-(C
2
H
4
-O-CH
2
-O-C
2
H
4
-S-S)
n
-C
2
H
4
-O-CH
2
-O-C
2
H
4
-* ・・・(I)
前記式(I)中、nは、繰り返し単位の数を表し、*は、他の基との結合位置を表す。
【請求項7】
前記オリゴマーが、下記式(II)で表される部分構造を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
*-NH-C(O)-O-R-O-C(O)-NH-* ・・・(II)
前記式(II)中、Rは、炭素数2~10の炭化水素基を表し、*は、他の基との結合位置を表す。
【請求項8】
さらに、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群より選択される少なくとも1種の充填剤1~100質量部を含有する、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項9】
さらに、白色充填剤としてシリカ30~100質量部を含有する、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載のゴム組成物を用いて製造された、タイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物、及び、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、タイヤ等に使用されるゴム組成物として、ジエン系ゴムを含有するゴム組成物が知られている。
例えば、特許文献1には、ジエン系ゴムと、ウレタンジエンポリマーとを含むゴム組成物が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-280380号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
昨今、タイヤ(特にトレッド)に使用されるゴム組成物について、安全性等の観点から、加硫後の剛性及び破断伸びのさらなる向上が求められている。
このようななか、本発明者が特許文献1に記載を参考にしてジエン系ゴムとウレタンポリマーを含むゴム組成物について検討したところ、ウレタンポリマーの種類によっては、剛性及び破断伸びの少なくとも一つの性能について、昨今要求されている水準を満たさない場合があることを見出した。
【0005】
そこで、本発明は、上記実情を鑑みて、加硫後に優れた剛性及び破断伸びを示す、ゴム組成物、及び、上記ゴム組成物を用いて製造されたタイヤを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、ウレタン結合及びチオウレタン結合からなる群より選択される少なくとも1種の結合と、2個以上の硫黄原子が連結したスルフィド結合と、を含む特定のオリゴマーを配合することで上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者は、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
【0007】
[1]
ジエン系ゴム100質量部と、重量平均分子量が3,000~100,000であるオリゴマー1~60質量部と、を含有し、
上記オリゴマーが、ウレタン結合及びチオウレタン結合からなる群より選択される少なくとも1種の結合と、2個以上の硫黄原子が連結したスルフィド結合と、を含む、ゴム組成物。
[2]
上記オリゴマーの軟化点が、150℃以下である、[1]に記載のゴム組成物。
[3]
上記オリゴマーの重量平均分子量が、3,000~50,000である、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4]
上記オリゴマーが、チオウレタン結合を含む、[1]~[3]のいずれかに記載のゴム組成物。
[5]
上記オリゴマーが、チオウレタン結合及びウレタン結合を含み、上記ウレタン結合に対する上記チオウレタン結合のモル比が0.01~0.5である、[1]~[4]のいずれかに記載のゴム組成物。
[6]
上記オリゴマーが、下記式(I)で表される部分構造を含む、[1]~[5]のいずれかに記載のゴム組成物。
*-(C
2
H
4
-O-CH
2
-O-C
2
H
4
-S-S)
n
-C
2
H
4
-O-CH
2
-O-C
2
H
4
-* ・・・(I)
上記式(I)中、nは、繰り返し単位の数を表し、*は、他の基との結合位置を表す。
[7]
上記オリゴマーが、下記式(II)で表される部分構造を含む、[1]~[6]のいずれかに記載のゴム組成物。
*-NH-C(O)-O-R-O-C(O)-NH-* ・・・(II)
上記式(II)中、Rは、炭素数2~10の炭化水素基を表し、*は、他の基との結合位置を表す。
[8]
さらに、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群より選択される少なくとも1種の充填剤1~100質量部を含有する、[1]~[7]のいずれかに記載のゴム組成物。
[9]
さらに、白色充填剤としてシリカ30~100質量部を含有する、[1]~[8]のいずれかに記載のゴム組成物。
[10]
[1]~[9]のいずれかに記載のゴム組成物を用いて製造された、タイヤ。
【発明の効果】
【0008】
以下に示すように、本発明によれば、加硫後に優れた剛性及び破断伸びを示す、ゴム組成物、及び、上記ゴム組成物を用いて製造されたタイヤを提供することを課題とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のタイヤの実施態様の一例を表す部分断面概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明のゴム組成物、及び、本発明のタイヤについて説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
また、加硫後の剛性を単に「剛性」とも言い、加硫後の破断強度を単に「破断強度」とも言い、加硫後の破断伸びを単に「破断伸び」とも言い、タイヤにしたときの低燃費性能を単に「低燃費性能」とも言う。
また、剛性が優れること(100%モジュラスが大きいこと)、破断伸びが優れる(破断伸びが大きい)こと、をまとめて「本発明の効果が優れる」とも言う。
(【0011】以降は省略されています)
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