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公開番号2025032265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-11
出願番号2024215423,2023125405
出願日2024-12-10,2011-04-08
発明の名称芳香族アミン誘導体
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類C07D 307/91 20060101AFI20250304BHJP(有機化学)
要約【課題】有機EL用発光材料として良好な、新規芳香族アミン誘導体を提供することを課題とする。
【解決手段】下記一般式(G1)で表される新規芳香族アミン誘導体を提供する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025032265000136.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">98</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">167</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、Aは、酸素または硫黄を表し、R1~R7は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~6のアルキル基、置換若しくは無置換のフェニル基、さらに、置換若しくは無置換のビフェニル基のいずれかを表す。)
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
式(G1)で表される芳香族アミン誘導体。
JPEG
2025032265000132.jpg
98
167
(式中、Aは、酸素または硫黄を表し、R

~R

は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~6のアルキル基、置換若しくは無置換のフェニル基、または、置換若しくは無置換のビフェニル基のいずれかを表す。R

~R

のいずれか一は、炭素数1~6のアルキル基を表す。α

およびα

は、それぞれ独立に、置換または無置換のフェニレン基を表す。Ar

は、置換または無置換のピレン、置換または無置換のアントラセン、置換または無置換のクリセン、置換または無置換のテトラセンのいずれかを表す。Ar

は、環を形成する炭素数6~13の、置換または無置換のアリール基を表す。jは、0または1であり、nは、0または1であり、pは、1または2である。)
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1において、
式(G1)中のAr

は、下記式(Ar1-1)または(Ar1-2)で表されるいずれか一である芳香族アミン誘導体。
JPEG
2025032265000133.jpg
49
167
(式(Ar1-1)および(Ar1-2)中、R

~R
10
は、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~6のアルキル基、置換若しくは無置換のフェニル基、または、置換若しくは無置換のビフェニル基のいずれかを表す。ただし、(Ar1-1)の場合、式(G1)中のpは1であり、(Ar1-2)の場合、pは2である。)
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
Ar

は、下記式(Ar2-1)~(Ar2-6)で表されるいずれか一である芳香族アミン誘導体。
JPEG
2025032265000134.jpg
95
167
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一において、


~R
10
は、それぞれ独立に、下記式(R-1)~(R-6)、(R-8)、(R-9)で表されるいずれか一である芳香族アミン誘導体。
JPEG
2025032265000135.jpg
88
167

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電圧を印加することにより発光が得られ、少なくとも発光素子の一部に適用可
能な新規有機化合物に関する。また当該有機化合物を用いた発光素子、発光装置、電子機
器、および照明装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence:EL)
を利用した発光素子の研究開発が盛んに行われている。これらの発光素子の基本的な構成
は、一対の電極間に発光性の物質を含む層を挟んだ素子である。該素子に電圧を印加する
ことにより、発光性の物質からの発光を得ることができる。
【0003】
このような発光素子は自発光型であるため、液晶ディスプレイに比べ画素の視認性が高く
、バックライトが不要であり、発光素子の応答速度が非常に速いこと等が利点として挙げ
られる。このため、フラットパネルディスプレイ素子として好適であるとされている。ま
た、このような発光素子は、薄型軽量に作製できることも大きな利点である。
【0004】
そして、これらの発光素子は膜状に形成できるため、面状の発光を容易に得ることができ
る。よって、面状の発光を利用した大面積の素子を形成することができる。このことは、
白熱電球やLEDに代表される点光源、あるいは蛍光灯に代表される線光源では得難い特
色であるため、照明等に応用できる面光源としての利用価値も高い。
【0005】
そのエレクトロルミネッセンスを利用した発光素子は、発光性の物質が有機化合物である
か無機化合物であるかによって大別することができるが、発光性の物質に有機化合物を用
いる有機ELの場合、発光素子に電圧を印加することにより、一対の電極の一方から電子
が、また他方からホール(正孔)がそれぞれ発光性の有機化合物を含む層に注入され、電
流が流れる。そして、発光性の有機化合物中で電子、およびホールが再結合することによ
り、発光性の有機化合物は励起状態を形成し、その励起状態から基底状態に戻る際の緩和
エネルギーとして発光する。
【0006】
このようなメカニズムから、上述の発光素子は電流励起型の発光素子と呼ばれる。なお、
有機化合物が形成する励起状態の種類としては、一重項励起状態と三重項励起状態が可能
であり、一重項励起状態からの発光が蛍光、三重項励起状態からの発光がリン光と呼ばれ
ている。
【0007】
また、電子と正孔(ホール)の再結合による励起とその緩和に伴う発光の他に、電流励起
された有機化合物の励起エネルギーが他の有機化合物に移動することで、その有機化合物
が励起され、緩和する際に発光するという方法もある。この方法は、発光させたい有機化
合物分子が高濃度である場合、例えばスタッキング相互作用を起こし発光効率が悪くなっ
てしまう場合(濃度消光)に有効な手段である。
【0008】
具体的には、この方法では、有機ELにおいて、発光材料を発光層中に分散(ドープ)さ
せる。発光させたい有機化合物分子をホスト材料にドープして、スタッキング相互作用を
抑制することで、発光素子を高効率化させることができる。該発光素子において、電流に
よって励起したホスト材料からドーパント材料へ励起エネルギーが移動することでドーパ
ント材料が発光する。なお、物質Aを他の物質Bからなるマトリクス中に分散する場合、
マトリクスを構成する物質Bをホスト材料と呼び、マトリクス中に分散される物質Aをド
ーパント材料(ゲスト材料とも言う。)と呼ぶものとする。
【0009】
また、発光材料が発する光は、その物質固有の光であり、良好な色の発光を呈する材料を
開発することはそれだけで困難である。加えて、長寿命や低消費電力などその他の重要な
特性を満たす発光素子を得ることは、非常に困難である。これは寿命や消費電力など、発
光素子の重要な性能は、発光を呈する物質のみに依存する訳ではなく、素子構造、そして
、発光物質とホスト材料との相性なども大きく影響しているためである。
【0010】
特に、青色発光素子は他の色の発光素子に比べ寿命が短く、長い寿命と良好な色純度を両
立しうる材料の開発が望まれている。例えば、有機ELを表示素子等として用いたフラッ
トパネルディスプレイなどを商品化するには、青色発光素子の長寿命化と色純度の向上は
重要な課題であり、さらなる改良が求められている。それゆえ、様々な分子構造を有する
発光素子材料が提案されている。(例えば特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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