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公開番号
2025032028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024232945,2022504866
出願日
2024-12-27,2020-03-05
発明の名称
文書作成プログラム及び情報処理装置
出願人
株式会社LegalOn Technologies
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06F
40/279 20200101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約
【課題】文書中に不足する情報が存在する場合に、不足する情報を挿入すべき情報を提示する文書作成プログラム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】文書作成サーバ装置1は、文書情報111を条文単位で分割する契約書分割手段100と、文書情報111の内容に基づき用意された雛形条文情報112に基づいて文書情報111に不足している条文を特定する契約書検査手段101と、不足している条文と、文書情報111に含まれる条文との関係において挿入する基準となる条文を定めた第1の挿入先情報113を参照して、挿入する基準となる条文を特定し、当該基準となる条文と前記不足している条文との関係に応じて相対的な挿入位置を定めた第2の挿入先情報113を参照して、相対的な挿入位置を決定する挿入先決定手段102と、決定した基準となる条文及び相対的な挿入位置を表示する表示制御手段104とを有する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータを、
文書情報を予め定めた単位で分割する分割手段と、
前記文書情報の前記単位に、当該文書情報の内容に基づき選択された雛形に基づいて前記文書情報に不足している単位を特定する検査手段と、
前記不足している単位と、前記文書情報に含まれる単位との関係において挿入する基準となる単位を定めた第1の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する基準となる単位を特定し、当該基準となる単位と前記不足している単位との関係に応じて相対的な挿入位置を定めた第2の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する相対的な挿入位置を決定する挿入先決定手段と、
前記挿入先決定手段が決定した前記基準となる単位及び前記相対的な挿入位置を表示する表示制御手段として機能させるための文書作成プログラム。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記第1の挿入先情報は、前記文書情報に含まれる単位との関係において挿入する基準となる単位の挿入の順位を定めた情報であり、
前記挿入先決定手段は、当該第1の挿入先情報を参照し、当該順位に応じて前記不足している単位を挿入する基準となる単位を特定する請求項1に記載の文書作成プログラム。
【請求項3】
前記挿入先決定手段は、前記第1の挿入先情報を参照し、前記挿入の順位に基づいて前記挿入する基準となる単位を複数特定し、当該複数の挿入する基準となる単位のそれぞれによって定まる相対的な挿入位置を決定し、
前記表示制御手段は、当該複数の基準となる単位及び当該複数の相対的な挿入位置の組み合わせを表示する請求項2に記載の文書作成プログラム。
【請求項4】
前記表示制御手段が表示した前記基準となる単位及び前記相対的な挿入位置の選択を受け付け、選択された当該基準となる単位及び当該相対的な挿入位置に前記不足している単位を挿入する挿入手段としてさらに機能させる請求項1~3のいずれか1項に記載の文書作成プログラム。
【請求項5】
文書情報を予め定めた単位で分割する分割手段と、
前記文書情報の前記単位に、当該文書情報の内容に基づき選択された雛形に基づいて前記文書情報に不足している単位を特定する検査手段と、
前記不足している単位と、前記文書情報に含まれる単位との関係において挿入する基準となる単位を定めた第1の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する基準となる単位を特定し、当該基準となる単位と前記不足している単位との関係に応じて相対的な挿入位置を定めた第2の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する相対的な挿入位置を決定する挿入先決定手段と、
前記挿入先決定手段が決定した前記基準となる単位及び前記相対的な挿入位置を表示する表示制御手段とを有する情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書作成プログラム及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、契約書の記述内容を検査する情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された情報処理装置は、複数の条項それぞれのモデルデータを記憶し、検査対象として受け付けた契約書から条項に相当する箇所を判別して、条項毎に対応するモデルデータと契約書の条項毎の文章との差分に基づいて注意箇所を抽出して、注意箇所を出力するとともに、契約書に含まれていない条項を特定して、特定した条項の雛形を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019‐212115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記した特許文献1に開示された情報処理装置によると、契約書に含まれていない条項を特定して、特定した条項の雛形を出力するものの、特定した条項を検査対象である契約書のいずれの箇所に挿入すべきか示していない、という問題がある。
【0006】
本発明の目的は、文書中に不足する情報が存在する場合に、不足する情報を挿入すべき情報を提示する文書作成プログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の文書作成プログラム及び情報処理装置を提供する。
【0008】
[1]コンピュータを、
文書情報を予め定めた単位で分割する分割手段と、
前記文書情報の前記単位に、当該文書情報の内容に基づき選択された雛形に基づいて前記文書情報に不足している単位を特定する検査手段と、
前記不足している単位と、前記文書情報に含まれる単位との関係において挿入する基準となる単位を定めた第1の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する基準となる単位を特定し、当該基準となる単位と前記不足している単位との関係に応じて相対的な挿入位置を定めた第2の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する相対的な挿入位置を決定する挿入先決定手段と、
前記挿入先決定手段が決定した前記基準となる単位及び前記相対的な挿入位置を表示する表示制御手段として機能させるための文書作成プログラム。
[2]前記第1の挿入先情報は、前記文書情報に含まれる単位との関係において挿入する基準となる単位の挿入の順位を定めた情報であり、
前記挿入先決定手段は、当該第1の挿入先情報を参照し、当該順位に応じて前記不足している単位を挿入する基準となる単位を特定する前記[1]に記載の文書作成プログラム。
[3]前記挿入先決定手段は、前記第1の挿入先情報を参照し、前記挿入の順位に基づいて前記挿入する基準となる単位を複数特定し、当該複数の挿入する基準となる単位のそれぞれによって定まる相対的な挿入位置を決定し、
前記表示制御手段は、当該複数の基準となる単位及び当該複数の相対的な挿入位置の組み合わせを表示する前記[2]に記載の文書作成プログラム。
[4]前記表示制御手段が表示した前記基準となる単位及び前記相対的な挿入位置の選択を受け付け、選択された当該基準となる単位及び当該相対的な挿入位置に前記不足している単位を挿入する挿入手段としてさらに機能させる前記[1]~[3]のいずれかに記載の文書作成プログラム。
[5]文書情報を予め定めた単位で分割する分割手段と、
前記文書情報の前記単位に、当該文書情報の内容に基づき選択された雛形に基づいて前記文書情報に不足している単位を特定する検査手段と、
前記不足している単位と、前記文書情報に含まれる単位との関係において挿入する基準となる単位を定めた第1の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する基準となる単位を特定し、当該基準となる単位と前記不足している単位との関係に応じて相対的な挿入位置を定めた第2の挿入先情報を参照して、前記不足している単位を挿入する相対的な挿入位置を決定する挿入先決定手段と、
前記挿入先決定手段が決定した前記基準となる単位及び前記相対的な挿入位置を表示する表示制御手段とを有する情報処理装置。
【発明の効果】
【0009】
請求項1、5に係る発明によれば、文書中に不足する情報が存在する場合に、不足する情報を挿入すべき情報を提示することができる。
請求項2に係る発明によれば、第1の挿入先情報を参照し、当該順位に応じて不足している単位を挿入する基準となる単位を特定することができる。
請求項3に係る発明によれば、第1の挿入先情報を参照し、挿入の順位に基づいて前記挿入する基準となる単位を複数特定し、当該複数の挿入する基準となる単位のそれぞれによって定まる相対的な挿入位置を決定し、当該複数の基準となる単位及び当該複数の相対的な挿入位置の組み合わせを表示することができる。
請求項4に係る発明によれば、表示した基準となる単位及び相対的な挿入位置の選択を受け付け、選択された当該基準となる単位及び当該相対的な挿入位置に不足している単位を挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態に係る文書作成システムの構成の一例を示す概略図である。
図2は、実施の形態に係る文書作成サーバ装置の構成例を示すブロック図である。
図3は、文書情報の構成例を示す概略図である。
図4は、文書情報の検査動作の一例を説明するための概略図である。
図5は、検査動作の検査結果としての欠落条項を示す概略図である。
図6は、挿入先情報の構成の一例を示す概略図である。
図7は、挿入先情報の構成の一例を示す概略図である。
図8は、挿入動作を説明するための概略図である。
図9は、文書作成サーバ装置の検査動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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