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公開番号2025019825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123663
出願日2023-07-28
発明の名称行動体存在推定システム
出願人株式会社アジラ
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250131BHJP(計算;計数)
要約【課題】 シート状体を纏った行動体の存在を推定可能な行動体存在推定システムを提供する。
【解決手段】 行動体存在推定システム1は、柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体S1を纏ったサンプル行動体Y1が映ったサンプル画像X1におけるシート状体S1の形状に表れるサンプル行動体Y1の複数の着目部位の特徴量及び位置関係を記憶した記憶部31と、対象画像X2を取得する学習側取得部21と、対象画像X2内の複数の特徴量を検出する学習側検出部23と、記検出された複数の特徴量の中に複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれる場合に、対象画像X2内に柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体S2を纏った対象行動体Y2が存在すると推定する推定部34と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における前記シート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の複数の着目部位の特徴量及び位置関係を記憶した記憶部と、
対象画像を取得する推定側取得部と、
前記対象画像内の複数の特徴量を検出する推定側検出部と、
前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれる場合に、前記対象画像内に柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏った対象行動体が存在すると推定する推定部と、
を備えたことを特徴とする行動体存在推定システム。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記推定側取得部は、時系列の複数の対象画像を取得し、
前記推定側検出部は、更に、前記時系列の複数の対象画像に映った対象行動体の所定の部位を連続的又は断続的に検出し、
前記推定部は、前記検出されていた前記所定の部位が検出されず、かつ、前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれる場合に、前記対象映像内に柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏った前記対象行動体が存在すると推定することを特徴とする請求項1に記載の行動体存在推定システム。
【請求項3】
前記記憶部は、横臥した状態で前記シート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の腰部及び臀部の少なくとも一方特徴量を更に記憶しており、
前記推定側検出部は、更に、前記対象画像に映ったベッドの端部の位置を検出可能であり、
前記推定側推定部は、前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するもの、及び、前記腰部及び臀部の少なくとも一方の特徴量に相当するものが含まれ、かつ、前記腰部及び臀部の少なくとも一方の特徴量に相当するものが前記ベッドの端部に対して設定された範囲内に位置する場合に、前記対象行動体が前記ベッドから落下の危険性があると推定することを特徴とする請求項1に記載の行動体存在推定システム。
【請求項4】
前記記憶部は、横臥した状態で前記シート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における前記シート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の腰部及び臀部の少なくとも一方の特徴量を更に記憶しており、
前記推定側取得部は、時系列の複数の対象画像を取得し、
前記推定側検出部は、更に、前記対象画像に映ったベッドの端部の位置を更に検出可能であり、
前記推定部は、前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するもの、及び、前記腰部及び臀部の少なくとも一方の特徴量に相当するものが含まれ、かつ、前記腰部及び臀部の少なくとも一方の特徴量に相当するものがベッドの外側へ向けて徐々に移動している場合に、前記対象行動体が前記ベッドから落下の危険性があると推定することを特徴とする請求項1に記載の行動体存在推定システム。
【請求項5】
前記記憶部は、横臥した状態で前記シート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における前記シート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の複数の着目部位の特徴量及び位置関係を更に記憶しており、
前記推定側検出部は、更に、前記対象画像に映った対象行動体の顔の向きを検出可能であり、
前記推定部は、前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれ、かつ、前記検出された顔の向きと、垂直下方と、のなす角度が所定以下の場合に、前記対象行動体に窒息の危険性があると推定することを特徴とする請求項1に記載の行動体存在推定システム。
【請求項6】
前記記憶部は、横臥した状態で前記シート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の頭部の特徴量を更に記憶しており、
前記推定側検出部は、前記サンプル行動体の頭部の特徴量を参照して、前記対象画像に映った対象行動体の顔の向きを検出可能であり、
前記推定部は、前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれ、かつ、前記検出された顔の向きと、垂直下方と、のなす角度が所定以下の場合に、前記対象行動体に窒息の危険性があると推定することを特徴とする請求項1に記載の行動体存在推定システム。
【請求項7】
柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における前記シート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の複数の着目部位の特徴量及び位置関係を記憶したコンピュータで実行されるプログラムであって、
対象画像を取得するステップと、
前記対象画像内の複数の特徴量を検出するステップと、
前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれる場合に、前記対象画像内に柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏った対象行動体が存在すると推定するステップと、
を備えたことを特徴とする行動体存在推定プログラム。
【請求項8】
柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における前記シート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の複数の着目部位の特徴量及び位置関係を記憶したコンピュータで実行される方法であって、
対象画像を取得するステップと、
前記対象画像内の複数の特徴量を検出するステップと、
前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれる場合に、前記対象画像内に柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏った対象行動体が存在すると推定するステップと、
を備えたことを特徴とする行動体存在推定方法。
【請求項9】
柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像を取得する学習側取得部と、
前記サンプル画像内のシート状体の形状に表れるサンプル行動体の複数の着目部位の位置情報が入力される位置情報入力部と、
前記サンプル画像内の複数の特徴量を検出する学習側検出部と、
前記検出された検出された特徴量のうち、前記位置情報が入力された部分の特徴量の位置関係を学習する学習部と、
を備えたことを特徴とする学習装置。
【請求項10】
コンピュータで実行されるプログラムであって、
柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像を取得するステップと、
前記サンプル画像内のシート状体の形状に表れるサンプル行動体の複数の着目部位の位置情報が入力されるステップと、
前記サンプル画像内の複数の特徴量を検出するステップと、
前記検出された検出された特徴量のうち、前記位置情報が入力された部分の特徴量の位置関係を学習するステップと、
を備えたことを特徴とする学習プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート状体を纏った行動体の存在を推定可能な行動体存在推定システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、行動体の複数の関節の座標及び深度の複数の時系列画像における変位に基づき、行動体の行動を推定する行動推定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6525179号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術では、関節を検出することで行動体の存在を推定しているが、例えば、毛布等のシート状体を纏っている行動体の場合、関節を検出することができないため、行動体の存在を推定することもできない。
【0005】
そこで、本発明は、シート状体を纏った行動体の存在を推定可能な行動体存在推定システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像における前記シート状体の形状に表れる前記サンプル行動体の複数の着目部位の特徴量及び位置関係を記憶した記憶部と、対象画像を取得する推定側取得部と、前記対象画像内の複数の特徴量を検出する推定側検出部と、前記検出された複数の特徴量の中に前記複数の着目部位の特徴量及び位置関係に相当するものが含まれる場合に、前記対象画像内に柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏った対象行動体が存在すると推定する推定部と、を備えたことを特徴とする行動体存在推定システムを提供している。
【0007】
また、本発明の別の観点によれば、上記行動体存在推定システムに対応する行動体存在推定プログラム及び行動体存在推定方法を提供している。
【0008】
また、本発明の別の観点によれば、柔軟性及び遮蔽性を有するシート状体を纏ったサンプル行動体が映ったサンプル画像を取得する学習側取得部と、前記サンプル画像内のシート状体の形状に表れるサンプル行動体の複数の着目部位の位置情報が入力される位置情報入力部と、前記サンプル画像内の複数の特徴量を検出する学習側検出部と、前記検出された検出された特徴量のうち、前記位置情報が入力された部分の特徴量の位置関係を学習する学習部と、を備えたことを特徴とする学習装置を提供している。
【0009】
また、本発明の別の観点によれば、上記学習装置に対応する学習プログラム及び学習方法を提供している。
【発明の効果】
【0010】
本発明の行動体存在推定システムによれば、シート状体を纏った行動体の存在を推定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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