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公開番号2024177917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096322
出願日2023-06-12
発明の名称記号識別方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G06T 7/60 20170101AFI20241217BHJP(計算;計数)
要約【課題】記号の識別精度を向上させることができる記号識別方法を提供する。
【解決手段】コンピュータが、画像データ内の線で囲まれている領域を塗りつぶす第1処理と、塗りつぶされた領域に膨張処理を施す第2処理と、当該塗りつぶされた領域の輪郭を抽出する第3処理と、当該抽出された輪郭と所定の記号の輪郭との比較の結果が、当該抽出された輪郭と当該所定の記号の輪郭が近似し、当該抽出された輪郭を構成する複数の輪郭点を直線変換することにより互いに交差する2本の直線が検出され、且つ当該抽出された輪郭で囲まれた領域面積と前記所定の記号の面積との差が所定値以下である又は当該抽出された輪郭で囲まれた領域面積の2倍が矩形の記号の面積と略同一である場合に、当該塗りつぶされた領域を前記所定の記号として識別する第4処理とを実行する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータが、
画像データ内の線で囲まれている領域を塗りつぶす第1処理と、
前記第1処理で塗りつぶされた領域に膨張処理を施す第2処理と、
前記第1処理で塗りつぶされた領域の輪郭を抽出する第3処理と、
前記第3処理によって抽出された輪郭と所定の記号の輪郭との比較の結果が、前記第3処理によって抽出された輪郭と前記所定の記号の輪郭が近似し、前記第3処理によって抽出された輪郭を構成する複数の輪郭点を直線変換することにより互いに交差する2本の直線が検出され、且つ前記第3処理によって抽出された輪郭で囲まれた領域面積と前記所定の記号の面積との面積差が所定値以下である又は前記第3処理によって抽出された輪郭で囲まれた領域面積の2倍が矩形の記号の面積と略同一である場合に、前記第1処理で塗りつぶされた領域を前記所定の記号として識別する第4処理と
を実行することを特徴とする記号識別方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記号識別方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、三角形の記号を抽出する記号抽出処理方法が知られている(例えば特許文献1参照)。また、従来より、三角形の仕上げ記号を認識し、立体モデルの表面の質感を表示する技術(例えば特許文献2参照)、図中の記号をテンプレートパターンで照合する技術(例えば特許文献3参照)、パターンマッチングにより記号を抽出する技術(例えば特許文献4参照)、及び記号の図形的構成要素を決定するために予め用意されたメニューから三角形を選択する技術(例えば特許文献5参照)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭61-109375号公報
特開平5-165923号公報
特開2004-234424号公報
特開2022-21031号公報
特開平4-51366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば、記号が他の線や文字とつながっている場合、記号を他の線や文字から分離する方法が不明であり、記号を認識するのが困難であった。
【0005】
そこで、本発明では、記号の識別精度を向上させることができる記号識別方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る記号識別方法は、コンピュータが、画像データ内の線で囲まれている領域を塗りつぶす第1処理と、前記第1処理で塗りつぶされた領域に膨張処理を施す第2処理と、前記第1処理で塗りつぶされた領域の輪郭を抽出する第3処理と、前記第3処理によって抽出された輪郭と所定の記号の輪郭との比較の結果が、前記第3処理によって抽出された輪郭と前記所定の記号の輪郭が近似し、前記第3処理によって抽出された輪郭を構成する複数の輪郭点を直線変換することにより互いに交差する2本の直線が検出され、且つ前記第3処理によって抽出された輪郭で囲まれた領域面積と前記所定の記号の面積との面積差が所定値以下である又は前記第3処理によって抽出された輪郭で囲まれた領域面積の2倍が矩形の記号の面積と略同一である場合に、前記第1処理で塗りつぶされた領域を前記所定の記号として識別する第4処理とを実行することを特徴とする。
【0007】
本発明を実行するコンピュータは、画像データを入力として、記号の識別の結果を出力する学習モデルを用いて、記号の識別の結果を取得してもよい。学習モデルは、ニューラルネットワークなどの公知の機械学習アルゴリズムを利用して生成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、記号の識別精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図2は、情報処理装置で実行される記号識別処理を示すフローチャートである。
図3(A)は図2のステップS2に対応する塗りつぶし処理の一例を示す図である。図3(B)は図2のステップS3に対応する膨張処理の一例を示す図である。図3(C)は図2のステップS4に対応する輪郭抽出処理の一例を示す図である。図3(D)は図2のステップS6に対応する直線処理の一例を示す図である。図3(E)及び図3(F)は図2のステップS7に対応する面積比較処理の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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