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公開番号2025031846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024225457,2023210818
出願日2024-12-20,2019-11-26
発明の名称表示制御方法
出願人マクセル株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H04N 21/431 20110101AFI20250228BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供する。
【解決手段】2K放送サービスと4K放送サービスが伝送される放送波を受信する放送受信装置であって、受信した放送波に含まれる制御情報に基づいて、放送波において2K放送サービスと4K放送サービスとのサイマル放送が行われているか否かを識別し、放送波に含まれる2K放送サービスと4K放送サービスについてのEPG画面を表示する場合に、2K放送サービスまたは4K放送サービスの番組情報の前記EPG画面における表示状態を変更する。識別における識別状態には、当該4K放送サービスと当該2K放送サービスとはサイマル放送のペアであると識別する第1の識別状態と、当該4K放送サービスと当該2K放送サービスとはサイマル放送のペアではないと識別する第2の状態があるように構成する。
【選択図】図13C
特許請求の範囲【請求項1】
2K放送サービスと4K放送サービスとが、ともに伝送される放送波を受信する放送受信装置における表示制御方法であって、
前記放送波を受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信した前記放送波に含まれる制御情報に基づいて、前記放送波において前記2K放送サービスと前記4K放送サービスとのサイマル放送が行われているか否かを識別する識別ステップと、
前記放送波に含まれる前記2K放送サービスと前記4K放送サービスについてのEPG画面を表示する場合に、前記識別の結果に応じて、少なくとも前記放送波に含まれる前記2K放送サービスまたは前記4K放送サービスのうちいずれか1つのサービスについての番組情報の前記EPG画面における表示状態を変更する表示制御ステップと、を備え、
前記識別ステップにおける識別状態には、
前記放送波の同一物理チャンネルにおいて、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスが伝送されており、当該4K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示しており、当該2K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示している場合に、当該4K放送サービスと当該2K放送サービスとはサイマル放送のペアであると識別する第1の識別状態と、
前記放送波の同一物理チャンネルにおいて、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスが伝送されており、当該4K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示しており、当該2K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示していない場合に、当該4K放送サービスと当該2K放送サービスとはサイマル放送のペアではないと識別する第2の状態があり、
前記表示制御ステップにおいて、番組情報の前記EPG画面における表示状態の変更を行う際には、前記2K放送サービスについての番組情報を優先して表示する、
表示制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放送送信技術または放送受信技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来のアナログ放送サービスに替わり、1990年代後半より各国でデジタル放送サービスが開始された。デジタル放送サービスは、誤り訂正技術を用いた放送品質の向上、圧縮符号化技術を用いた多チャンネル化およびHD(High Definition)化、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(Hyper Text Markup Language version5)を用いたサービスのマルチメディア化、等を実現した。
【0003】
近年では、さらなる周波数使用効率の向上、高解像度化や高機能化を目的として、各国において、高度デジタル放送方式の検討が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-14420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現行のデジタル放送はサービスを開始してから既に10年以上を経過しており、現行のデジタル放送サービスを受信可能な放送受信装置が充分に普及している。このため、現在検討を進めている高度デジタル放送サービスを開始するにあたっては、現行のデジタル放送サービスとの互換性を考慮する必要がある。即ち、現行のデジタル放送サービスの視聴環境を維持しつつ、映像信号のUHD(Ultra High Definition)化等を実現することが好ましい。
【0006】
デジタル放送サービスでUHD放送を実現する技術として特許文献1に記載のシステムがある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムは現行のデジタル放送に置き換えるものであり、現行のデジタル放送サービスの視聴環境の維持を考慮したものではない。
【0007】
本発明の目的は、現行のデジタル放送サービスとの互換性も考慮した、より高機能な高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。
【0009】
一例を挙げるならば、2K放送サービスと4K放送サービスとが、ともに伝送される放送波を受信する放送受信装置における表示制御方法であって、前記放送波を受信し、受信した前記放送波に含まれる制御情報に基づいて、前記放送波において前記2K放送サービスと前記4K放送サービスとのサイマル放送が行われているか否かを識別し、前記放送波に含まれる前記2K放送サービスと前記4K放送サービスについてのEPG画面を表示する場合に、前記識別の結果に応じて、少なくとも前記放送波に含まれる前記2K放送サービスまたは前記4K放送サービスのうちいずれか1つのサービスについての番組情報の前記EPG画面における表示状態を変更するものであり、前記識別における識別状態には、前記放送波の同一物理チャンネルにおいて、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスが伝送されており、当該4K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示しており、当該2K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示している場合に、当該4K放送サービスと当該2K放送サービスとはサイマル放送のペアであると識別する第1の識別状態と、前記放送波の同一物理チャンネルにおいて、前記4K放送サービスと前記2K放送サービスが伝送されており、当該4K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示しており、当該2K放送サービスのサービス形式識別情報がサイマル放送のためのサービスであることを示していない場合に、当該4K放送サービスと当該2K放送サービスとはサイマル放送のペアではないと識別する第2の状態があり、前記表示制御ステップにおいて、番組情報の前記EPG画面における表示状態の変更を行う際には、前記2K放送サービスについての番組情報を優先して表示するように構成すれば良い。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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