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公開番号
2025031358
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137533
出願日
2023-08-25
発明の名称
記録ヘッドおよび記録ヘッドの製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250228BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】部品点数を抑制することができ、製造工程の簡略化が可能な記録ヘッドおよび記録ヘッドの製造方法を提供する。
【解決手段】蓋部材として、収容室に液体を補充可能な供給口が設けられた第1の蓋部材と、供給口が設けられていない第2の蓋部材と、を用意する工程と、筐体に第1の蓋部材を接合することにより、供給口を介して収容室に液体を補充しながら吐出口から前記液体を吐出することが可能な第1の記録ヘッドを製造する工程と、筐体に前記第2の蓋部材を接合することにより、記録装置に対して着脱可能であって、収容室に前記液体を補充することなく吐出口からの液体を吐出することが可能な第2の記録ヘッドを製造する工程と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列を有する記録素子基板と、
液体を収容する収容室が形成された箱部と、前記収容室の液体を前記吐出口列へ供給可能な流路が形成された流路形成部と、を含む筐体と、
前記箱部の開口を覆うことにより前記収容室を区画する蓋部材と
を備える記録ヘッドの製造方法であって、
前記蓋部材として、前記収容室に前記液体を補充可能な供給口が設けられた第1の蓋部材と、前記供給口が設けられていない第2の蓋部材と、を用意する工程と、
前記筐体に前記第1の蓋部材を接合することにより、前記供給口を介して前記収容室に前記液体を補充しながら前記吐出口から前記液体を吐出することが可能な第1の記録ヘッドを製造する工程と、
前記筐体に前記第2の蓋部材を接合することにより、記録装置に対して着脱可能であって、前記収容室に前記液体を補充することなく前記吐出口からの前記液体を吐出することが可能な第2の記録ヘッドを製造する工程と、
を有することを特徴とする記録ヘッドの製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記流路は、
前記流路に発生する気泡を保持可能であって、前記吐出口から液体を吸引する吸引動作が行われた際に当該気泡を排出可能な第1エアバッファと、
前記第1エアバッファの上流に接続され、前記吸引動作が行われる際に液体が流れる方向から見て、前記第1エアバッファよりも小さな断面積を有する細流路と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項3】
前記第2の蓋部材には、大気と連通する大気連通口が形成されている請求項1または2に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項4】
前記第1エアバッファは、前記記録ヘッドが記録装置に装着された状態において、鉛直方向上方に向かうほど広い空間となるにテーパ部を有する請求項2に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項5】
前記流路は、前記細流路の上流側に接続し、前記流路に発生する気泡を保持できる第2エアバッファを更に有する請求項2に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項6】
前記第2エアバッファは、前記記録ヘッドが記録装置に装着された状態において、鉛直方向上方に向かうほど広い空間となるにテーパ部を有することを特徴とする請求項5に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項7】
前記箱部と前記流路形成部とを、それぞれ成形する工程と、
成形された前記箱部と前記流路形成部とを接合することによって前記筐体を形成する工程と、
を更に有する請求項1または2に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項8】
前記流路と前記複数の吐出口とが連続するように、前記記録素子基板を前記筐体に対して取り付ける取付け工程を更に有する請求項1または2に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項9】
前記取付け工程では、前記第1の記録ヘッドと前記第2の記録ヘッドとで、異なるサイズの発熱抵抗素子が配された前記記録素子基板を、前記筐体に対して取り付ける請求項8に記載の記録ヘッドの製造方法。
【請求項10】
液体を吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列を有する記録素子基板と、
前記液体を収容する収容室が形成された箱部と、前記収容室の液体を前記吐出口列へ供給可能な流路が形成された流路形成部と、を含む筐体と、
前記筐体の開口を覆うことにより前記収容室を区画する蓋部材と
を備える記録ヘッドであって、
前記流路は、
前記流路に発生する気泡を保持可能であって、前記吐出口から液体を吸引する吸引動作が行われた際に当該気泡を排出可能なエアバッファと、前記エアバッファの上流に接続され、前記吸引動作が行われる際に液体が流れる方向から見て、前記エアバッファよりも小さな断面積を有する細流路と、を備えることを特徴とする記録ヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録ヘッドおよび記録ヘッドの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
シリアル型のインクジェット装置に搭載される記録ヘッドは、液体を収容可能な収容室と、液体を吐出する吐出部と、収容室から吐出部へ液体を導く流路部材とを備える。このような記録ヘッドにおいては、使用に応じて流路内に気泡が発生するが、かかる気泡が吐出部に移動して画像に影響を与えないようにすることが求められる。
【0003】
特許文献1には、流路中に発生した泡を、浮力を利用してまとめて収容することが可能な比較的広い空間を流路の途中に設けた、記録装置に対して交換可能なディスポーサブルタイプの記録ヘッドが開示されている。ディスポーサブルタイプの記録ヘッドであれば、流路内に気泡の貯留部を設けることにより、収容室のインクが消費されて記録ヘッドが交換されるまでの間、発生した泡の影響が吐出動作に影響しないようにすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-183230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、記録ヘッドには、内部に保持しているインクの消費とともにチューブなどでインクを供給する連続インク供給タイプがある。連続インク供給タイプの記録ヘッドでは、吸引動作を行うことにより、吐出口から気泡を含んだインクを除去することが一般である。この場合、効率的な吸引を考慮すると、流路部材における流路幅はなるべく狭くして、吸引圧が高くなるようにすることが好ましい。
【0006】
このように、インクが消費されたタイミングで交換可能なディスポーサブルタイプと、チューブなどを介してインクを補充しながら記録動作が可能な連続インク供給タイプとでは、適切な流路の構成が異なるため、互いに流用することはできなかった。そのため、記録ヘッドの製造工程においては、ディスポーサブルタイプと連続インク供給タイプとで、製造工程を共通化することが困難であり、部品点数の増加、製造工程が煩雑化する等の課題があった。
【0007】
よって本発明は、部品点数を抑制することができ、製造工程の簡略化が可能な記録ヘッドおよび記録ヘッドの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そのため本発明の記録ヘッドの製造方法は、液体を吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列を有する記録素子基板と、液体を収容する収容室が形成された箱部と、前記収容室の液体を前記吐出口列へ供給可能な流路が形成された流路形成部と、を含む筐体と、前記箱部の開口を覆うことにより前記収容室を区画する蓋部材とを備える記録ヘッドの製造方法であって、前記蓋部材として、前記収容室に前記液体を補充可能な供給口が設けられた第1の蓋部材と、前記供給口が設けられていない第2の蓋部材と、を用意する工程と、前記筐体に前記第1の蓋部材を接合することにより、前記供給口を介して前記収容室に前記液体を補充しながら前記吐出口から前記液体を吐出することが可能な第1の記録ヘッドを製造する工程と、前記筐体に前記第2の蓋部材を接合することにより、記録装置に対して着脱可能であって、前記収容室に前記液体を補充することなく前記吐出口からの前記液体を吐出することが可能な第2の記録ヘッドを製造する工程と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、部品点数を抑制することができ、製造工程の簡略化が可能な記録ヘッドおよび記録ヘッドの製造方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
インクジェット記録装置を示した模式図である。
カートリッジを示す外観斜視図である。
カートリッジの分解斜視図である。
カートリッジのケースを示した上面図である。
図4のV-Vにおける断面図である。
流路部を示した図である。
流路となる空間を抜き出してモデル化し流路部として示した斜視図である。
流路部を示した図である。
流路部を示した図である。
流路部を示した図である。
従来のカートリッジを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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