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公開番号2025031279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137401
出願日2023-08-25
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250228BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮影画像の状態をユーザがより適切に把握出来るようにする。
【解決手段】情報処理装置は、撮影対象物体を撮影した複数の撮影画像を取得し、複数の撮影画像を複数の撮影画像それぞれの画像品質の判定結果に応じた表示態様で表示手段に表示させ、表示手段における複数の撮影画像の配置を設定する。また情報処理装置は、撮影対象物体の撮影開始位置の指定と、撮影対象物体の撮影順序の指定を受け付ける。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
撮影対象物体を撮影した複数の撮影画像を取得する取得手段と、
前記複数の撮影画像を、前記複数の撮影画像それぞれの画像品質の判定結果に応じた表示態様で表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示手段における前記複数の撮影画像の配置を設定する設定手段と、
を有し、
前記設定手段は、前記撮影対象物体の撮影開始位置の指定を受け付ける第一受付手段と、前記撮影対象物体の撮影順序の指定を受け付ける第二受付手段とを有する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記設定手段は、直交する行方向および列方向に沿って前記複数の撮影画像を２次元配置する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記表示制御手段は、前記複数の撮影画像に表示不可の不良撮影画像が含まれる場合、該不良撮影画像の代わりにダミー画像を表示する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記表示制御手段は、前記複数の撮影画像の各々にそれぞれの判定結果を示す判定結果画像を重畳表示する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記判定手段は、互いに異なる複数の判定処理を利用して画像品質の判定を行う
ことを特徴とする請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記複数の判定処理は、
撮影画像における撮影解像度に関する第１の判定処理と、
撮影画像における合焦度に関する第２の判定処理と、
撮影画像に発生しているブレの度合いに関する第３の判定処理と、
を含む
ことを特徴とする請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記判定結果画像は、前記複数の判定処理の少なくとも１つによる判定結果を示す文字列画像および／または色画像である
ことを特徴とする請求項５または６に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記複数の撮影画像は、前記撮影対象物体の部分領域を所与の移動パターンに沿って順次移動させて撮影することにより得られた撮影画像であり、
前記設定手段は、前記複数の撮影画像を撮影した際の撮影開始位置および前記所与の移動パターンに基づいて、前記複数の撮影画像を配置する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記設定手段は、直交する行方向および列方向に沿って２次元配列される前記複数の撮影画像の、前記行方向に配置される撮影画像の枚数、又は、前記列方向に配置される撮影画像の枚数の指定を受け付ける第三受付手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
前記表示部に配置して表示された前記複数の撮影画像に含まれる１つを撮影画像の選択を受け付ける第四受付手段をさらに有し、
前記表示制御手段は、前記第四受付手段により撮影画像の選択を受け付けた場合、該選択を受付けた撮影画像に対応する前記判定結果に関連する詳細情報をさらに表示する
ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、撮影画像の品質を判断する技術に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年は、インフラ構造物を撮影した撮影画像を利用した検査が行われている。撮影画像を利用した検査において、ひび割れなどの変状を検出するためには撮影画像が所定の画像品質を満たす（ピントが合っており鮮明である）必要がある。撮影画像が品質を満たしていない場合は再撮影が必要になる恐れがある。後日の再撮影が必要になる場合には多大な労力が必要となるため、最初の撮影時に速やかに撮影画像が所定の画像品質を満たしているか否か（即ち、再撮影が必要か否か）を判定する技術が求められている。特許文献１には、合焦度や周波数解析結果、撮影解像度に基づいて撮影画像が所定の画質を満たしているかを判定し、判定結果に応じて撮影画像をＯＫディレクトリとＮＧディレクトリに分類して格納することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－７５５１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述の特許文献１に開示された技術では、ＮＧディレクトリに格納された撮影画像が再撮影の必要性がある画像であることが示されるのみである。そのため、ユーザは、ＮＧと判定された撮影画像が構造物のどの部分を撮影した画像であるかを適切に把握することは困難である。
【０００５】
本開示は、このような問題に鑑みてなされたものであり、撮影画像の状態をユーザがより適切に把握出来るようにする技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述の問題点を解決するため、本開示に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、情報処理装置は、撮影対象物体を撮影した複数の撮影画像を取得する取得手段と、前記複数の撮影画像を、前記複数の撮影画像それぞれの画像品質の判定結果に応じた表示態様で表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示手段における前記複数の撮影画像の配置を設定する設定手段と、を有し、前記設定手段は、前記撮影対象物体の撮影開始位置の指定を受け付ける第一受付手段と、前記撮影対象物体の撮影順序の指定を受け付ける第二受付手段とを有する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、撮影画像の状態をユーザがより適切に把握出来るようにする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
撮像システムおよび各装置の構成を示す図である。
情報処理装置の動作を説明するフローチャートである。
構造物を撮影する際の撮影制御を説明する図である。
撮影処理（Ｓ２０１）の詳細フローチャートである。
画質判定処理（Ｓ２０５）の詳細フローチャートである。
画質判定結果のＧＵＩ画面を示す図である。
撮影順序パネルの例を示す図である。
判定パラメータを設定するＧＵＩ画面の例を示す図である。
重畳画像の他の例を示す図である。
情報処理装置の動作を説明するフローチャートである（変形例１）。
ＮＧ結果の一覧表示例を示す図である。
情報処理装置の動作を説明するフローチャートである（変形例２）。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【００１０】
（第１実施形態）
本開示に係る情報処理装置の第１実施形態として、撮影装置を制御して撮影対象物体（構造物）の撮影画像を取得する情報処理装置を例に挙げて以下に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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