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公開番号
2025031210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137278
出願日
2023-08-25
発明の名称
液体塗布装置、液体塗布装置の制御方法、及び画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
B05C
1/02 20060101AFI20250228BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】簡易な構成により、被摩耗物の位置検出及び異常位置からの復帰を可能とする構成を備える液体液塗布装置を提供する。
【解決手段】媒体に接して液体を塗布する塗布モジュールと、媒体の移動方向との交差方向に当該塗布モジュールを移動可能にする移動モジュールと、を備え、移動モジュールは、交差方向への摺動により塗布モジュールを移動可能にするモジュール摺動機構と、モジュール摺動機構と同方向に摺動するセンサフィラーと、センサフィラーを検知可能な位置に配置される複数のフィラーセンサと、を含み、センサフィラーは、二つの凸部と一つの凹部を有し、凸部の配置間隔(Da)、凹部の幅(Db)複数のフィラーセンサの配置間隔(Dc)の関係が、Da<Dc、Db<Dc、Dc<Da+Db、であり、フィラーセンサのセンサ出力の組み合わせ状態に基づいて摺動方向を制御する、液体塗布装置による。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体に接して液体を塗布する塗布モジュールと、
前記塗布モジュールに対する前記媒体の移動方向との交差方向に、当該塗布モジュールを移動可能にする移動モジュールと、を備える液体塗布装置であって、
前記移動モジュールは、
前記交差方向への摺動により前記塗布モジュールを移動可能にするモジュール摺動機構と、
前記モジュール摺動機構の摺動方向と同方向に摺動するセンサフィラーと、
前記センサフィラーを検知可能な位置に配置される複数のフィラーセンサと、
を含み、
前記センサフィラーは、前記摺動方向に沿って二つの凸部と、当該凸部の間に位置する一つの凹部と、を有し、
前記凸部の配置間隔をDaとし、
前記凹部の幅をDbとし、
前記複数のフィラーセンサである第一フィラーセンサと第二フィラーセンサの配置間隔をDcとした場合、
Da<Dc、
Db<Dc、
Dc<Da+Db、
の関係を有し、
前記第一フィラーセンサによる前記センサフィラーの検知を示す第一センサ出力と、前記第二フィラーセンサによる前記センサフィラーの検知を示す第二センサ出力との組み合わせ状態に基づいて前記摺動方向を制御する、
ことを特徴とする液体塗布装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記塗布モジュールは、多段に配置されたローラ状部材により構成され、
前記媒体に前記液体を塗布する第一ローラ状部材と、
前記媒体を前記第一ローラ状部材とで挟み、ニップ部を形成する第二ローラ状部材と、
を備え、
第一ローラ状部材は、表面がゴム材質、又は塗装加工されている、
請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項3】
第二ローラ状部材は、表面がゴム材質、又は塗装加工されている、
請求項1又は2に記載の液体塗布装置。
【請求項4】
前記移動モジュールは、第一センサ出力と第二センサ出力との組み合わせ状態に基づいて、
前記モジュール摺動機構の現状位置を検出する初期動作と、
当該初期動作において前記モジュール摺動機構の前記現状位置が異常位置であると判定した場合、当該モジュール摺動機構を正常位置に復帰させる復帰動作を制御する、
請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項5】
前記センサフィラーは、前記摺動方向に沿う一辺に2n個(nは自然数)の前記凸部を有し、
前記複数のフィラーセンサは、当該センサフィラーの数に対応するように配置される、
請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項6】
前記センサフィラーは、前記摺動方向に沿う、対向する二辺のそれぞれに2n個(nは自然数)の前記凸部を有し、
前記複数のフィラーセンサは、当該センサフィラーの数に対応するように配置される、
請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項7】
前記塗布モジュールは、前記媒体に接して前記液体を定着させるベルト状部材を備える、
請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項8】
前記塗布モジュールは、前記媒体に接して前記液体を定着させるベルト状部材を備え、当該ベルト状部材は、前記媒体を冷却させる機能を有する、
請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項9】
媒体に接して液体を塗布する塗布モジュール、前記塗布モジュールに対する前記媒体の移動方向との交差方向に、当該塗布モジュールを移動可能にする移動モジュールと、を備え、前記移動モジュールが、前記交差方向への摺動により前記塗布モジュールを移動可能にするモジュール摺動機構と、前記モジュール摺動機構の摺動方向と同方向に摺動するセンサフィラーと、前記センサフィラーを検知可能な位置に配置される複数のフィラーセンサと、を含み、前記センサフィラーは、前記摺動方向に沿って二つの凸部と、当該凸部の間に位置する一つの凹部と、を有し、前記凸部の配置間隔Daとし、前記凹部の幅をDbとし、前記複数のフィラーセンサである第一フィラーセンサと第二フィラーセンサの配置間隔をDcとした場合、Da<Dc、Db<Dc、Dc<Da+Db、の関係を有する液体塗布装置の制御方法であって、
前記第一フィラーセンサによる前記センサフィラーの検知を示す第一センサ出力と、前記第二フィラーセンサによる前記センサフィラーの検知を示す第二センサ出力との組み合わせ状態に基づいて前記摺動方向を制御する、
ことを特徴とする液体塗布装置の制御方法。
【請求項10】
媒体に接して液体を塗布する液体吐出装置と、
前記液体が塗布された前記媒体に画像を形成する画像形成装置と、
を備える画像形成システムであって、
液体吐出装置が、請求項1に記載の液体吐出装置であることを特徴とする画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体塗布装置、液体塗布装置の制御方法、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
搬送されてきた媒体に対して処理液を塗布する液体塗布装置が知られている。媒体へ処理液を塗布するための機構として、媒体に回転しながら接触位置を変更するローラ機構を用いることがある。この機構を用いた場合、媒体に接触するローラの一部分において摩耗が進み、他の部分の摩耗度合いと異なる状況になることで、媒体へ処理液を塗布するための塗布面が不均一になり、処理液の塗布を均一に保つことが阻害される。そこで、媒体と接触によるローラの部分的摩耗の進行を抑制ために、媒体に接するローラの部分を移動させながら処理液を塗布することで、ローラの耐久性を向上させる技術が知られている。
【0003】
例えば、媒体による摩耗を防止する技術として、被摩耗物を摺動させる技術が開示されている(特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている技術では、被摩耗物を摺動させるために、被摩耗物(ローラ)の位置検出と、被摩耗物が位置異常を起こした際の復帰機構を必要とすることで、構成が複雑化する、という課題がある。
【0005】
本発明は、簡易な構成により、被摩耗物の位置検出及び異常位置からの復帰を可能とする構成を備える液体液塗布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、媒体に接して液体を塗布する塗布モジュールと、前記塗布モジュールに対する前記媒体の移動方向との交差方向に、当該塗布モジュールを移動可能にする移動モジュールと、を備える液体塗布装置であって、前記移動モジュールは、前記交差方向への摺動により前記塗布モジュールを移動可能にするモジュール摺動機構と、前記モジュール摺動機構の摺動方向と同方向に摺動するセンサフィラーと、前記センサフィラーを検知可能な位置に配置される複数のフィラーセンサと、を含み、前記センサフィラーは、前記摺動方向に沿って二つの凸部と、当該凸部の間に位置する一つの凹部と、を有し、前記凸部の配置間隔をDaとし、前記凹部の幅をDbとし、前記複数のフィラーセンサである第一フィラーセンサと第二フィラーセンサの配置間隔をDcとした場合、Da<Dc、Db<Dc、Dc<Da+Db、の関係を有し、前記第一フィラーセンサによる前記センサフィラーの検知を示す第一センサ出力と、前記第二フィラーセンサによる前記センサフィラーの検知を示す第二センサ出力との組み合わせ状態に基づいて前記摺動方向を制御する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易な構成により、被摩耗物の位置検出及び異常位置からの復帰を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る画像形成システムの実施形態の例を示す構成図。
本発明に係る液体塗布装置の実施形態としての処理液塗布装置を例示する構成図。
上記処理液塗布装置の構成例を示す模式図。
上記処理液塗布装置が備える移動モジュール280の例を示す概要図。
上記処理液塗布装置が備える位置検出機構の例を示す概要図。
上記位置検出機構における現状位置の検知例を示す図。
上記処理液塗布装置が備える位置検出機構の別例を示す概要図。
上記処理液塗布装置の制御ブロックのハードウェア構成例を示す図。
上記処理液塗布装置の制御ブロックの機能構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る液体塗布装置、液体塗布装置の制御方法、及び画像形成装置システムの実施形態に関し、図面を参照しながら説明する。
【0010】
[画像形成装置の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システム1000の概略図である。図1に示すように、画像形成システム1000は、給送装置100と、処理液塗布装置200と、画像形成装置としてのプリンタ300と、媒体排出装置400と、を備える印刷システムである。給送装置100、処理液塗布装置200、プリンタ300及び媒体排出装置400の画像形成システム1000を構成する各ユニットは、それぞれモジュール化されていてもよいし、一体型であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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