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公開番号
2025031153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137178
出願日
2023-08-25
発明の名称
無線通信システム
出願人
株式会社国際電気
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04B
17/309 20150101AFI20250228BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】HF帯等を使用した無線通信システムにおいて送信周波数の受信信号品質をより適切に把握できるようにする。
【解決手段】無線機Tは、設定された送信周波数で第2の受信機に対して信号品質測定命令を送信し、無線機Rは、無線機Tから受信した信号品質測定命令に応じて、復調処理/SNR算出部21により受信信号におけるチャネル推定用の既知信号のシンボル差分に基づいて受信信号のSNRを算出し、FFT部22により受信信号を時間軸信号から周波数軸信号に変換して周波数特性算出部23により周波数毎の受信電力を求めることで受信信号の周波数特性を算出し、測定応答処理生成部24により受信信号のSNRおよび周波数特性に基づいて総合的な受信信号品質を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の無線機と第2の無線機との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、
前記第1の無線機は、設定された送信周波数で第2の無線機に対して信号品質測定命令を送信し、
前記第2の無線機は、前記第1の無線機から受信した信号品質測定命令に応じて、受信信号におけるチャネル推定用の既知信号のシンボル差分に基づいて受信信号のSNRを算出し、受信信号を時間軸信号から周波数軸信号に変換して周波数毎の受信電力を求めることで受信信号の周波数特性を算出することを特徴とする無線通信システム。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
前記第2の無線機は、算出した前記SNRと前記周波数特性を前記第1の無線機に対して送信することを特徴とする無線通信システム。
【請求項3】
請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
前記第1の無線機は、前記第2の無線機から受信した前記SNRと前記周波数特性を記憶することを特徴とする無線通信システム。
【請求項4】
請求項3に記載の無線通信システムにおいて、
前記第1の無線機は、送信周波数を変化させながら信号品質測定命令の送信を繰り返し、信号品質測定命令に応答して前記第2の無線機から送信される前記SNRと前記周波数特性に基づいて受信信号品質を算出し、算出した受信信号品質を送信周波数と帯域幅に対応付けて記憶することを特徴とする無線通信システム。
【請求項5】
請求項4に記載の無線通信システムにおいて、
前記第1の無線機は、送信周波数毎の受信信号品質に基づいて、前記第2の無線機との通信に最適な送信周波数、送信帯域幅、および変調方式を選択し、その後の通信に適用することを特徴とする無線通信システム。
【請求項6】
請求項4に記載の無線通信システムにおいて、
前記第1の無線機は、信号品質測定命令の送信帯域幅と前記第2の無線機における受信信号のSNRから求めた変調方式の多値変調ビット数との積により伝送効率を算出し、伝送効率の高い送信条件を選択することを特徴とする無線通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、HF帯(High Frequency)等を使用して無線通信を行う無線通信システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、HF帯の無線システムが実用化されている。HF帯での通信の特徴として、電離層での電波反射を利用して電離層と地表との反射を繰り返しながら伝搬していくことで、遠距離通信が可能な点が挙げられる。電離層は、酸素や窒素等が太陽光により電離してできるため、太陽の影響が異なる昼夜(時刻)や季節によってその状態は大きく変化する。さらに、高い周波数になると電離層への入射角によっては反射されない特徴があり、送受の位置関係によっては不感地帯(スキップゾーン)が発生する。上記の理由から、HF帯の通信時においては、通信する時刻や送受の位置関係を考慮して、最適な周波数を手動で探して選択する必要があった。
【0003】
本発明に係る技術分野の従来技術としては、以下のようなものがある。例えば、特許文献1には、送信局側と受信局側とで使用する周波数や伝送速度をオペレータによらずに自動的に設定可能なHF無線回線用送受信装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-300072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
HF帯等の通信においては、電離層の状態を考慮に入れて周波数の選択を手動で行う必要があるため、非常時等の緊急性の高い通信を行う場合に問題となる。加えて、移動局であれば、送信側は受信側との位置関係も常々考慮する必要があるため、安定した通信を確立するまでに時間・手間がかかるという問題もある。例えば、特定の送信周波数を用いて音声にて呼びかけを行った際に、応答の音声品質または応答が無いことを確認した上で、別の送信周波数を選択して再度通信を試みるという流れを、品質が良い送信周波数を探し当てるまで繰り返す必要があった。
【0006】
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、HF帯等を使用した無線通信システムにおいて送信周波数の受信信号品質をより適切に把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様に係る無線通信システムは以下のように構成される。すなわち、第1の無線機と第2の無線機との間で無線通信を行う無線通信システムにおいて、前記第1の無線機は、設定された送信周波数で第2の無線機に対して信号品質測定命令を送信し、前記第2の無線機は、前記第1の無線機から受信した信号品質測定命令に応じて、受信信号におけるチャネル推定用の既知信号のシンボル差分に基づいて受信信号のSNRを算出し、受信信号を時間軸信号から周波数軸信号に変換して周波数毎の受信電力を求めることで受信信号の周波数特性を算出することを特徴とする。
【0008】
ここで、上記の無線通信システムにおいて、前記第2の無線機は、算出した前記SNRと前記周波数特性を前記第1の無線機に対して送信するように構成され得る。
【0009】
また、上記の無線通信システムにおいて、前記第1の無線機は、前記第2の無線機から受信した前記SNRと前記周波数特性を記憶するように構成され得る。
【0010】
また、上記の無線通信システムにおいて、前記第1の無線機は、送信周波数を変化させながら信号品質測定命令の送信を繰り返し、信号品質測定命令に応答して前記第2の無線機から送信される前記SNRと前記周波数特性に基づいて受信信号品質を算出し、算出した受信信号品質を送信周波数と帯域幅に対応付けて記憶するように構成され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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