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公開番号
2025029405
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023134023
出願日
2023-08-21
発明の名称
ソーラー発電制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人小笠原特許事務所
主分類
G05F
1/67 20060101AFI20250227BHJP(制御;調整)
要約
【課題】ソーラーパネルの最大電力点を特定するまでの時間を短くして、ソーラーパネルの発電効率の低下を抑制することができる、ソーラー発電制御装置を提供する。
【解決手段】ソーラーパネルの発電を制御するソーラー発電制御装置であって、ソーラーパネルの出力電力に基づいて、ソーラーパネルに最大電力を発電させるための制御電圧をMPPT制御によって導出する第1制御部と、ソーラーパネルの出力電流に基づいて、制御電圧を補正する補正電圧を導出する第2制御部と、制御電圧を補正電圧で補正した電圧によってソーラーパネルの発電を制御する第3制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ソーラーパネルの発電を制御するソーラー発電制御装置であって、
前記ソーラーパネルの出力電力に基づいて、前記ソーラーパネルに最大電力を発電させるための制御電圧をMPPT制御によって導出する第1制御部と、
前記ソーラーパネルの出力電流に基づいて、前記制御電圧を補正する補正電圧を導出する第2制御部と、
前記制御電圧を前記補正電圧で補正した電圧によって前記ソーラーパネルの発電を制御する第3制御部と、を備える、ソーラー発電制御装置。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記第2制御部は、前記第1制御部が前記制御電圧を導出する第1周期よりも短い第2周期で前記補正電圧を導出する、請求項1に記載のソーラー発電制御装置。
【請求項3】
前記第2制御部は、前記ソーラーパネルの前記出力電流が少ないほど小さい前記補正電圧を導出する、請求項1または2に記載のソーラー発電制御装置。
【請求項4】
前記第2制御部は、前記ソーラーパネルの日射状態に応じたI-V曲線の変化に基づいて定めた前記出力電流と前記補正電圧とを対応付けたマップを用いて前記補正電圧を導出する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のソーラー発電制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ソーラーパネルで発生させる電力を制御するソーラー発電制御装置などに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、ソーラーパネル(太陽電池モジュール)を用いた発電システムが開示されている。この特許文献1に記載の発電システムでは、ソーラーパネルの出力電圧および出力電流をソーラーパネルの最大電力点に応じた値に追従させて制御するMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御を実行する。このMPPT制御では、日射状態の変化などによってソーラーパネルの発電電力が変化した場合、山登り法などの手法を用いてソーラーパネルの最大電力点が随時探索される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-091431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
山登り法を用いたMPPT制御は、DCDCコンバーターの動作を指令する制御電圧を所定のステップ電圧で増加および減少させる処理を行うことによって、ソーラーパネルの最大電力点を探索する。このため、日向から突然日陰になるなどソーラーパネルに急激な日射変化が生じた場合には、MPPT制御の速度が日射変化に素早く追従することができず、ソーラーパネルの最大電力点を特定するまでに時間が掛かってしまうという課題がある。日射変化から最大電力点を特定するまでの時間が長くなれば長くなるほど、ソーラーパネルの発電効率が低下してしまう。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ソーラーパネルの最大電力点を特定するまでの時間を短くして、ソーラーパネルの発電効率の低下を抑制することができる、ソーラー発電制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、ソーラーパネルの発電を制御するソーラー発電制御装置であって、ソーラーパネルの出力電力に基づいて、ソーラーパネルに最大電力を発電させるための制御電圧をMPPT制御によって導出する第1制御部と、ソーラーパネルの出力電流に基づいて、制御電圧を補正する補正電圧を導出する第2制御部と、制御電圧を補正電圧で補正した電圧によってソーラーパネルの発電を制御する第3制御部と、を備える、ソーラー発電制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示のソーラー発電制御装置によれば、ソーラーパネルの最大電力点を特定するまでの時間を短くすることができ、ソーラーパネルの発電効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るソーラー発電制御装置を含むソーラー発電システムの概略構成図
電圧補正マップの一例を示す図
日射状態に応じたソーラーパネルのI-V曲線の一例を示す図
ソーラーパネルのP-V曲線の一例を示す図
ソーラーパネルのP-V曲線の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示のソーラー発電制御装置は、ソーラーパネルの出力電流がソーラーパネルの日射変動に応じて大きく変化することに着目し、MPPT制御によって山登り探索される最大電力点に応じた制御電圧を、ソーラーパネルの出力電流に応じて動的に変化可能な補正電圧で補正する。これにより、急激な日射変動によって最大電力点がずれたソーラーパネルの制御電圧を、補正電圧によってMPPT制御の山登り開始電圧を素早く最大電力点の近傍にシフトさせることができるので、ソーラーパネルの最大電力点を特定するまでの時間を短くすることができる。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係るソーラー発電制御装置40を含むソーラー発電システム1の概略構成を示す図である。図1に例示したソーラー発電システム1は、ソーラーパネル10と、センサ20と、DCDCコンバーター30と、ソーラー発電制御装置40と、を備える。図1においては、電力が伝わる接続線を太線で示し、電力以外の制御信号や検出値などが送受信される接続線を細い矢印線で示している。
(【0011】以降は省略されています)
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