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公開番号2025027647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2023132615
出願日2023-08-16
発明の名称電子情報記憶媒体、ICチップ、ICカード、バリュー値記録方法、及びプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類G06Q 30/0207 20230101AFI20250220BHJP(計算;計数)
要約【課題】店舗の利用頻度に応じたバリュー値を読み出し可能に記録することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、及びICカード、並びに当該バリュー値を電子情報記憶媒体に読み出し可能に記録させることが可能なバリュー値記録方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】ICチップ1は、外部端末2から店舗に関連付けられるPOI情報の識別子を含むデータ等がセットされたPOIコマンドを受信すると、当該POI情報の識別子がPOI情報リストに記録されているか否かを判定し、当該POI情報の識別子がPOI情報リストに記録されていると判定した場合に、当該POI情報リストにおいてPOI情報の識別子に対応付けられているバリュー値に対して所定値を加算する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
POI(Point Of Interaction)情報の識別子に対応付けてバリュー値を読み出し可能に記録するPOI情報リストを記憶する電子情報記憶媒体であって、
店舗に設置された外部端末から、当該店舗に関連付けられるPOI情報の識別子を含むデータがセットされたコマンドを受信する受信手段と、
前記セットされたデータに含まれる前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されているか否かを判定する判定手段と、
前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されていると判定された場合に、前記POI情報リストにおいて前記POI情報の識別子に対応付けられているバリュー値に対して所定値を加算する加算手段と、
を備えることを特徴とする電子情報記憶媒体。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記コマンドには、前記データと共に前記外部端末の端末カテゴリがセットされており、
前記判定手段は、前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されているか否かを判定し、且つ前記セットされた端末カテゴリが前記電子情報記憶媒体において予め定められた端末カテゴリを示すか否かを判定し、
前記加算手段は、前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されており、且つ前記セットされた端末カテゴリが前記電子情報記憶媒体において予め定められた端末カテゴリを示すと判定された場合に、前記POI情報の識別子に対応付けられているバリュー値に対して所定値を加算することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項3】
前記データには、前記加算されるべき前記所定値が前記POI情報の識別子に対応付けられて含まれており、
前記加算手段は、前記POI情報の識別子に対応付けられているバリュー値に対して、前記データに含まれる前記所定値を加算することを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項4】
前記外部端末は、前記電子情報記憶媒体のユーザが来店した店舗に設置されており、
前記受信手段は、前記外部端末と前記電子情報記憶媒体との間の通信であって前記ユーザが前記店舗に来店した際に行われる当該通信において前記コマンドを当該外部端末から受信し、
前記バリュー値は、前記ユーザが前記店舗に来店する度に前記データに含まれる前記所定値ずつ増加するポイント数を示すことを特徴とする請求項3に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項5】
前記外部端末は、前記電子情報記憶媒体のユーザが来店した店舗に設置されており、
前記受信手段は、前記外部端末と前記電子情報記憶媒体との間の通信であって前記ユーザが前記店舗に来店した際に行われる当該通信において前記コマンドを当該外部端末から受信し、
前記バリュー値は、前記ユーザが前記店舗に来店する度に前記所定値として1ずつ増加する来店回数を示すことを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項6】
前記POI情報リストにおいて前記POI情報の識別子には、第1のバリュー値と第2のバリュー値が対応付けられて記録されており、
前記加算手段は、前記第1のバリュー値に対して第1の所定値を加算し、且つ、前記第2のバリュー値に対して当該第1の所定値とは異なる第2の所定値を加算することを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項7】
前記外部端末は、前記電子情報記憶媒体のユーザが来店した店舗に設置されており、
前記受信手段は、前記外部端末と前記電子情報記憶媒体との間の通信であって前記ユーザが前記店舗に来店した際に行われる当該通信において前記コマンドを当該外部端末から受信し、
前記データには、前記加算されるべき前記第1の所定値が前記POI情報の識別子に対応付けられて含まれており、
前記第1のバリュー値は、前記ユーザが前記店舗に来店する度に前記データに含まれる前記第1の所定値ずつ増加するポイント数を示し、
前記第2のバリュー値は、前記ユーザが前記店舗に来店する度に前記第2の所定値として1ずつ増加する来店回数を示すことを特徴とする請求項6に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項8】
前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されていないと判定された場合に、前記データに含まれる前記POI情報の識別子を前記POI情報リストに追加することを特徴とする請求項1に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項9】
前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されていないと判定され、且つ前記セットされた端末カテゴリが前記電子情報記憶媒体において予め定められた端末カテゴリを示すと判定された場合に、前記データに含まれる前記POI情報の識別子を前記POI情報リストに追加することを特徴とする請求項2に記載の電子情報記憶媒体。
【請求項10】
前記受信手段は、前記外部端末から、前記店舗に関連付けられるPOI情報の識別子を含む他のコマンドを受信した場合に、前記POI情報リストにおいて当該他のコマンドに含まれるPOI情報の識別子に対応付けられている前記バリュー値を読み出し、当該読み出されたバリュー値を含むレスポンスを前記外部端末へ返信することを特徴とする請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クレジットカード等に搭載可能なIC(Integrated Circuit)チップ等の技術分野に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に開示されるように、クレジット決済サービスの利用が可能な複数種のクレジットブランドの中から、現金換算ポイントの付与やキャッシュバックなどの付帯サービスを比較した上でユーザに最適なクレジットブランドをユーザに代わって選択可能なシステムが提案されている。一方、クレジット決済に関する標準仕様の一つに非特許文献2がある。非特許文献2には、端末がTerminal Categoryを含むPOI(Point of Interaction)情報がセットされたSPI(Send POI Information)コマンドをICカードに送信することで、ICカードがTerminal Categoryに応じたアプリケーションのリストを端末へ返信する機能が定義されている。これにより、端末は当該リストに示されるアプリケーション(例えば、クレジット決済アプリケーション)を選択し、その後、端末とICカードとの間で決済処理が実行されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5078335号公報
【非特許文献】
【0004】
EMV(登録商標)Contactless Specifications for Payment Systems、 Book B、Entry Point Specification、Version 2.11、June 2023
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のシステムでは、ユーザが店舗(例えば、小売店や飲食店)でクレジットカードを使用した場所や金額などの情報は、カードイシュアの専用サイトからしか照会できず、店舗によるリピータ獲得のために活用できていない。このことを踏まえると、ユーザが店舗に来店した際に、例えば決済に利用可能なポイント等のバリュー値をクレジットカードに搭載されたICチップに読み出し可能に記録させることができれば、利用頻度の高いユーザに対して特有のサービスを提供することが可能となる。
【0006】
そこで、本発明は、このような点などに鑑みてなされたものであり、店舗の利用頻度に応じたバリュー値を読み出し可能に記録することが可能な電子情報記憶媒体、ICチップ、及びICカード、並びに当該バリュー値を電子情報記憶媒体に読み出し可能に記録させることが可能なバリュー値記録方法及びプログラムを提供することを課題の一例とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、POI(Point Of Interaction)情報の識別子に対応付けてバリュー値を読み出し可能に記録するPOI情報リストを記憶する電子情報記憶媒体であって、店舗に設置された外部端末から、当該店舗に関連付けられるPOI情報の識別子を含むデータがセットされたコマンドを受信する受信手段と、前記セットされたデータに含まれる前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されているか否かを判定する判定手段と、前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されていると判定された場合に、前記POI情報リストにおいて前記POI情報の識別子に対応付けられているバリュー値に対して所定値を加算する加算手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子情報記憶媒体において、前記コマンドには、前記データと共に前記外部端末の端末カテゴリがセットされており、前記判定手段は、前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されているか否かを判定し、且つ前記セットされた端末カテゴリが前記電子情報記憶媒体において予め定められた端末カテゴリを示すか否かを判定し、前記加算手段は、前記POI情報の識別子が前記POI情報リストに記録されており、且つ前記セットされた端末カテゴリが前記電子情報記憶媒体において予め定められた端末カテゴリを示すと判定された場合に、前記POI情報の識別子に対応付けられているバリュー値に対して所定値を加算することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子情報記憶媒体において、前記データには、前記加算されるべき前記所定値が前記POI情報の識別子に対応付けられて含まれており、前記加算手段は、前記POI情報の識別子に対応付けられているバリュー値に対して、前記データに含まれる前記所定値を加算することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電子情報記憶媒体において、前記外部端末は、前記電子情報記憶媒体のユーザが来店した店舗に設置されており、前記受信手段は、前記外部端末と前記電子情報記憶媒体との間の通信であって前記ユーザが前記店舗に来店した際に行われる当該通信において前記コマンドを当該外部端末から受信し、前記バリュー値は、前記ユーザが前記店舗に来店する度に前記データに含まれる前記所定値ずつ増加するポイント数を示すことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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