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公開番号
2025027586
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023132470
出願日
2023-08-16
発明の名称
情報処理システム及びプログラム
出願人
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
G06F
11/07 20060101AFI20250220BHJP(計算;計数)
要約
【課題】障害に応じた必要なログ項目を復元可能とできるシステムを提供する。
【解決手段】
ログ取得プログラムは、発生したエラーのエラーコードを取得し(S10)、入力画面を提示してユーザからエラー内容の説明の入力を受ける(S12)。ログ取得プログラムは、エラーコードやユーザの説明に基づき、そのエラーの原因調査のために必要なログ項目を特定し(S14)、特定した項目のうち削除したい項目の指定をユーザから受け付ける(S16)。ログ取得システムは、そのエラーについてのログ情報のうち、S14で特定され、かつユーザが削除しなかったログ項目については、そのログ項目の値を復元可能な所定の暗号化処理により暗号化し、それ以外のログ項目の値はハッシュ化する(S20)。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
障害の発生時に機器が生成するログ項目のうち、前記障害に関連するログ項目を特定し、
特定したログ項目については復元可能な秘匿化を行い、それ以外のログ項目については復元不可の秘匿化を行い、秘匿化済みのログ項目を出力する、
ことを特徴とする情報処理システム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記障害の発生時に前記機器が発した前記障害の種類を示すコードを取得し、
障害の種類を示すコードと、その種類の障害の解析に必要なログ項目と、の対応関係を表す対応情報を参照して、取得した前記コードに対応するログ項目を求め、求めたログ項目を前記障害に関連するログ項目として特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記障害の発生時に、ユーザからその障害の内容についての説明の入力を受け付けるための画面を表示するための処理を実行し、
入力された前記説明に関連するログ項目を求め、求めたログ項目を前記障害に関連するログ項目として特定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記障害に関連するものとして特定したログ項目のうち、入力された前記説明に関連するものとして特定したログ項目については、そのログ項目についての復元可能な秘匿化を許可するか否かの指示を前記ユーザから受け付け、
前記障害に関連するものとして特定したログ項目のうち、前記ユーザから復元可能な秘匿化を不許可とする指示を受けたものについては、復元不可の秘匿化を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記障害に関連するものとして特定したログ項目のうち、入力された前記説明に関連するものとして特定したログ項目については、そのログ項目と前記説明との関連度合いの情報を前記ユーザに提示し、そのログ項目についての復元可能な秘匿化を許可するか否かの指示を前記ユーザから受け付ける、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記障害の発生時に、その障害の内容についての説明の入力を受け付けるための画面を表示するための処理を実行し、
入力された前記説明に関連するログ項目を求め、求めたログ項目を前記障害に関連するログ項目として特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記障害に関連するものとして特定したログ項目をユーザに提示し、提示した当該ログ項目についての復元可能な秘匿化を許可するか否かの指示を前記ユーザから受け付け、
前記障害に関連するものとして特定したログ項目のうち、前記ユーザから復元可能な秘匿化を不許可とする指示を受けたものについては、復元不可の秘匿化を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記障害の発生時に前記機器が発した前記障害の種類を示すコードに対応するログ項目、及び前記障害の発生時にユーザから入力されたその障害の内容についての説明に関連するログ項目を、前記障害に関連するログ項目として特定し、
前記障害に関連するものとして特定したログ項目をユーザに提示する際に、障害調査におけるそのログ項目の必要度をあわせて提示し、
前記必要度は、当該ログ項目が前記コードに対応するものとして求められたか、当該ログ項目が前記説明に関連するものとして求められたか、及び前記説明に対する当該ログ項目の関連度合い、のうちの少なくとも一つに基づいて求められる、
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
コンピュータに、
障害の発生時に機器が生成するログ項目のうち、前記障害に関連するログ項目を特定し、
特定したログ項目については復元可能な秘匿化を行い、それ以外のログ項目については復元不可の秘匿化を行い、秘匿化済みのログ項目を出力する、
処理を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
機器に発生した障害の原因を調査する方法の一つに、その機器が記録しているログ情報を解析する方法がある。この解析は、一般に機器の製造業者や保守サービス業者が行う。一方、機器のログ情報には、文書の送信先等のように、機器の利用者の個人情報や機密情報が含まれていることがある。そこで、機器の利用者の情報を保護するために、ログ情報を機器から取り出す場合に、ハッシュ化や暗号化により情報内容を秘匿することが行われている。また、欧州連合の一般データ保護規則を遵守するために、機器からログ情報を取り出す場合に秘匿化が行われる場合もある。
【0003】
情報の秘匿化の方法としてハッシュ化を用いた場合、秘匿化後のデータから元の情報を復元することができない。このため、機器内のログ情報のすべてをハッシュ化して取り出す方式は、機器利用者の秘密保護の点では申し分ないが、障害原因の解析にはあまり役に立たない。
【0004】
一方、ログ情報の秘匿化の方式として暗号化を用いた場合、ログ情報の解析を担う者が、暗号化されたログ情報を復号して元のログ情報を復元し、解析を行うことができる。しかし、機器から取り出すログ情報のすべての項目を暗号化し、ログ情報の解析を担う者が復号できるようにしたのでは、障害の原因の調査に関連の薄いログ項目までその者に知られてしまうことになる。また、解析を担う者にとっても、原因調査に関連の薄いログ項目の内容まで知り得るとしたら、顧客秘密の保護の点で過大な責任を負うこととなる。
【0005】
個人情報等の秘密の情報を保護する仕組みの例として、特許文献1には、機密情報の区分ごとに暗号化ランク、暗号化方式を定義しておき、その条件に従って情報を暗号化するシステムが開示されている。
【0006】
また特許文献2には、個人情報データを格納する際に、保護レベルが高位の属性はハッシュ化し、中位の属性は暗号化し、低位の属性は平文のままとする方式が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-259202号公報
特開2006-189925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、情報のレベルに従って秘匿化の手法を切り替える方式は、障害の原因の調査のために機器から取り出すログ情報に用いるには適さない。機器に起こる障害には様々な種類があり、ログ情報に含まれるログ項目のうち障害の原因調査に役立つものは、障害の種類によって異なるからである。一律にログ項目群をレベル分けし、レベルに応じて各ログ項目の秘匿化の方式を切り替えたとしても、レベルに応じた秘匿化の方式が、発生した障害の種類に適したものであるとは限らない。
【0009】
本発明は、障害に応じた必要なログ項目を復元可能とできるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、障害の発生時に機器が生成するログ項目のうち、前記障害に関連するログ項目を特定し、特定したログ項目については復元可能な秘匿化を行い、それ以外のログ項目については復元不可の秘匿化を行い、秘匿化済みのログ項目を出力する、ことを特徴とする情報処理システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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