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公開番号2025026678
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024216432,2022530575
出願日2024-12-11,2021-06-08
発明の名称車両用灯具システム、電源回路
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人,個人,個人
主分類H05B 45/3725 20200101AFI20250214BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】アレイ型発光デバイスに安定的に電力を供給する。
【解決手段】アレイ型発光デバイス212は、電気的に並列接続され、空間的にマトリクス状に配置される複数の画素回路PIXを含む。電源回路220は、アレイ型発光デバイス212に電力を供給する。接続手段202は、電源回路220とアレイ型発光デバイス212を接続する。DC/DCコンバータ224は、出力が接続手段202を介してアレイ型発光デバイス212と接続される。電源制御回路225は、接続手段202の電圧降下を取得し、接続手段202の電圧降下に応じて目標値を設定し、DC/DCコンバータ224の出力電圧VOUTが目標値に近づくように、DC/DCコンバータ224を制御する。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
電気的に並列接続され、空間的にマトリクス状に配置される複数の画素回路を含む、アレイ型発光デバイスと、
前記アレイ型発光デバイスに電力を供給する電源回路と、
前記電源回路と前記アレイ型発光デバイスを接続する電源ケーブルを含む接続手段と、
を備え、
前記電源回路は、
出力が前記接続手段を介して前記アレイ型発光デバイスと接続されるDC/DCコンバータと、
前記接続手段の電圧降下を取得し、前記接続手段の前記電圧降下に応じて目標値を設定し、前記DC/DCコンバータの出力電圧が前記目標値に近づくように、前記DC/DCコンバータを制御する電源制御回路と、
を備えることを特徴とする灯具システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記電源回路は、前記DC/DCコンバータの出力電流に応じた電流検出信号を生成する電流センサをさらに備え、
前記電源制御回路は、前記電流検出信号に応じて、前記目標値を設定することを特徴とする請求項1に記載の灯具システム。
【請求項3】
前記電源回路は、前記電源ケーブルと独立した検出ラインを介して、前記アレイ型発光デバイスの電源端子と接続される検出端子をさらに備え、
前記電源制御回路は、前記DC/DCコンバータの出力電圧と前記検出端子の検出電圧の差分にもとづいて、前記接続手段の前記電圧降下を取得することを特徴とする請求項1に記載の灯具システム。
【請求項4】
前記電源制御回路は、
前記DC/DCコンバータの出力電圧と、前記接続手段の前記電圧降下に応じた補正電圧とにもとづいて、フィードバック電圧を生成するフィードバック回路と、
前記フィードバック電圧をフィードバックピンに受け、前記フィードバック電圧が所定の基準電圧に近づくように、前記DC/DCコンバータを制御するコンバータコントローラと、
を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の灯具システム。
【請求項5】
前記電源制御回路は、
前記接続手段の前記電圧降下に応じた基準信号を生成する電圧設定回路と、
前記出力電圧に応じたフィードバック電圧を受けるフィードバックピンと、前記基準信号を受ける基準電圧設定ピンを有し、前記フィードバック電圧が前記基準信号にもとづく基準電圧に近づくように、前記DC/DCコンバータを制御するコンバータコントローラと、
を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の灯具システム。
【請求項6】
電気的に並列接続され、空間的にマトリクス状に配置される複数の画素回路を含む、アレイ型発光デバイスに、電力を供給する電源回路であって、
その出力が、前記アレイ型発光デバイスと電源ケーブルを含む接続手段を介して接続されるDC/DCコンバータと、
前記DC/DCコンバータの出力電流に応じた電流検出信号を生成する電流センサと、
フィードバックピンを有し、前記フィードバックピンに入力されるフィードバック電圧が所定の基準電圧に近づくように、前記DC/DCコンバータを制御するコンバータコントローラと、
前記DC/DCコンバータの出力電圧と前記電流検出信号に応じたフィードバック信号を、前記コンバータコントローラの前記フィードバックピンに供給するフィードバック回路と、
を備えることを特徴とする電源回路。
【請求項7】
アレイ型発光デバイスを含む配光可変光源と、
前記アレイ型発光デバイスに電力を供給する電源回路と、
を備え、
前記アレイ型発光デバイスは、電気的に並列接続され、空間的にマトリクス状に配置され、それぞれが直列に接続される発光素子および電流源を含む、複数の画素回路を備え、前記複数の画素回路に含まれる複数の発光素子の電圧降下に関するデータを取得し、外部に送信可能に構成されており、
前記電源回路は、
出力が電源ケーブルを介して前記アレイ型発光デバイスに接続されるDC/DCコンバータと、
制御対象電圧が、前記データに応じた目標値に近づくように、前記DC/DCコンバータを制御する電源制御回路と、
を備えることを特徴とする灯具システム。
【請求項8】
前記目標値は、前記複数の発光素子の電圧降下の最大値にもとづいていることを特徴とする請求項7に記載の灯具システム。
【請求項9】
前記電源制御回路は、
前記データに応じた補正電圧を生成する電圧設定回路と、
前記制御対象電圧と前記補正電圧とにもとづいて、フィードバック電圧を生成するフィードバック回路と、
前記フィードバック電圧をフィードバックピンに受け、前記フィードバック電圧が所定の基準電圧に近づくように、前記DC/DCコンバータを制御するコンバータコントローラと、
を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の灯具システム。
【請求項10】
前記電圧設定回路は、
前記データに応じたデジタルの設定値を生成するマイクロコントローラと、
前記設定値をアナログの前記補正電圧に変換するD/Aコンバータと、
を含むことを特徴とする請求項9に記載の灯具システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具は、一般にロービームとハイビームとを切りかえることが可能である。ロービームは、自車近傍を所定の照度で照明するものであって、対向車や先行車にグレアを与えないよう配光規定が定められており、主に市街地を走行する場合に用いられる。一方、ハイビームは、前方の広範囲および遠方を比較的高い照度で照明するものであり、主に対向車や先行車が少ない道路を高速走行する場合に用いられる。したがって、ハイビームはロービームと比較してより運転者による視認性に優れているが、車両前方に存在する車両の運転者や歩行者にグレアを与えてしまうという問題がある。
【0003】
近年、車両の周囲の状態にもとづいて、ハイビームの配光パターンを動的、適応的に制御するADB(Adaptive Driving Beam)が提案されている。ADB技術は、車両の前方の先行車、対向車や歩行者の有無を検出し、車両あるいは歩行者に対応する領域を減光あるいは消灯するなどして、車両あるいは歩行者に与えるグレアを低減するものである。
【0004】
ADBランプとして、LED(発光ダイオード)ストリングとバイパス回路を組み合わせたバイパス方式の構成が実用化されている。図1は、バイパス方式のランプ1Rのブロック図である。
【0005】
ADBランプ1Rは、LEDストリング(LEDバー)50と、定電流ドライバ70、バイパス回路80を備える。LEDストリング50は、直列に接続された複数のLED52_1~52_n(n≧2)を含む。ADBランプ1Rは、複数のLED52_1~52_nそれぞれの出射ビームが、車両前方の仮想鉛直スクリーン40上において、異なる領域を照射するように構成されている。
【0006】
定電流ドライバ70は、所定の電流量に安定化された駆動電流I
LED
を生成し、LEDストリング50に供給する電流源72を含む。バイパス回路80は、複数のLED52_1~52_nと並列に設けられた複数のスイッチSW1~SWnを含む。
【0007】
バイパス回路80のあるスイッチSWi(1≦i≦n)がオフの状態では、電流源72が生成する電流I
LED
は、LED52_iに流れるため、LED52_iは点灯する。スイッチSWiがオンの状態では、電流源72が生成する電流I
LED
は、スイッチSWiに迂回して流れるため、LED52_iは消灯する。
【0008】
仮想鉛直スクリーン40上には、複数のバイパススイッチSW1~SWnのオン、オフに応じた配光パターン42が形成される。
【0009】
図1のバイパス方式のランプでは、LED52の個数n、すなわちオン、オフ制御可能な領域の分割数は、数個から多くて十数個程度である。より多くの分割数を実現するため、LED(発光ダイオード)アレイ方式のADBランプが提案されている。図2は、LEDアレイ方式のADBランプ1Sのブロック図である。ADBランプ1Sは、LEDアレイデバイス10と、配光コントローラ20、電源回路30を備える。LEDアレイデバイス10は、アレイ状に配置される複数のLED12と、複数のLED12を駆動するLEDドライバ14を備え、1パッケージ化されたデバイス(アレイ型発光デバイスという)である。1画素(画素回路ともいう)は、LED12とLEDドライバ14で構成され、LEDドライバ14は、LED12と直列に接続される電流源(スイッチ)を含み、電流源のオンオフを制御することで、各画素のオン(点灯)、オフ(消灯)を切り替える。
【0010】
電源回路30は、LEDアレイデバイス10に電源電圧V
DD
を供給する。電源回路30は、DC/DCコンバータ32と、そのコントローラ34を含む。コントローラ34には、DC/DCコンバータ32の出力電圧V
OUT
にもとづくフィードバック電圧V
FB
がフィードバックされており、フィードバック電圧V
FB
が目標値V
REF
に近づくように、DC/DCコンバータ32を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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