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公開番号
2025026546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024212199,2023149150
出願日
2024-12-05,2017-11-02
発明の名称
電磁波吸収シート
出願人
マクセル株式会社
代理人
弁理士法人池内アンドパートナーズ
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20250214BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】ミリ波帯域以上の高い周波数の電磁波を良好に吸収することができ、かつ、可撓性に優れて所望する部分に容易に配置することができる電磁波吸収シートを実現すること。
【解決手段】磁気共鳴する電磁波吸収材料である磁性酸化鉄とゴム製バインダーとを含む電磁波吸収層を有する電磁波吸収シートであって、前記磁性酸化鉄100部に対して前記ゴム製バインダーを2~50部含み、前記電磁波吸収層が弾性域の範囲内で引き延ばされた際の入力インピーダンス値が360Ω~450Ωであることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
磁気共鳴する電磁波吸収材料である磁性酸化鉄とゴム製バインダーとを含む電磁波吸収層を有する電磁波吸収シートであって、
前記磁性酸化鉄100部に対して前記ゴム製バインダーを2~50部含み、
前記電磁波吸収層が弾性域の範囲内で引き延ばされた際の入力インピーダンス値が360Ω~450Ωであることを特徴とする、電磁波吸収シート。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記電磁波吸収層における前記磁性酸化鉄の体積含率が30%以上である、請求項1に記載の電磁波吸収シート。
【請求項3】
前記磁性酸化鉄が、イプシロン酸化鉄、バリウムフェライト磁性粉またはストロンチウムフェライトから選ばれる少なくとも1種である、請求項1または2に記載の電磁波吸収シート。
【請求項4】
前記電磁波吸収層は、弾性域の最大伸び率に対して5~75%の範囲のいずれかの伸び率で引き延ばされた状態での入力インピーダンス値が空気中のインピーダンス値と整合する、請求項1~3のいずれかに記載の電磁波吸収シート。
【請求項5】
前記電磁波吸収層の一方の面に接して前記電磁波吸収層を透過した電磁波を反射する反射層が形成されている、請求項1~4のいずれかに記載の電磁波吸収シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電磁波を吸収する電磁波吸収シートに関し、特に、磁気共鳴によって電磁波を吸収する電磁波吸収材料を有してミリ波帯域以上の高い周波数の電磁波を吸収し、面内方向に伸びる弾性を有した電磁波吸収シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電気回路などから外部へと放出される漏洩電磁波や、不所望に反射した電磁波の影響を回避するために、電磁波を吸収する電磁波吸収シートが用いられている。
【0003】
近年は、携帯電話などの移動体通信や無線LAN、料金自動収受システム(ETC)などで、数ギガヘルツ(GHz)の周波数帯域を持つセンチメートル波、さらには、30ギガヘルツから300ギガヘルツの周波数を有するミリ波帯、ミリ波帯域を超えた高い周波数帯域の電磁波として、1テラヘルツ(THz)の周波数を有する電磁波を利用する技術の研究も進んでいる。
【0004】
このようなより高い周波数の電磁波を利用する技術トレンドに対応して、不要な電磁波を吸収する電磁波吸収体やシート状に形成された電磁波吸収シートにおいても、ギガヘルツ帯域からテラヘルツ帯域の電磁波を吸収可能とするものへの要望が高まっている。
【0005】
ミリ波帯以上の高い周波数帯域の電磁波を吸収する電磁波吸収体として、25~100ギガヘルツの範囲で電磁波吸収性能を発揮するイプシロン酸化鉄(ε-Fe
2
O
3
)結晶を磁性相に持つ粒子の充填構造を有する電磁波吸収体が提案されている(特許文献1参照)。また、イプシロン酸化鉄の微細粒子をバインダーとともに混練し、バインダーの乾燥硬化時に外部から磁界を印加してイプシロン酸化鉄粒子の磁場配向性を高めた、シート状の配向体についての提案がなされている(特許文献2参照)。
【0006】
さらに、弾性を有する電磁波吸収シートとして、シリコーンゴムにカーボンナノチューブを分散させたセンチメートル波を吸収可能な電磁波吸収シートが提案されている(特許文献3参照)。
【0007】
また、75~77GHzの周波数帯の電磁波を吸収することができ民生用途としての採算性を備えた低コストの電磁波吸収シートとして、金属体の表面に炭化ケイ素の粉末をゴム製のマトリクス樹脂中に分散させたものが提案されている(特許文献4参照)。さらに、フレキシブルプリント配線板に接着されて外部からの電磁波をシールドする接着シートとして、導電性微粒子が含まれた導電層と絶縁層とが積層されたシートの反発力を所定範囲に保つことで、フレキシブルプリント配線板とともに屈曲可能な耐屈曲性と耐熱性とを備えたものが提案されている(特許文献5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008- 60484号公報
特開2016-135737号公報
特開2011-233834号公報
特開2005- 57093号公報
特開2013- 4854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
電磁波を発生する発生源からの漏洩電磁波を遮蔽する場合、対象となる回路部品を覆う筐体などに電磁波吸収材を配置する必要があるが、特に、配置場所の形状が平面形状ではない場合には、固形体である電磁波吸収体を用いるよりも、可撓性や面内方向に伸びる弾性を備えた電磁波吸収シートを用いる方が、利便性が高く好ましい。
【0010】
しかし、例えば特許文献3に記載された電磁波吸収シートはミリ波帯域である数十ギガヘルツ以上の周波数の電磁波を吸収することができない。また、特許文献4に記載の電磁波吸収シートは伸縮性のない金属体に積層されたものであり、特許文献5に記載の接着シートはフレキシブルプリント配線板に熱圧着するものであるから、いずれも弾性を有するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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