TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025026461
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024193753,2023504581
出願日2024-11-05,2021-07-22
発明の名称組合せブタワクチン
出願人ベーリンガー インゲルハイム アニマル ヘルス ユーエスエイ インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 39/00 20060101AFI20250214BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は病原体に対して動物を免疫化するさらなる手段及び方法を提供する。
【解決手段】本発明は、ローソニア・イントラセルラリスの抗原と、ブタサーコウイルス(PCV)、マイコプラズマ・ハイオニューモニエ(M.hyo.)及びブタ繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)の群から選択される少なくとも1種のさらなる病原体の1種又は複数種の抗原とを含むワクチンであって、ローソニア・イントラセルラリスの抗原が、生菌ローソニア・イントラセルラリスである、ワクチンに関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ローソニア・イントラセルラリス(Lawsonia intracellularis)の抗原と、ブタサーコウイルス(PCV)、マイコプラズマ・ハイオニューモニエ(Mycoplasma hyopneumoniae)(M.hyo.)及びブタ繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)の群から選択される少なくとも1種のさらなる病原体の1種又は複数種の抗原とを含むワクチンであって、前記ローソニア・イントラセルラリスの抗原が生菌ローソニア・イントラセルラリスである、前記ワクチン。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
さらなる病原体がPCVである、請求項1に記載のワクチン。
【請求項3】
さらなる病原体がM.hyo.である、請求項1に記載のワクチン。
【請求項4】
さらなる病原体がPRRSVである、請求項1に記載のワクチン。
【請求項5】
さらなる病原体がPCV及びM.hyo.である、請求項1に記載のワクチン。
【請求項6】
さらなる病原体がPCV及びPRRSVである、請求項1に記載のワクチン。
【請求項7】
さらなる病原体がPRRSV及びM.hyo.である、請求項1に記載のワクチン。
【請求項8】
さらなる病原体がPCV、M.hyo及びPRRSである、請求項1に記載のワクチン。
【請求項9】
PCVの抗原が組換えポリペプチドである、請求項1、2、5、6及び8のいずれか1項に記載のワクチン。
【請求項10】
組換えポリペプチドがPCV ORF遺伝子により発現される、請求項9に記載のワクチン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願及び参照による組込み
PCT公開番号WO96/39629、WO05/011731、WO06/012949、WO06/020730、WO06/099561、WO07/011993、WO07/076520、WO07/140244、WO08/073464、WO09/037262、WO09/127684、WO09/144088、WO2011/054951、WO2015/082457、WO2015/082458、WO2015/082465、WO2016/124620、WO2016/124623、WO2017/068126、WO2017/162741、WO2018/189290、WO2018/115435及びWO2019/166362並びに2020年4月6日に出願した国際出願番号PCT/US2020/026930を参照する。
前述の出願、及びそこに引用されている又はそれらの審査中の全ての文献(「出願引用文献」)、及び出願引用文献に引用されている又は出願引用文献で参照されている全ての文献、及び本明細書に引用される又は本明細書で参照される全ての文献(「本明細書に引用される文献」)、及び本明細書に引用される文献に引用されている又は本明細書に引用される文献で参照されている全ての文献は、本明細書で言及される又は本明細書に参照により組み込まれるいずれかの文献の中で言及されているあらゆる製品についてのあらゆる製造業者の使用説明書、説明、製品仕様書、及び製品シートと共に、これにより参照により本明細書に組み込まれ、本発明の実施の際に利用され得る。より具体的には、全ての参考文献は、個々の文献各々が参照により本明細書に組み込まれると具体的に且つ個々に示されている場合と同程度に、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 4,000 文字)【0002】
発明の分野
ローソニア・イントラセルラリス(Lawsonia intracellularis)抗原、ブタサーコウイルス(PCV)抗原、マイコプラズマ・ハイオニューモニエ(Mycoplasma hyopneumoniae)(M.hyo.)抗原及びブタ繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)抗原を含む組合せブタワクウチン、その生産方法及びそれらの使用が、本明細書で開示される。
【背景技術】
【0003】
ブタ増殖性腸炎(「PPE」)の原因物質であるローソニア・イントラセルラリスは、ヒト、ウサギ、フェレット、ハムスター、キツネ、ウマはもちろん、ダチョウ及びエミューのような多様な他の動物も含む、事実上、全ての動物に作用し、豚の群れの損失の特に大きな原因である。PPEの一貫した特徴は、腸の患部の腸細胞内の細胞質内に、膜に結合していない湾曲した桿菌が出現することである。PPEに関連する細菌は、「カンピロバクター様微生物」と呼ばれている。S. McOrist et al., Vet. Pathol., Vol. 26, 260-64 (1989)。その後、この病原細菌は、新規の分類学上の属及び種として同定され、通俗的に回腸共生生物(IS) イントラセルラリスと呼ばれている。C. Gebhart et al., Int'l. J. of Systemic Bacteriology, Vol. 43, No. 3, 533-38 (1993)。これら新規細菌に分類学名ローソニア(L.)イントラセルラリスが与えられた。S. McOrist et al., Int'l. J. of Systemic Bacteriology, Vol. 45, No. 4, 820-25 (1995)。これら3つの名称は、本明細書においてさらに同定及び記載される場合、同じ微生物を指すために同義で使用される。
【0004】
ブタサーコウイルス型(PCV)は、サーコウイルス科(Circoviridae)のサーコウイルス属(Circovirus)に属する、エンベロープを持たない正20面体一本鎖DNA(ssDNA)ウイルスである。ゲノムは、2つの主オープンリーディングフレーム(ORF)をコードし、ORF1が複製関連タンパク質(rep)をコードし、ORF2がウイルスカプシド(cap)タンパク質をコードし、このタンパク質によってウイルスの抗原的特徴が決まる。PCV2は、ブタサーコウイルス1型(PCV1)とおおよそ80%の配列同一性を共有する。しかし、一般的に非毒性であるPCV1とは対照的に、PCV2に感染した豚は、離乳後多臓器性発育不良症候群(PMWS)と一般に呼ばれる症候群を呈する。PCV3は、ブタサーコウイルス2型(PCV2)とは遺伝的に明確に異なり、具体的には、これら2種のウイルス間にはrep遺伝子のアミノ酸同一性が48%及びcap遺伝子のアミノ酸同一性が26%しかない。
【0005】
マイコプラズマ・ハイオニューモニエ(M.hyo.)は、マイコプラズマ科(mycoplasmataceae)に分類される小さい細菌(400~1200nm)である。M.hyo.は、成長及び仕上げ期のブタに一般に見られる豚呼吸器疾患である流行性肺炎に関連している。M.hyo.は、気管及び肺の上皮細胞の繊毛を攻撃し、その結果、繊毛のビーティングを停止させ(繊毛運動障害)、最終的に肺の部位の虚脱を引き起こす。M.hyo.は、PRRSV及び他の呼吸器病原体の肺への侵入を助長する一次病原体と考えられている。別々の分離株である232、J及び7448は、それらのゲノムが配列決定されている(Minion et al., J. Bacteriol. 186:7123-33, 2004;Vasconcelos et al., J. Bacteriol. 187:5568-77, 2005及びHan et al., Genome Announc. 2017 Sep; 5(38): e01012-17)。ブタ繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)は、多くの人から、世界中の養豚業界に影響を与える現在最も重要な疾患と見られている。PRRSウイルス(PRRSV)は、アルテリウイルス科(Arteriviridae)に分類される、エンベロープを持った一本鎖RNAウイルスである。PRRSVの異なる分離株の抗原的特徴には大きなばらつきがあり、感染を予防するための有効な対策は限られている。弱毒化された改変生ワクチン(MLV)、死滅ウイルスワクチン又は組換えワクチンという、PRRSに利用可能な3つの主要なワクチン群がある。PRRSVのウイルスエンベロープタンパク質は、一般に、ビリオン内のタンパク質の存在量に基づいて主要及び微量タンパク質にカテゴリー分けされる。主要ウイルスエンベロープタンパク質は、gp5(ORF 5)及びM(ORF 6)であり、二量体を形成する。微量エンベロープタンパク質は、gp2(ORF2)、gp3(ORF3)、gp4(ORF4)及びE(ORF2b)並びに恐らく新たに同定されるウイルスタンパク質gp5a(ORF 5a)である。活性抗原成分は、PRRSVウイルスからのORF4、ORF5、ORF6又はORF7を含み得る。
上記病原体に対して動物を免疫化する新たな方式が引き続き要求されている。
【0006】
したがって、本発明の基礎となる技術的問題は、病原体に対して動物を免疫化するさらなる手段及び方法の提供である。特許請求の範囲で特徴付けられる及び本明細書において下記で提供されるような実施形態の提供により、この問題を解決し、上述の要求に対処する。
本願におけるいずれの文献の引用又は特定も、そのような文献が本発明に対する先行技術として利用可能であることを認めるものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は病原体に対して動物を免疫化するさらなる手段及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ローソニア・イントラセルラリスの抗原と、ブタサーコウイルス(PCV)、マイコプラズマ・ハイオニューモニエ(M.hyo.)及びブタ繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)の群から選択される少なくとも1種のさらなる病原体の1種又は複数種の抗原とを含むワクチンであって、ローソニア・イントラセルラリスの抗原が生菌ローソニア・イントラセルラリスである、前記ワクチンに関する。
したがって、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスとPCVの抗原とを含み得る。
【0009】
例えば、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスとPCV2 ORF2タンパク質とを含み得る。
本ワクチンはまた、生菌ローソニア・イントラセルラリスとM.hyo.の抗原とを含み得る。
例えば、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスとM.hyo.バクテリンとを含み得る。
本ワクチンはまた、生菌ローソニア・イントラセルラリスとPRRSVの抗原とを含み得る。
例えば、本ワクチンはまた、生菌ローソニア・イントラセルラリスと弱毒化PRRSVウイルスとを含み得る。
本ワクチンはまた、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCVの抗原と、M.hyo.の抗原とを含み得る。
例えば、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCV2 ORF2タンパク質と、M.hyo.バクテリンとを含み得る。
本ワクチンはまた、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCVの抗原と、PRRSVの抗原とを含み得る。
例えば、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCV2 ORF2タンパク質と、弱毒化PRRSVウイルスとを含み得る。
本ワクチンはまた、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PRRSVの抗原と、M.hyo.の抗原とを含み得る。
例えば、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、弱毒化PRRSVウイルスと、M.hyo.バクテリンとを含み得る。
本ワクチンはまた、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCVの抗原と、M.hyo.の抗原と、PRRSの抗原とを含み得る。
例えば、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCV2 ORF2タンパク質と、M.hyo.バクテリンと、弱毒化PRRSVウイルスとを含み得る。
【0010】
好ましくは、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCVの抗原とを含む。
より好ましくは、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCV2抗原とを含む。
より好ましくは、本ワクチンは、生菌ローソニア・イントラセルラリスと、PCV2の組換えポリペプチドとを含む。
特に好ましい実施形態では、本ワクチンは、Enterisol(登録商標)Ileitisに含まれているローソニア・イントラセルラリスの抗原と、Ingelvac CircoFLEX(登録商標)又は3FLEX(登録商標)に含まれているPCV抗原とを含む。用語「生菌ローソニア・イントラセルラリス」は、「改変された生菌ローソニア・イントラセルラリス」及び「弱毒化ローソニア・イントラセルラリス」を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
健康器具
5日前
個人
鼾防止用具
1日前
個人
歯茎みが品
29日前
個人
歯の掃除具
3か月前
個人
脈波測定方法
8日前
個人
塗り薬塗り具
2か月前
個人
導電香
22日前
個人
乗馬テラピー
4か月前
個人
身体牽引装置
3か月前
個人
マッサージ機
16日前
個人
脈波測定方法
1日前
個人
クリップ
1か月前
個人
収納容器
2か月前
個人
健康器具
2か月前
個人
発熱器具
3か月前
個人
染毛方法
3か月前
個人
片足歩行支援具
1か月前
個人
眼科診療車
1か月前
個人
磁器治療器
4か月前
個人
動体視力強化装置
4か月前
個人
口内洗浄具
8日前
株式会社コーセー
美爪料
1か月前
株式会社ナカニシ
生検針
4か月前
東レ株式会社
下肢着用具
4か月前
株式会社 MTG
浴用剤
23日前
個人
避難困難者救出台車
1か月前
個人
血管硬化度算出方法
4か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
3か月前
個人
除菌システム
1か月前
株式会社コーセー
化粧料
1か月前
株式会社MIC
陰茎補助具
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
4か月前
個人
立位姿勢支持具
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
29日前
株式会社ファンケル
化粧料
3か月前
続きを見る