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公開番号2025026219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131678
出願日2023-08-10
発明の名称3Dプリント埋設型枠による基礎構造及び基礎の製造方法
出願人株式会社大林組,日本ヒューム株式会社
代理人個人
主分類E02D 27/01 20060101AFI20250214BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】3Dプリンタ技術を利用して基礎構造物の周面摩擦を増大させ、当該基礎構造物の支持性能を効果的に向上させることが可能な、3Dプリント埋設型枠による基礎構造及び基礎の製造方法を提供する。
【解決手段】積層型の3Dプリンタにより形成された3Dプリント埋設型枠10と、該3Dプリント埋設型枠10によって区画された範囲に充填される充填コンクリート20と、を少なくとも有する3Dプリント埋設型枠による基礎構造100であって、前記3Dプリント埋設型枠10は、上方に積層される複数の積層材層12からなる隔壁11を有し、前記積層材層12は凹凸形状を構成するとともに、該凹凸形状の縦横比が調整されて成ることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
積層型の3Dプリンタにより形成された3Dプリント埋設型枠と、該3Dプリント埋設型枠によって区画された範囲に充填される充填コンクリートと、を少なくとも有する3Dプリント埋設型枠による基礎構造であって、
前記3Dプリント埋設型枠は、上方に積層される複数の積層材層からなる隔壁を有し、
前記積層材層は凹凸形状を構成するとともに、該凹凸形状の縦横比が調整されて成る
ことを特徴とする3Dプリント埋設型枠による基礎構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記凹凸形状の縦横比(H/V) は0.13~0.44である
請求項1に記載の3Dプリント埋設型枠による基礎構造。
【請求項3】
積層型の3Dプリンタにより形成された3Dプリント埋設型枠と、該3Dプリント埋設型枠によって区画された範囲に充填される充填コンクリートと、を少なくとも有する3Dプリント埋設型枠による基礎構造であって、
前記3Dプリント埋設型枠は、上方に積層される複数の積層材層からなる隔壁を有し、
前記積層材層の外側端部は、上方及び/又は下方に隣接する積層材層の外側端部よりも、前記隔壁の外側方向に突出する突出部を備える
ことを特徴とする3Dプリント埋設型枠による基礎構造。
【請求項4】
積層型の3Dプリンタにより形成された3Dプリント埋設型枠と、該3Dプリント埋設型枠によって区画された範囲に充填される充填コンクリートと、を少なくとも有する3Dプリント埋設型枠による基礎構造であって、
前記3Dプリント埋設型枠は、上方に積層される複数の積層材層からなる隔壁を有し、
前記積層材層の内側端部は、上方及び/又は下方に隣接する積層材層の内側端部よりも、前記隔壁の内側方向に突出する突出部を備える
ことを特徴とする3Dプリント埋設型枠による基礎構造。
【請求項5】
前記突出部は、前記隔壁の水平断面において所定間隔にて複数箇所に形成される
請求項3又は4に記載の3Dプリント埋設型枠による基礎構造。
【請求項6】
前記基礎構造は、柱状体基礎又は杭基礎である
請求項1乃至4のいずれかに記載の3Dプリント埋設型枠による基礎構造。
【請求項7】
前記基礎構造は、柱状体基礎又は杭基礎である
請求項5に記載の3Dプリント埋設型枠による基礎構造。
【請求項8】
積層型の3Dプリンタにより形成された3Dプリント埋設型枠と、該3Dプリント埋設型枠によって区画された範囲に充填される充填コンクリートと、を少なくとも有する3Dプリント埋設型枠による基礎の製造方法であって、
複数の積層材層を上方に積層して隔壁を形成し、3Dプリント埋設型枠を製造するステップと、
前記3Dプリント埋設型枠によって区画された範囲に充填コンクリートを充填するステップと、を少なくとも有し、
前記3Dプリント埋設型枠を製造するステップでは、前記積層材層を凹凸形状にて積層するとともに、該凹凸形状の縦横比を調整する
ことを特徴とする3Dプリント埋設型枠による基礎の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、3Dプリンタによって形成された埋設型枠を基礎構造物に適用した、3Dプリント埋設型枠による基礎構造及び基礎の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1には、3Dプリンタによってフーチングの隔壁を形成し、隔壁内にコンクリートを充填するようにして、効率的に構造物を構築する技術が開示されている。
【0003】
また特許文献2には、モルタルを吐出する3Dプリンタによって積層構造物を作製し、当該積層構造物を型枠として利用し、コンクリートを充填して壁や柱を構築することが記載されている。
【0004】
近年、上記したような3Dプリンタの適用が盛んに行われ、自動化・省力化技術として様々な検討が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-199939
特開2022-174879
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、基礎構造物、特に柱状体基礎や杭基礎などでは、支持力の計算、及び、設計に用いる地盤反力係数や地盤反力度の上限値は、基準通りの値しか見ることができず、基礎を小さくすることができない。そうなると、他の埋設物や重要構造物が近傍にあるような場所では、基礎構造の成立案が得られない場合がある。
【0007】
そこで本願発明は、上記した問題点等に鑑み、前述した3Dプリンタ技術を利用して基礎構造物の周面摩擦を増大させ、当該基礎構造物の支持性能を効果的に向上させることが可能な、3Dプリント埋設型枠による基礎構造及び基礎の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)に係る発明は、積層型の3Dプリンタにより形成された3Dプリント埋設型枠と、該3Dプリント埋設型枠によって区画された範囲に充填される充填コンクリートと、を少なくとも有する3Dプリント埋設型枠による基礎構造であって、前記3Dプリント埋設型枠は、上方に積層される複数の積層材層からなる隔壁を有し、前記積層材層は凹凸形状を構成するとともに、該凹凸形状の縦横比が調整されて成ることを特徴とする3Dプリント埋設型枠による基礎構造である。
【0009】
(2)に係る発明は、前記凹凸形状の縦横比(H/V) は0.13~0.44である上記(1)に記載の3Dプリント埋設型枠による基礎構造である。
【0010】
(3)に係る発明は、積層型の3Dプリンタにより形成された3Dプリント埋設型枠と、該3Dプリント埋設型枠によって区画された範囲に充填される充填コンクリートと、を少なくとも有する3Dプリント埋設型枠による基礎構造であって、前記3Dプリント埋設型枠は、上方に積層される複数の積層材層からなる隔壁を有し、前記積層材層の外側端部は、上方及び/又は下方に隣接する積層材層の外側端部よりも、前記隔壁の外側方向に突出する突出部を備えることを特徴とする3Dプリント埋設型枠による基礎構造である。
(【0011】以降は省略されています)

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