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公開番号
2025026191
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131619
出願日
2023-08-10
発明の名称
弾性支持部材、懸架装置
出願人
日立Astemo株式会社
,
本田技研工業株式会社
代理人
個人
主分類
F16F
9/32 20060101AFI20250214BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】抜け荷重を小さくすることなく、挿入荷重を小さくすることができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】弾性支持部材1は、コイルばねと、コイルばねの端部を支持するばね支持部材130との間に介在する弾性支持部材1であって、ばね支持部材130と対向する対向面12から突出して、ばね支持部材130に形成された貫通孔134に挿入される突出部を20有し、突出部20は、対向面12に平行な方向の大きさが貫通孔134の大きさよりも小さく貫通孔134に嵌め込まれる基部30と、基部30における外周部から外側に突出するとともに、基部30が貫通孔134に嵌め込まれた状態で、ばね支持部材130に対して対向面12とは反対側に位置する凸部40と、を備え、凸部40は、基部30との間に、対向面12から離れる側に凹んだ凹部42を有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
ばねと、前記ばねの端部を支持するばね支持部材との間に介在する弾性支持部材であって、
前記ばね支持部材と対向する対向面から突出して、前記ばね支持部材に形成された貫通孔に挿入される突出部を有し、
前記突出部は、
前記対向面に平行な方向の大きさが前記貫通孔の大きさよりも小さく前記貫通孔に嵌め込まれる基部と、
前記基部における外周部から外側に突出するとともに、前記基部が前記貫通孔に嵌め込まれた状態で、前記ばね支持部材に対して前記対向面とは反対側に位置する凸部と、
を備え、
前記凸部は、前記基部との間に、前記対向面から離れる側に凹んだ凹部を有する、
弾性支持部材。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記凸部は、前記基部の周囲に複数設けられている、
請求項1に記載の弾性支持部材。
【請求項3】
複数の前記凸部の内の2つの前記凸部は、前記基部に対して反対側に設けられ、前記2つの前記凸部の外縁間の前記対向面に平行な方向の大きさは、前記貫通孔の大きさよりも大きい、
請求項2に記載の弾性支持部材。
【請求項4】
前記基部における前記対向面と平行な断面形状は、前記ばねの半径方向よりも前記ばねの巻き方向に大きい、
請求項1に記載の弾性支持部材。
【請求項5】
前記基部における前記凸部よりも前記対向面から離れる部位の前記貫通孔の深さ方向の大きさは、前記貫通孔自身の前記深さ方向の大きさよりも大きい、
請求項1に記載の弾性支持部材。
【請求項6】
ばねと、
前記ばねの端部を支持するばね支持部材と、
前記ばねと前記ばね支持部材との間に介在する、請求項1~5のいずれか1項に記載の弾性支持部材と、
を備える懸架装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性支持部材及び懸架装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載された弾性支持部材は、コイルスプリングの座巻部を支持するスプリング支持面を含むラバー本体部を備えている。ラバー本体部のスプリング支持面と相反する側の下面には、スプリングシートに形成された貫通孔に嵌合する2つの嵌合突部が一体に突出形成されている。嵌合突部は、ラバー本体部の側に設けられた柱部と、ラバー本体部から離間する側に設けられ、スプリングシートの貫通孔に嵌合する嵌合部とを有している。柱部は、スプリングシートの貫通孔の直径と同じか若干小さい直径及び、スプリングシートの厚さよりも若干大きな高さを有している。嵌合部は、下方に向けて小径となる円錐形或いは円錐台形をなしており、基端側においてスプリングシートの貫通孔の直径よりも大きく、先端側において貫通孔の直径よりも小さな直径を有している。嵌合突部は、嵌合部の上端に形成される環状肩面をスプリングシートの下面に係合させることにより、スプリングシートの貫通孔に嵌合する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-46910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された弾性支持部材においては、嵌合突部の嵌合部のスプリングシートの貫通孔への挿入荷重、及び、嵌合部のスプリングシートの貫通孔からの抜け荷重は、スプリングシートの貫通孔以下の大きさまで嵌合部を変形させる力に依存する。それゆえ、挿入荷重を低減させる工夫をしないと、弾性支持部材をスプリングシートに組み付け易くするために挿入荷重を小さくさせると、抜け荷重も小さくなってしまう。
本発明は、抜け荷重を小さくすることなく、挿入荷重を小さくすることができる弾性支持部材等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもと完成させた本発明は、ばねと、前記ばねの端部を支持するばね支持部材との間に介在する弾性支持部材であって、前記ばね支持部材と対向する対向面から突出して、前記ばね支持部材に形成された貫通孔に挿入される突出部を有し、前記突出部は、前記対向面に平行な方向の大きさが前記貫通孔の大きさよりも小さく前記貫通孔に嵌め込まれる基部と、前記基部における外周部から外側に突出するとともに、前記基部が前記貫通孔に嵌め込まれた状態で、前記ばね支持部材に対して前記対向面とは反対側に位置する凸部と、を備え、前記凸部は、前記基部との間に、前記対向面から離れる側に凹んだ凹部を有する、弾性支持部材である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、抜け荷重を小さくすることなく、挿入荷重を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
懸架装置の概略構成の一例を示す図である。
コイルばね、ばね支持部材及び弾性支持部材が組み付けられた状態の一例を示す斜視図である。
ばね支持部材と弾性支持部材が組み付けられる前の状態の一例を示す斜視図である。
突出部20を半径方向に見た外観の一例を示す図である。
突出部20を図4のV方向に見た外観の一例を示す図である。
図4のVI-VI部の断面の一例を示す図である。
図4のVII-VII部の断面の一例を示す図である。
図4のVIII-VIII部の断面の一例を示す図である。
図4のIX-IX部の断面の一例を示す図である。
図9のX部の拡大図である。
突出部がばね支持部材の貫通孔に挿入された状態の一例を示す図である。
突出部がばね支持部材の貫通孔から抜ける前の状態の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、懸架装置100の概略構成の一例を示す図である。
懸架装置100は、ストラット式サスペンションであり、図1に示すように、油圧緩衝装置110と、油圧緩衝装置110の外側に配置されたコイルばね120(ばねの一例)と、を備える。また、懸架装置100は、コイルばね120の一方側(図1では下側)の端部を支持するばね支持部材130と、コイルばね120の他方側(図1では上側)の端部を支持するばね支持部材140と、を備える。また、懸架装置100は、コイルばね120とばね支持部材130との間に介在する弾性支持部材1を備えている。
【0009】
懸架装置100は、後述するピストンロッド112の軸方向の他方側の端部に取り付けられて、この懸架装置100を車両に取り付けるための車体側ブラケット150と、後述するダンパケース111におけるピストンロッド112の軸方向の一方側の端部に固定されて、懸架装置100を車輪に取り付けるための車輪側ブラケット160と、を備える。また、懸架装置100は、ピストンロッド112の少なくとも一部を覆うダストカバー170を備える。
【0010】
油圧緩衝装置110は、オイルを収容するダンパケース111と、ダンパケース111内に同軸で設けられたシリンダ(不図示)と、シリンダ内を摺動するピストン(不図示)と、一方側の端部にピストンを保持するとともに他方側の端部がダンパケース111から突出して設けられるピストンロッド112と、を備えている。ピストンロッド112は、円柱状または円筒状の部材である。
(【0011】以降は省略されています)
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