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公開番号2025026127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131511
出願日2023-08-10
発明の名称積層体
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人エスエス国際特許事務所
主分類B32B 27/32 20060101AFI20250214BHJP(積層体)
要約【課題】離型性に優れるとともに、基材層に対する密着性にも優れる4-メチル-1-ペンテン系重合体層を含む積層体を提供すること。
【解決手段】基材層(I)と、下記要件(a)~(c)を満たすグラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)およびイソシアネート化合物(C)を含む組成物(X)から形成される層(II)と、を含む積層体:(a)示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が180℃を超え220℃以下である;(b)示差走査熱量計(DSC)で測定した融解(吸熱)曲線における吸熱終了温度(TmE)が230℃以下である;(c)示差走査熱量計(DSC)で測定した結晶化(発熱)曲線における発熱開始温度(TcS)が210℃以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
基材層(I)と、
下記要件(a)~(c)を満たすグラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)およびイソシアネート化合物(C)を含む組成物(X)から形成される層(II)と、
を含む積層体:
(a)示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が180℃を超え220℃以下である;
(b)示差走査熱量計(DSC)で測定した融解(吸熱)曲線における吸熱終了温度(TmE)が230℃以下である;
(c)示差走査熱量計(DSC)で測定した結晶化(発熱)曲線における発熱開始温度(TcS)が210℃以下である。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)の135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]が、0.5~5.0dl/gである、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)が、4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)のグラフト変性体であり、
前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)は、4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(U1)と、所望により、炭素数2~20のα-オレフィン(ただし、4-メチル-1-ペンテンを除く。)から導かれる構成単位(U2)と、を含み、
前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)における、前記構成単位(U1)の含有量が84~100モル%であり、前記構成単位(U2)の含有量が0~16モル%である(ただし、前記構成単位(U1)の含有量と前記構成単位(U2)の含有量との合計を100モル%とする。)、
請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記基材層(I)が、示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が200℃以下のポリオレフィンを含む、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)のグラフト変性量が、0.1~5.0質量%である、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記組成物(X)において、前記イソシアネート化合物(C)の含有量が、前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)100質量部に対し、0.2~30質量部である、請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
前記層(II)における前記基材層(I)に向かう面とは反対の面における表面自由エネルギーが32mN/m以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項8】
前記層(II)における前記基材層(I)に向かう面とは反対の面における水接触角が97°以上である、請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)の前記構成単位(U2)が、炭素数6~18のα-オレフィン(ただし、4-メチル-1-ペンテンを除く。)から導かれる構成単位である、請求項3に記載の積層体。
【請求項10】
前記層(II)の厚さが25μm以下である、請求項1または2に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
4-メチル-1-ペンテン系重合体は、表面張力が低いことにより離型性に優れており、かつ耐熱性も高い。したがって、4-メチル-1-ペンテン系重合体層と基材層とを含む積層体は、産業用離型フィルム等として使用されている(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-74775号公報
特開2013-227421号公報
特開2015-34258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
4-メチル-1-ペンテン系重合体層は、離型性に優れるものの、基材層に対する密着性が低い傾向にある。本開示の目的の一つは、離型性に優れるとともに、基材層に対する密着性にも優れる4-メチル-1-ペンテン系重合体層を含む積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、例えば以下の[1]~[12]に関する。
[1]基材層(I)と、下記要件(a)~(c)を満たすグラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)およびイソシアネート化合物(C)を含む組成物(X)から形成される層(II)と、を含む積層体:
(a)示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が180℃を超え220℃以下である;
(b)示差走査熱量計(DSC)で測定した融解(吸熱)曲線における吸熱終了温度(TmE)が230℃以下である;
(c)示差走査熱量計(DSC)で測定した結晶化(発熱)曲線における発熱開始温度(TcS)が210℃以下である。
[2]前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)の135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]が、0.5~5.0dl/gである、項[1]に記載の積層体。
[3]前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)が、4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)のグラフト変性体であり、
前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)は、4-メチル-1-ペンテンから導かれる構成単位(U1)と、所望により、炭素数2~20のα-オレフィン(ただし、4-メチル-1-ペンテンを除く。)から導かれる構成単位(U2)と、を含み、
前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)における、前記構成単位(U1)の含有量が84~100モル%であり、前記構成単位(U2)の含有量が0~16モル%である(ただし、前記構成単位(U1)の含有量と前記構成単位(U2)の含有量との合計を100モル%とする。)、項[1]または[2]に記載の積層体。
[4]前記基材層(I)が、示差走査熱量計(DSC)で測定した融点(Tm)が200℃以下のポリオレフィンを含む、項[1]~[3]のいずれか1項に記載の積層体。
[5]前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)のグラフト変性量が、0.1~5.0質量%である、項[1]~[4]のいずれか1項に記載の積層体。
[6]前記組成物(X)において、前記イソシアネート化合物(C)の含有量が、前記グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)100質量部に対し、0.2~30質量部である、項[1]~[5]のいずれか1項に記載の積層体。
[7]前記層(II)における前記基材層(I)に向かう面とは反対の面における表面自由エネルギーが32mN/m以下である、項[1]~[6]のいずれか1項に記載の積層体。
[8]前記層(II)における前記基材層(I)に向かう面とは反対の面における水接触角が97°以上である、項[1]~[7]のいずれか1項に記載の積層体。
[9]前記4-メチル-1-ペンテン系重合体(A)の前記構成単位(U2)が、炭素数6~18のα-オレフィン(ただし、4-メチル-1-ペンテンを除く。)から導かれる構成単位である、項[3]~[8]のいずれか1項に記載の積層体。
[10]前記層(II)の厚さが25μm以下である、項[1]~[9]のいずれか1項に記載の積層体。
[11]前記基材層(I)における融点(Tm)が200℃以下の前記ポリオレフィンが、ポリプロピレンおよびポリエチレンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、項[4]~[11]のいずれか1項に記載の積層体。
[12]前記基材層(I)における融点(Tm)が200℃以下の前記ポリオレフィンが、ポリプロピレンを含む、項[11]に記載の積層体。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、離型性に優れるとともに、基材層に対する密着性にも優れる4-メチル-1-ペンテン系重合体層を含む積層体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態の積層体の断面図である。
図2は、一実施形態の積層体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において数値範囲に関する「A~B」との記載は、特に断りがなければ、A以上B以下であることを表す。例えば、「10~20%」との記載は、10%以上20%以下を意味する。
また、本開示における各種モノマーは、化石原料由来であってもよく、バイオマス由来であってもよい。
【0009】
以下、本開示の積層体について詳細に説明する。
本開示の積層体は、基材層(I)と、グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)およびイソシアネート化合物(C)を含む組成物(X)から形成される層(II)と、を含む。
以下では、組成物(X)について説明した後、積層体について説明する。
【0010】
<組成物(X)>
組成物(X)は、グラフト変性4-メチル-1-ペンテン系重合体(B)と、イソシアネート化合物(C)とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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