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公開番号2025026022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131342
出願日2023-08-10
発明の名称ファスナ支持具、連結ファスナ及びファスナ支持具の製造方法
出願人マックス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16B 15/08 20060101AFI20250214BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ファスナの打ち込み姿勢を安定させつつ、ファスナを連結してコイル状に捲き回したときの外径を小さくすることを可能とするファスナ支持具、連結ファスナ及びファスナ支持具の製造方法を提供すること。
【解決手段】本開示に係るファスナ支持具は、第1部分から立設し、板状部材の前方においてファスナの第1位置を着脱可能に支持する第1支持部を有する第1タブと、第2部分の下端から立設し、板状部材の前方においてファスナの第1位置より上方の第2位置を着脱可能に支持する第2支持部を有する第2タブとを備える。第1部分には第1部分の下端及び上端に接続する第1開口が形成され、第2部分には第2部分の下端において第1開口の上端に接続する第2開口が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下部である第1部分と、上部である第2部分とを有する板状部材と、
前記第1部分から立設し、前記板状部材の前方においてファスナの第1位置を着脱可能に支持する第1支持部を有する第1タブと、
前記第2部分の下端から立設し、前記板状部材の前方において前記ファスナの前記第1位置より上方の第2位置を着脱可能に支持する第2支持部を有する第2タブと、を備え、
前記第1部分には、前記第1部分の下端及び上端に接続し、かつ、前記第2タブを前記第2部分の下端を支点として回転させたときに前記第2タブが通過可能に設けられた第1開口が形成され、
前記第2部分には、前記第2部分の下端において前記第1開口の上端に接続し、前記ファスナの前記第2位置から前記ファスナの少なくとも一部を後方から視認可能とする第2開口が形成され、
前記第1タブは、前記第1部分から立設し、前記第1開口を挟んで前記第1支持部と前記第1部分とを接続する一対の第1脚部を備え、
前記第2タブは、前記第2部分の下端から立設し、前記第2開口を挟んで前記第2支持部と前記第2部分とを接続する一対の第2脚部を備える、
ファスナ支持具。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
上下方向及び前後方向に垂直な幅方向における前記第1開口の幅は、前記第2開口の幅より大きい、請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項3】
前記ファスナの中心軸を通過する位置における、上下方向及び前後方向に垂直な幅方向における前記第1支持部の幅は、前記ファスナの中心軸を通過する位置における前記第2支持部の幅より大きい、請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項4】
前記第2部分にはさらに、前記第1開口上端の幅方向一端部に接続する第1スリットと、前記第1開口上端の幅方向他端部に接続する第2スリットとが形成されており、
前記第2開口は、前記第1スリットと前記第2スリットとの間の、前記第1開口上端の幅方向中央部を含む領域において前記第1開口上端に接続する、
請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項5】
前記第1開口は、上方に進行するほど幅が大きくなる部分を有するように形成されている、請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項6】
前記第2開口は、上方に進行するほど幅が大きくなる部分を有するように形成されている、請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項7】
前記第2タブの長さは、前記第1部分の前記下端から前記上端までの高さより大きい、請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項8】
前記第1タブ及び前記第2タブにより支持される前記ファスナをさらに備え、
前記ファスナの頭部の一部は、前記第2開口に挿入されている、
請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項9】
前記一対の第1脚部の間隔は、前記第1支持部に接近するにつれて小さくなる、
請求項1に記載のファスナ支持具。
【請求項10】
前記一対の第2脚部の間隔は、前記第2支持部に接近するにつれて小さくなる、
請求項1に記載のファスナ支持具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファスナ支持具、連結ファスナ及びファスナ支持具の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ねじや釘など、被加工物に打ち込まれることにより被加工物同士を固定するためのファスナが知られている。ファスナを支持するためのファスナ支持具が連結された連結帯によって複数のファスナは、連結された状態で支持される。このような連結ファスナは、打込工具のマガジンに装填されて使用される。マガジンにセットされたファスナは、圧縮空気などで駆動するドライバによって打撃されることによりファスナ支持具と分離して被加工物に打ち込まれる。
【0003】
特許文献1は、このような連結ファスナ及び打込工具の一例を開示している。特許文献2及び3も、連結ファスナの一例を示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第3450255号明細書
実公平03-026329号公報
特開平01-206106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、先行技術文献に記載されているファスナ支持具は、ファスナを打ち込む際にファスナの頭部がファスナ支持具の影響を受けやすい構成を有していた。ファスナ支持具からの影響によりファスナの姿勢が不安定になると、ファスナが被加工物である打込部材に対して傾いてしまうため、ファスナを正確に打ち込めなくなってしまう。この対策としてファスナの頭部がファスナ支持具の影響を受け難くなるように、ファスナ支持具から大きく離れた位置でファスナを支持することも考えられる。しかしながら、ファスナ支持具から大きく離れた位置でファスナを支持する構成を採用すると、連結ファスナを螺旋状に巻回したときの半径が大きくなってしまうため、マガジンに装填できるファスナの数が減ってしまう。
【0006】
そこで本発明は、ファスナの打ち込み姿勢を安定させつつ、ファスナを連結してコイル状に捲き回したときの外径を小さくすることを可能とするファスナ支持具、連結ファスナ及びファスナ支持具の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本出願は、ファスナ支持具を開示する。このファスナ支持具は、下部である第1部分と、上部である第2部分とを有する板状部材と、前記第1部分から立設し、前記板状部材の前方においてファスナの第1位置を着脱可能に支持する第1支持部を有する第1タブと、前記第2部分の下端から立設し、前記板状部材の前方において前記ファスナの前記第1位置より上方の第2位置を着脱可能に支持する第2支持部を有する第2タブと、を備える。そして前記第1部分には、前記第1部分の下端及び上端に接続し、かつ、前記第2タブを前記第2部分の下端を支点として回転させたときに前記第2タブが通過可能に設けられた第1開口が形成される。また、前記第2部分には、前記第2部分の下端において前記第1開口の上端に接続し、前記ファスナの前記第2位置から前記ファスナの上端までの少なくとも一部を後方から視認可能とする第2開口が形成される。加えて前記第1タブは、前記第1部分から立設し、前記第1開口を挟んで前記第1支持部と前記第1部分とを接続する一対の第1脚部を備え、前記第2タブは、前記第2部分の下端から立設し、前記第2開口を挟んで前記第2支持部と前記第2部分とを接続する一対の第2脚部を備える。
【0008】
なお、板状部材は、矩形状に形成されているものに限られない。板状部材は、二次元方向(上下方向及び幅方向)に延在する矩形以外の形状に形成された部材を含んでよく、例えば本実施形態に示される形状に形成された部材を含む。
【0009】
なおファスナ支持具は、支持対象であるファスナをさらに備えてもよい。なおファスナは、釘及びねじを含む。ファスナはさらに被加工物を他の被加工物と連結するための他の部材を含む。
【0010】
なお、「前記第2タブを前記第2部分の下端を支点として回転させたときに前記第2タブが通過可能に設けられた第1開口」は、第1タブが立設した状態においては第2タブが回転しても通過できず、かつ、第1タブが回転した状態(例えば第1タブが回転して下部と平行になった状態)において、第2タブが通過可能に形成される開口を含む。
ここで「第1開口」等の「開口」は、外力等を受けていない通常の状態においては閉塞しており、ただし外力等を受けた状態において開口を形成可能に設けられた構成を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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