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公開番号2025025790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130915
出願日2023-08-10
発明の名称車両用駆動装置
出願人株式会社アイシン,本田技研工業株式会社,株式会社BluE Nexus
代理人弁理士法人R&C
主分類F16H 57/04 20100101AFI20250214BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ケースの大きさに制限がある場合であっても、ストレーナ及び油圧制御装置のそれぞれの配置スペースを確保し易い車両用駆動装置を提供する。
【解決手段】オイルポンプに吸引される油をろ過するストレーナ1は、油圧制御装置2との油の受け渡しのための接続口である第1接続口1aを備え、油圧制御装置2は、第1接続口1aに接続される第2接続口2aを備え、ケース9は、第1ケース部91と、当該第1ケース部91に接合される第2ケース部92と、を備え、ストレーナ1は、第1接続口1aが接合方向第2側J2を向く姿勢で第1ケース部91に固定され、油圧制御装置2は、第2接続口2aが接合方向第1側J1を向く姿勢で第2ケース部92に固定され、第1ケース部91と第2ケース部92とが接合された状態で、第1接続口1aと第2接続口2aとがシール部材10を介して接続されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
駆動力源に駆動連結される入力部材と、
車輪に駆動連結される出力部材と、
前記入力部材と前記出力部材との間の動力伝達を行う動力伝達機構と、
前記動力伝達機構を伝わる駆動力により駆動されるオイルポンプと、
前記オイルポンプに吸引される油をろ過するストレーナと、
前記オイルポンプから吐出された油の制御を行う制御弁を備えた油圧制御装置と、
前記動力伝達機構、前記オイルポンプ、前記ストレーナ、前記油圧制御装置、及び油を収容する収容室を備えたケースと、を備え、
前記ストレーナは、前記油圧制御装置との油の受け渡しのための接続口である第1接続口を備え、
前記油圧制御装置は、前記第1接続口に接続される第2接続口を備え、
前記ケースは、第1ケース部と、前記第1ケース部に接合されて前記第1ケース部と共に前記収容室を形成する第2ケース部と、を備え、
前記第1ケース部と前記第2ケース部とが互いに接合される方向を接合方向とし、前記接合方向における前記第2ケース部に対して前記第1ケース部が配置される側を接合方向第1側とし、前記接合方向第1側とは反対側を接合方向第2側として、
前記ストレーナは、前記第1接続口が前記接合方向第2側を向く姿勢で前記第1ケース部に固定され、
前記油圧制御装置は、前記第2接続口が前記接合方向第1側を向く姿勢で前記第2ケース部に固定され、
前記第1ケース部と前記第2ケース部とが接合された状態で、前記第1接続口と前記第2接続口とがシール部材を介して接続されている、車両用駆動装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記動力伝達機構における動力伝達を断接する係合装置を更に備え、
前記オイルポンプは、前記動力伝達機構における前記係合装置よりも前記入力部材側の部分を伝わる駆動力により駆動される第1オイルポンプと、前記動力伝達機構における前記係合装置よりも前記出力部材側の部分を伝わる駆動力により駆動される第2オイルポンプと、を含み、
前記第2オイルポンプは、前記収容室に収容されるように、前記第1ケース部に固定され、
前記ストレーナは、前記収容室における前記第2オイルポンプに対して前記接合方向第1側の空間に配置されている、請求項1に記載の車両用駆動装置。
【請求項3】
前記第2オイルポンプが吐出する油を前記係合装置に供給する供給油路の少なくとも一部を構成する油路構成部材を更に備え、
前記油路構成部材が、前記第1ケース部に固定されていると共に、前記第2オイルポンプに取り付けられている、請求項2に記載の車両用駆動装置。
【請求項4】
前記出力部材の回転軸心に直交する方向を径方向として、
前記出力部材は、前記径方向に沿う径方向視で、前記第1ケース部と重複するように配置された出力ギヤであり、
前記第2オイルポンプは、前記出力ギヤに噛み合うポンプ駆動ギヤの回転によって駆動されるように構成されている、請求項2又は3に記載の車両用駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動力源に駆動連結される入力部材と、車輪に駆動連結される出力部材と、それらの間の動力伝達を行う動力伝達機構と、当該動力伝達機構を伝わる駆動力により駆動されるオイルポンプと、当該オイルポンプに吸引される油をろ過するストレーナと、オイルポンプから吐出された油の制御を行う制御弁を備えた油圧制御装置と、を備えた車両用駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
このような車両用駆動装置の一例が、下記の特許文献1に開示されている。以下、背景技術の説明では、特許文献1における符号を括弧内に引用する。
【0003】
特許文献1の車両用駆動装置(1)では、ストレーナ(87a)から吸引された油が油圧制御装置(86)に流れるように、ストレーナ(87a)と油圧制御装置(86)とが互いに接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-187535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の車両用駆動装置(1)では、油圧制御装置(86)がケース(40)に固定され、ストレーナ(87a)が油圧制御装置(86)に固定されている(特許文献1の段落0051参照)。このような構成では、ケース(40)内に、ストレーナ(87a)と油圧制御装置(86)との双方を配置できる連続的な広いスペースが必要になる。そのため、ケース(40)の大型化、延いては車両用駆動装置(1)の大型化を招いていた。
【0006】
そこで、ケースの大きさに制限がある場合であっても、ストレーナ及び油圧制御装置のそれぞれの配置スペースを確保し易い車両用駆動装置の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記に鑑みた、車両用駆動装置の特徴構成は、
駆動力源に駆動連結される入力部材と、
車輪に駆動連結される出力部材と、
前記入力部材と前記出力部材との間の動力伝達を行う動力伝達機構と、
前記動力伝達機構を伝わる駆動力により駆動されるオイルポンプと、
前記オイルポンプに吸引される油をろ過するストレーナと、
前記オイルポンプから吐出された油の制御を行う制御弁を備えた油圧制御装置と、
前記動力伝達機構、前記オイルポンプ、前記ストレーナ、前記油圧制御装置、及び油を収容する収容室を備えたケースと、を備え、
前記ストレーナは、前記油圧制御装置との油の受け渡しのための接続口である第1接続口を備え、
前記油圧制御装置は、前記第1接続口に接続される第2接続口を備え、
前記ケースは、第1ケース部と、前記第1ケース部に接合されて前記第1ケース部と共に前記収容室を形成する第2ケース部と、を備え、
前記第1ケース部と前記第2ケース部とが互いに接合される方向を接合方向とし、前記接合方向における前記第2ケース部に対して前記第1ケース部が配置される側を接合方向第1側とし、前記接合方向第1側とは反対側を接合方向第2側として、
前記ストレーナは、前記第1接続口が前記接合方向第2側を向く姿勢で前記第1ケース部に固定され、
前記油圧制御装置は、前記第2接続口が前記接合方向第1側を向く姿勢で前記第2ケース部に固定され、
前記第1ケース部と前記第2ケース部とが接合された状態で、前記第1接続口と前記第2接続口とがシール部材を介して接続されている点にある。
【0008】
この特徴構成によれば、ケースが、第1ケース部と、当該第1ケース部に接合される第2ケース部とを備えている。そして、ストレーナと油圧制御装置とが、それぞれ、第1ケース部と第2ケース部とに分かれて固定されている。これにより、ケースの大きさに制限がある場合であっても、ストレーナ及び油圧制御装置のそれぞれの配置スペースを確保し易い。
また、本特徴構成によれば、第1接続口が接合方向第2側を向く姿勢でストレーナが固定された第1ケース部と、第2接続口が前記接合方向第1側を向く姿勢で油圧制御装置が固定された第2ケース部とを接合することで、第1接続口と第2接続口とをシール部材を介して接続することができる。これにより、第1接続口と第2接続口とを接続すると共に、第1ケース部と第2ケース部とを接合する工程の簡素化を図り易い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る車両用駆動装置の軸方向に沿う断面図
実施形態に係る車両用駆動装置の軸方向に沿うスケルトン図
実施形態に係る車両用駆動装置の構成要素の位置関係を示す図
ストレーナの第1接続口と油圧制御装置の第2接続口とが接続された状態を示す断面図
ストレーナと第2オイルポンプとの位置関係を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、実施形態に係る車両用駆動装置100について、図面を参照して説明する。図1及び図2に示すように、車両用駆動装置100は、入力部材Iと、出力部材Oと、動力伝達機構TSと、オイルポンプOPと、ケース9と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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