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公開番号
2025024533
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128706
出願日
2023-08-07
発明の名称
車両用のバッテリーケース
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類
H01M
10/6556 20140101AFI20250213BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】調温流体によるバッテリーの温度調節の効率を高めることができる車両用のバッテリーケースを提供する。
【解決手段】車両用のバッテリーケース10aは、上面111にバッテリーを載置可能に構成される板状のロアパネル11と、ロアパネル11の下面側に配置される第一断熱部材12とを備え、ロアパネル11と第一断熱部材12との間には、ロアパネル11の上面111に載置されるバッテリーモジュール90の温度を調整するための調温流体を流通可能な空洞状の調温経路20が設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
上面にバッテリーを載置可能に構成される板状の第一板部材と、
前記第一板部材の下方に配置される断熱部材と、
を備え、
前記第一板部材と前記断熱部材との間には、前記第一板部材の前記上面に載置される前記バッテリーの温度を調整するための流体である調温流体を流通可能な空洞状の経路が設けられる、
車両用のバッテリーケース。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両用のバッテリーケースであって、
前記断熱部材の前記第一板部材に近い側の面には前記第一板部材の側に向かって開口する溝部が設けられ、
前記経路は、前記断熱部材に設けられる溝部と、前記溝部の開口を覆う前記第一板部材と、により形成される、
車両用のバッテリーケース。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用のバッテリーケースであって、
前記第一板部材と前記断熱部材との間に配置される前記溝部に沿った第二板部材とを備える、
車両用のバッテリーケース。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用のバッテリーケースであって、
前記断熱部材の下方に配置される第三板部材を備え、
前記第一板部材と前記第二板部材と前記断熱部材と前記第三板部材とが一体に形成される、
車両用のバッテリーケース。
【請求項5】
請求項2に記載の車両用のバッテリーケースであって、
前記断熱部材の下方に配置される第三板部材を備え、
前記第一板部材と前記断熱部材と前記第三板部材とが一体に形成される、
車両用のバッテリーケース。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の車両用のバッテリーケースであって、
前記断熱部材の放熱量は空気の放熱量よりも低い、
車両用のバッテリーケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のバッテリーケースに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用のバッテリーケースには、収容されるバッテリーを適切な温度に維持できるように、バッテリーの温度を調節可能に構成されものがある。例えば、特許文献1に開示される車両用のバッテリーケースは、バッテリーが載置される底板と、この底板の下側に設けられる冷却体とを備える。冷却体は調温流体(冷媒)が流通可能に構成されており、冷却体に調温流体を流すことによって底板に載置されるバッテリーを冷却できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-68522号公報
【発明の概要】
【0004】
(発明が解決しようとする課題)
調温流体によるバッテリーの温度調節(冷却および加熱)の能力を高めるため、または温度調節の能力の低下を抑制するためには、調温流体とバッテリーとの間の熱交換の量を多くすることが好ましい。しかしながら、特許文献1に開示される構成では、底板の下方には空間が形成されており、冷却体はその空間に配置される構成であるため、冷却体を流通する調温流体と底板の下方の空間の空気との間でも熱交換される(すなわち、底板の下方の空間の空気を介してバッテリーケースの外部との間で熱交換される)。このため、冷却体を流通する調温流体と底板の下方の空間の空気との間で交換される熱量が多くなると、冷却体を流通する調温流体とバッテリーとの間の熱交換の量が少なくなる。すなわち、温度調節の効率が低下する。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、調温流体によるバッテリーの温度調節の効率を高めることができる車両用のバッテリーケースを提供することを目的とする。
【0006】
(課題を解決するための手段)
前記目的を達成するため、本発明に係る車両用のバッテリーケースは、
上面にバッテリーを載置可能に構成される板状の第一板部材と、
前記第一板部材の下方に配置される断熱部材と、
を備え、
前記第一板部材と前記断熱部材との間には、前記第一板部材の前記上面に載置される前記バッテリーの温度を調整するための流体である調温流体を流通可能な空洞状の経路が設けられる。
【0007】
本発明に係る車両用のバッテリーケースによれば、調温経路の下側(調温経路から見てバッテリーが載置される第一板部材が配置される側とは反対側)には断熱部材が存在するから、調温経路を流れる調温流体からバッテリーケースの下方に伝達される熱およびバッテリーケースの下方から調温流体に伝達される熱の量を減らすことができる。したがって、調温流体によるバッテリーの温度調節の効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第一実施形態に係る車両用のバッテリーケースの構成を示す斜視図である。
図2は、第一実施形態に係る車両用のバッテリーケースの構成を示す分解斜視図である。
図3は、第一実施形態に係る車両用のバッテリーケースの構成を示す断面図である。
図4は、第二実施形態に係る車両用のバッテリーケースの構成を示す分解斜視図である。
図5は、第二実施形態に係る車両用のバッテリーケースの構成を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。以下の説明において、車両用のバッテリーケースの各方向は、車両に組付けられた状態での方向(すなわち、車両の方向)を基準とする。各図においては、車両用のバッテリーケースの前側を矢印Frで示し、後側を矢印Rrで示し、上側を矢印Upで示し、下側を矢印Dwで示し、右側を矢印Rで示し、左側を矢印Lで示す。なお、以下の説明では、車両用のバッテリーケースを「ケース」と略して記すことがある。
【0010】
各実施形態に係るケース10a,10bは、電動車両(EV、PHV(プラグインハイブリッド車両)、HV(ハイブリッド車両)など)に搭載される複数のバッテリーモジュール90の収容に用いられる。バッテリーモジュール90は、互いに接続された複数のバッテリーセルを備える。本実施形態では、バッテリーモジュール90は、所定の方向に直列的に並ぶように接合される複数のバッテリーセルを備え、バッテリーセルの配列方向に長い長尺形状を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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