TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025024324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128353
出願日2023-08-07
発明の名称情報処理装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06N 3/0495 20230101AFI20250213BHJP(計算;計数)
要約【課題】SNNやディジタル脳型計算機への適用が容易な、ニューラルネットワークによる演算を行う情報処理装置を提供する。
【解決手段】実施形態の情報処理装置は、入力層、1以上の中間層、および、出力層を含むニューラルネットワークによる演算を行う情報処理装置であって、少なくとも、前記入力層、および、1以上の前記中間層のそれぞれは、最後に、0か1を出力する量子化層を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力層、1以上の中間層、および、出力層を含むニューラルネットワークによる演算を行う情報処理装置であって、
少なくとも、前記入力層、および、1以上の前記中間層のそれぞれは、最後に、0か1を出力する量子化層を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
1以上の前記中間層のそれぞれは、重みに値が設定されており、
前記量子化層が0を出力した場合は、次の層に対して何も出力せず、
前記量子化層が1を出力した場合は、次の層に対して1を出力し、
前の層から1を入力した場合は、以降の処理で重み値を用いる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記量子化層は、所定のステップ関数を用いて、入力した数値に応じて0か1を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ニューラルネットワークは、スパイキング・ニューラルネットワーク、バイナリ・ニューラルネットワーク、量子化ニューラルネットワーク、畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)のいずれかである、請求項1に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、様々な技術分野において、ニューラルネットワークが利用されている。例えば、画像処理の技術分野では、畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)が広く活用されている。CNNによれば、入力データから多くの特徴量を抽出することが可能である。
【0003】
また、CNNの層を深化することで、より複雑な特徴量を抽出することができる。その中でも、ResNet(Residual Neural Networks)と呼ばれる有名なCNNモデルが存在する。このResNetは、スキップ・コネクションと残差ブロックを組み合わせた中間層を積層したモデルである。スキップ・コネクションは、基本的に入力データの特徴量を無劣化で後続の層に伝搬させるが、ダウンサンプリング時には情報劣化が発生する。残差ブロックは、スキップ・コネクションと並列に設けられ、上述の情報劣化を補正する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Kaiming He, Xiangyu Zhang, Shaoqing Ren, and Jian Sun, "Identity Mappings in Deep Residual Networks",arXiv:1603.05027v3 [cs.CV] 25 Jul 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ResNetには、Post-Activation ResNetとPre-Activation ResNetの2種類のモデル構造が存在する。それらのうち、Pre-Activation ResNetのほうがより優れた性能であることが知られている。しかしながら、Pre-Activation ResNetのモデルは、バイナリ信号を入力値としたとき、中間層の入出力が実数(小数)であるため、{0,1}から成る情報(スパイク信号)を扱うSNN(Spiking Neural Network)への適用が困難である。また、同様の理由から、{0,1}の情報を処理するディジタル脳型計算機への適用も困難である。
【0006】
そこで、本発明の実施形態が解決しようとする課題の一つは、SNNやディジタル脳型計算機への適用が容易な、ニューラルネットワークによる演算を行う情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態としての情報処理装置は、入力層、1以上の中間層、および、出力層を含むニューラルネットワークによる演算を行う情報処理装置であって、少なくとも、前記入力層、および、1以上の前記中間層のそれぞれは、最後に、0か1を出力する量子化層を備える。
【0008】
この構成によれば、ニューラルネットワークにおける入力層と中間層が、0か1を出力する量子化層を備えることによって、この技術をSNNやディジタル脳型計算機へ容易に適用できる。
【0009】
また、前記情報処理装置において、1以上の前記中間層のそれぞれは、重みに値が設定されており、前記量子化層が0を出力した場合は、次の層に対して何も出力せず、前記量子化層が1を出力した場合は、次の層に対して1を出力し、前の層から1を入力した場合は、以降の処理で重み値を用いる。
【0010】
この構成によれば、中間層の入出力時に乗算を行う必要がなくなるので、計算コストや消費電力を大幅に減少できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社アイシン
判定装置
2日前
株式会社アイシン
GM冷凍機
17日前
株式会社アイシン
気液分離器
16日前
株式会社アイシン
押圧プレート
1か月前
株式会社アイシン
車載充電装置
9日前
株式会社アイシン
マニホールド
16日前
株式会社アイシン
車両駆動装置
10日前
株式会社アイシン
発電管理装置
10日前
株式会社アイシン
車載充電装置
17日前
株式会社アイシン
発電管理装置
10日前
株式会社アイシン
車載充電装置
17日前
株式会社アイシン
マニホールド
10日前
株式会社アイシン
駐車支援装置
10日前
株式会社アイシン
車載充電装置
9日前
株式会社アイシン
物体検出装置
9日前
株式会社アイシン
防犯システム
1か月前
株式会社アイシン
直線移動機構
16日前
株式会社アイシン
暖機システム
3日前
株式会社アイシン
情報処理装置
3日前
株式会社アイシン
運転支援装置
24日前
株式会社アイシン
検知システム
24日前
株式会社アイシン
運転支援装置
24日前
株式会社アイシン
ドア支持装置
24日前
株式会社アイシン
マニホールド
1か月前
株式会社アイシン
リモコン装置
1か月前
株式会社アイシン
ロータリバルブ
1か月前
株式会社アイシン
赤外線分光装置
1か月前
株式会社アイシン
回路モジュール
18日前
株式会社アイシン
熱交換システム
17日前
株式会社アイシン
冷却モジュール
1か月前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
2日前
株式会社アイシン
水粒子送風装置
2日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
2日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
2日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
2日前
株式会社アイシン
ステアリング装置
1か月前
続きを見る