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公開番号
2025012090
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114657
出願日
2023-07-12
発明の名称
ロータリバルブ
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F16K
27/06 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】小型化を図りながらシール材の変形を抑制して流体の漏れを防止するロータリバルブを提供する。
【解決手段】ロータリバルブ100は、軸心AXを中心に回転することにより、流体Fの流通を制御するロータ2と、ロータ2の径方向外側DR2に配置され、流体Fが通過するシール開口31hが形成されたシール材3と、ロータ2及びシール材3を収容するハウジング1と、軸心AXに沿う軸方向DXにおいて、ロータ2及びシール材3と対向するようにハウジング1に配置されるカバー4と、を備え、カバー4は、ハウジング1に配置された状態においてシール材3を押し付ける押付部43を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸心を中心に回転することにより、流体の流通を制御するロータと、
前記ロータの径方向外側に配置され、前記流体が通過する開口が形成されたシール材と、
前記ロータ及び前記シール材を収容するハウジングと、
前記軸心に沿う軸方向において、前記ロータ及び前記シール材と対向するように前記ハウジングに配置されるカバーと、を備え、
前記カバーは、前記ハウジングに配置された状態において前記シール材を押し付ける押付部を有しているロータリバルブ。
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【請求項2】
前記シール材は、前記ロータの周方向に沿って複数の前記開口が形成され、
前記押付部は、前記周方向に沿って配置された複数の突起を含み、
複数の前記突起の各々は、複数の前記開口の各々と対応する位置に配置される請求項1に記載のロータリバルブ。
【請求項3】
前記突起は、前記軸方向から視たとき前記開口の前記周方向における中央領域と重なる位置に配置される請求項2に記載のロータリバルブ。
【請求項4】
前記突起は、前記シール材と対向する対向面に溝が形成されている請求項2又は3に記載のロータリバルブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータリバルブに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、長期に亘り水密性を維持することができるシリンダバルブが開示されている。詳しくは、シリンダバルブは、側面に開口を有する弁ガイドと、弁ガイドに内装され、側面に開口を有する弁体とを備え、弁体の開口と弁ガイドの開口との位置を調整することにより、流体の流通を制御するように構成されている。弁ガイドには、開口の外周側面部に窪み部が形成されており、当該窪み部には、シール部材が嵌め込まれ、当該シール部材の開口には、押さえ部材が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-11813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されるように、開口が押さえ部材で押さえられたシール部材が窪み部に嵌め込まれる構成の場合、シール部材は、流体の圧力によって変形するおそれはない。しかしながら、弁ガイドに窪み部を形成して押さえ部材を取付ける構成では、バルブの体格が大きくなってしまう。バルブの体格を小さくするために、弁ガイドに窪み部を形成せずに開口が押さえ部材等で押さえられないシール部材では、流体の圧力によってシール材が変形するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化を図りながらシール材の変形を抑制して流体の漏れを防止するロータリバルブを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るロータリバルブの特徴は、軸心を中心に回転することにより、流体の流通を制御するロータと、前記ロータの径方向外側に配置され、前記流体が通過する開口が形成されたシール材と、前記ロータ及び前記シール材を収容するハウジングと、前記軸心に沿う軸方向において、前記ロータ及び前記シール材と対向するように前記ハウジングに配置されるカバーと、を備え、前記カバーは、前記ハウジングに配置された状態において前記シール材を押し付ける押付部を有している点にある。
【0007】
本構成によれば、押付部を有するカバーが軸方向においてシール材と対向するようにハウジングに配置され、カバーがハウジングに配置された状態において、カバーの押付部がシール材を押し付けるため、シール材の軸方向への変形を防止することができる。また、ハウジングの内部を閉塞するカバーに形成された押付部でシール材を押し付ける構成であるため、ハウジング又はロータにシール収容窪み部を形成して別部材で押し付ける構成に比べて小型化が図れる。これにより、小型化を図りながらシール材の変形を抑制して流体の漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るロータリバルブの構成を示す縦断面図である。
実施形態に係るロータリバルブの構成を示す横断面図である。
実施形態に係るロータの構成を示す斜視図である。
実施形態に係るシール材の構成を示す斜視図である。
実施形態に係るカバーの構成を示す平面図である。
実施形態に係る突起近傍の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態に係るロータリバルブについて、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
【0010】
〔基本構成〕
図1は、ロータリバルブ100の軸心AXに沿う断面図(縦断面図)である。本実施形態において、ロータリバルブ100は、例えば、自動車等の車両に搭載されるバッテリ、モータ等の冷却対象機器へ流れる流体Fの制御に用いられる。流体Fは、ロングライフクーラント(LLC)等の冷却水である。なお、流体Fは、パラフィン系等の絶縁油、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)等の冷媒であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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