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公開番号2025052739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161600
出願日2023-09-25
発明の名称車両
出願人株式会社アイシン,トヨタ自動車株式会社,株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類B60L 3/00 20190101AFI20250328BHJP(車両一般)
要約【課題】副バッテリの容量を小さくすることが可能な車両を提供する。
【解決手段】この車両100は、車両本体100aを駆動させるモータ10と、モータ10に電力を供給する主バッテリ20と、直流電力の電圧を変換するDC-DCコンバータ40と、DC-DCコンバータ40により電圧が変換された直流電力を蓄電する副バッテリ50と、を備える。そして、車両100は、主バッテリ20の故障時に、モータ10からの逆起電力が変換された直流電力をDC-DCコンバータ40を介して副バッテリ50に供給するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両本体を駆動させるモータと、
前記モータに電力を供給する主バッテリと、
前記モータからの逆起電力が変換された直流電力、および、前記主バッテリから供給される直流電力の電圧を変換するDC-DCコンバータと、
前記DC-DCコンバータにより電圧が変換された直流電力を蓄電する副バッテリと、を備え、
前記主バッテリの故障時に、前記モータからの逆起電力が変換された直流電力を前記DC-DCコンバータを介して前記副バッテリに供給するように構成されている、車両。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記副バッテリから供給される直流電力により作動するブレーキシステムをさらに備え、
前記主バッテリの故障時に、前記モータからの逆起電力が変換された直流電力を前記DC-DCコンバータを介して前記副バッテリに供給することによって、前記ブレーキシステムを作動させるように構成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記主バッテリからの直流電力を交流電力に変換して前記モータに供給するとともに、前記モータからの逆起電力を直流電力に変換して前記主バッテリおよび前記DC-DCコンバータに供給するインバータをさらに備え、
前記主バッテリの故障時に、前記モータからの逆起電力が前記インバータにより所定の電圧以上の直流電力に変換されて前記DC-DCコンバータに供給されるように構成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記車両は、自動運転を行うように構成されており、自動運転の最中において前記主バッテリが故障した際に、前記モータからの逆起電力が変換された直流電力を前記DC-DCコンバータを介して前記副バッテリに供給するように構成されている、請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の電動ブレーキ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、車両に搭載されるブレーキ装置が記載されている。このブレーキ装置は、電源装置からの直流電流によって電動モータを駆動させることによりブレーキを作動させる。また、上記特許文献1に記載のブレーキ装置は、蓄電手段を備えており、電源装置の電圧および電流のいずれか一方または両方により定められる電気供給能力が低下した場合に、蓄電手段に蓄電されている電力によって電動モータを駆動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-122123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、主バッテリから供給される電力によりモータを駆動させて車両本体を駆動させる車両において、上記特許文献1のように蓄電手段としての副バッテリを備えることによって、電源装置としての主バッテリの故障時に、副バッテリにより車両を動作させるためのブレーキシステムまたはステアリングシステムなどに電力を供給することが考えられる。しかしながら、上記特許文献1のように主バッテリの故障時に副バッテリにより電力を供給することによって、車両を動作させるためのブレーキシステムまたはステアリングシステムなどに電力を供給する場合には、比較的容量の大きい副バッテリを使用する必要がある。この場合、容量の大きい副バッテリは、重量が大きくなる、または、コストが増加するなどの問題点から、副バッテリの容量を小さくすることが望まれている。特に、車両においては、重量が大きくなることが燃費(電費)上、大きな問題であり、副バッテリの容量を小さくすることが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、副バッテリの容量を小さくすることが可能な車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における車両は、車両本体を駆動させるモータと、モータに電力を供給する主バッテリと、モータからの逆起電力が変換された直流電力、および、主バッテリから供給される直流電力の電圧を変換するDC-DCコンバータと、DC-DCコンバータにより電圧が変換された直流電力を蓄電する副バッテリと、を備え、主バッテリの故障時に、モータからの逆起電力が変換された直流電力をDC-DCコンバータを介して副バッテリに供給するように構成されている。
【0008】
この発明の一の局面における車両は、上記のように、主バッテリの故障時に、モータからの逆起電力が変換された直流電力をDC-DCコンバータを介して副バッテリに供給するように構成されている。これにより、モータからの逆起電力によって副バッテリを充電することができるので、主バッテリが故障した場合にも、副バッテリから電力を十分に供給することができる。その結果、比較的容量の大きい副バッテリを使用する必要がないので、副バッテリの容量を小さくすることができる。また、副バッテリの容量を小さくすることができるので、その分、重量が大きくなるのを抑制することができ、車両の燃費(電費)が低下することを抑制できる。
【0009】
上記一の局面による車両において、好ましくは、副バッテリから供給される直流電力により作動するブレーキシステムをさらに備え、主バッテリの故障時に、モータからの逆起電力が変換された直流電力をDC-DCコンバータを介して副バッテリに供給することによって、ブレーキシステムを作動させるように構成されている。
【0010】
このように構成すれば、主バッテリの故障時にモータからの逆起電力によって副バッテリを充電することによって、副バッテリの容量を大きくすることなく、副バッテリによりブレーキシステムに電力を供給することができる。その結果、副バッテリの容量を大きくすることなく、主バッテリが故障した場合に車両を停止させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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