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公開番号2025064577
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174451
出願日2023-10-06
発明の名称バッテリケース
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H01M 10/658 20140101AFI20250410BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】再分解可能なバッテリケースを提供する。
【解決手段】バッテリ1を収容するバッテリケース10は、上板2と、底板3と、上板2及び底板3が固定されバッテリケース10の側面を構成するフレーム部材4と、バッテリケース10の内部に設けられる断熱部材5と、を備え、断熱部材5は、上板2と底板3との間に圧縮された状態で、上板2と底板3とフレーム部材4とに密着している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリを収容するバッテリケースであって、
前記バッテリケースは、上板と、底板と、前記上板及び前記底板が固定され前記バッテリケースの側面を構成するフレーム部材と、前記バッテリケースの内部に設けられる断熱部材と、を備え、
前記断熱部材は、前記上板と前記底板との間に圧縮された状態で、前記上板と前記底板と前記フレーム部材とに密着しているバッテリケース。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
圧縮されていない状態における前記断熱部材の上下方向の寸法は、前記フレーム部材を挟んで対向する前記上板と前記底板との離間距離よりも長い請求項1に記載のバッテリケース。
【請求項3】
前記フレーム部材は、前記バッテリケースの内部に向かって突出する突出部を有しており、
前記断熱部材の少なくとも一部は、前記上板又は前記底板の少なくとも一方と前記突出部との間に挟まれている請求項2に記載のバッテリケース。
【請求項4】
前記上板の第一下面又は前記底板の第一上面、及び、前記突出部の第二上面又は第二下面の少なくとも一方は、前記第一下面及び前記第二上面、又は、前記第一上面及び前記第二下面が互いに近づく方向に傾斜している請求項3に記載のバッテリケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリケースに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるバッテリケースは上板、底板及び側壁から構成される。これらの接触部は外部からの水等の異物の浸入を防ぐため、溶接や、シーラー又は接着剤等を用いた止水が実施されている。また、バッテリを所定の温度に維持し、熱損失を抑制するためにバッテリケースの内部に断熱材を設けることが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1には、断熱材がバッテリを囲うようにバッテリケースの内部に設けられたバッテリケースが記載されている。断熱材はバッテリケースの上板、底板及び側壁と接触している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-183013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、バッテリケースの上板、底板及び側壁と接触するように断熱材が設けられているものの、止水構造については言及されていない。従って、バッテリケースの上板、底板及び側壁の接触部においては溶接やシーラー又は接着剤等によって止水を実施する必要がある。しかしながら、溶接やシーラー、接着剤等によって止水が実施された場合には、組立後のバッテリケースの分解が不可又は困難となるため、アフターサービス性が低下していた。
【0006】
そこで、バッテリケースの分解が可能であり、アフターサービス性を向上させたバッテリケースが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るバッテリケースの特徴構成は、バッテリを収容するバッテリケースであって、前記バッテリケースは、上板と、底板と、前記上板及び前記底板が固定され前記バッテリケースの側面を構成するフレーム部材と、前記バッテリケースの内部に設けられる断熱部材と、を備え、前記断熱部材は、前記上板と前記底板との間に圧縮された状態で、前記上板と前記底板と前記フレーム部材とに密着している点にある。
【0008】
本構成によれば、バッテリケースの内部に断熱部材が設けられることにより、バッテリケースの内部と外部との熱のやり取りが遮断されるので、バッテリケースの断熱性が向上する。さらに、断熱部材はバッテリケースを構成する上板と底板とフレーム部材とに密着し、上板と底板との間で圧縮されているので、断熱部材により上板及び底板とフレーム部材との間の接続部が密封され、バッテリケース外部からの水等の浸入を防止することが可能である。従って、バッテリケースの止水を行うためにバッテリケースの溶接や、シーラー又は接着剤等による密封を行う必要がなく、組立後のバッテリケースの分解を容易に行うことができる。その結果、アフターサービス性を向上させることが可能となる。また、シーラーや接着剤等が不要となるので、部品点数を削減することも可能となる。
【0009】
このように、バッテリケースの分解が可能であり、アフターサービス性を向上させたバッテリケースが構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第一実施形態に係るバッテリケースの縦断面図である。
第一実施形態に係るバッテリケースの分解状態の断面図である。
第二実施形態に係るバッテリケースの縦断面図である。
その他の実施形態に係るバッテリケースの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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