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公開番号2025052728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161584
出願日2023-09-25
発明の名称車両
出願人株式会社アイシン,トヨタ自動車株式会社,株式会社アドヴィックス
代理人個人,個人
主分類B60L 3/00 20190101AFI20250328BHJP(車両一般)
要約【課題】副バッテリの容量を小さくすることが可能な車両を提供する。
【解決手段】この車両100は、車両本体100aを駆動させるモータ10と、モータ10に電力を供給する主バッテリ20と、主バッテリ20から供給される直流電力の電圧を変換するDC-DCコンバータ40と、DC-DCコンバータ40により電圧が変換された直流電力を蓄電する副バッテリ50と、副バッテリ50から供給される直流電力により作動するブレーキシステム60と、を備える。そして、DC-DCコンバータ40の故障時に、副バッテリ50からブレーキシステム60に直流電力を供給してブレーキシステム60を作動させるとともに、モータ10の回生動作による制動力によりブレーキシステム60の制動力を補助するように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両本体を駆動させるモータと、
前記モータに電力を供給する主バッテリと、
前記主バッテリから供給される直流電力の電圧を変換するDC-DCコンバータと、
前記DC-DCコンバータにより電圧が変換された直流電力を蓄電する副バッテリと、
前記副バッテリから供給される直流電力により作動するブレーキシステムと、を備え、
前記DC-DCコンバータの故障時に、前記副バッテリから前記ブレーキシステムに直流電力を供給して前記ブレーキシステムを作動させるとともに、前記モータの回生動作による制動力により前記ブレーキシステムの制動力を補助するように構成されている、車両。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記DC-DCコンバータの故障時には、前記モータの回生動作により発生する回生電力が前記ブレーキシステムには供給されずに前記主バッテリに蓄電されるように構成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記ブレーキシステムは、前記ブレーキシステムを駆動させるブレーキシステム用モータを含み、
前記DC-DCコンバータの故障時に、前記DC-DCコンバータの正常時に前記ブレーキシステム用モータに供給される電流量よりも小さい電流量が前記副バッテリから前記ブレーキシステム用モータに供給されるように構成されている、請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記車両は、自動運転を行うように構成されており、自動運転の最中において前記DC-DCコンバータが故障した際に、前記副バッテリから前記ブレーキシステムに直流電力を供給して前記ブレーキシステムを作動させるとともに、前記モータの回生動作による制動力により前記ブレーキシステムの制動力を補助するように構成されている、請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の電子制御ブレーキシステムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、主バッテリまたは補助バッテリから電力が供給される車両の電子制御ブレーキシステムが開示されている。この電子制御ブレーキシステムでは、主バッテリから供給された電力が、DC-DCコンバータにより降圧されて電子制御ブレーキシステムに供給されている。また、DC-DCコンバータによって降圧された電力は、補助バッテリに蓄電される。また、電子制御ブレーキシステムは、オイルポンプと、オイルポンプを駆動するモータと、を備えている。そして、オイルポンプによって供給される作動液が車輪のホイールシリンダに供給されることにより、車輪に制動力が働く。特許文献1では、通常時には、主バッテリから供給されDC-DCコンバータによって降圧された電力によってオイルポンプを駆動するモータが駆動されている。また、主バッテリの異常時には、補助バッテリから供給される電力によってオイルポンプを駆動するモータが駆動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-227093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のような従来の電子制御ブレーキシステムにおいて、DC-DCコンバータが故障した場合には、主バッテリからDC-DCコンバータを介して補助バッテリに電力を蓄電することができなくなり、補助バッテリからオイルポンプを駆動するモータに十分に電流を供給できなくなる。このため、電子制御ブレーキシステムを適切に作動させることができなくなる。そのため、DC-DCコンバータが故障した場合でも電子制御ブレーキシステムを適切に作動させるために、比較的容量の大きい補助バッテリを使用する必要がある。しかしながら、容量の大きい補助バッテリ(副バッテリ)は、重量が大きくなるなどの問題点から、副バッテリの容量を小さくすることが望まれている。特に、車両においては、重量が大きくなることが燃費(電費)上、大きな問題であり、副バッテリの容量を小さくすることが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、副バッテリの容量を小さくすることが可能な車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における車両は、車両本体を駆動させるモータと、モータに電力を供給する主バッテリと、主バッテリから供給される直流電力の電圧を変換するDC-DCコンバータと、DC-DCコンバータにより電圧が変換された直流電力を蓄電する副バッテリと、副バッテリから供給される直流電力により作動するブレーキシステムと、を備え、DC-DCコンバータの故障時に、副バッテリからブレーキシステムに直流電力を供給してブレーキシステムを作動させるとともに、モータの回生動作による制動力によりブレーキシステムの制動力を補助するように構成されている。
【0008】
この発明の一の局面における車両は、上記のように、DC-DCコンバータの故障時に、副バッテリからブレーキシステムに直流電力を供給してブレーキシステムを作動させるとともに、モータの回生動作による制動力によりブレーキシステムの制動力を補助するように構成されている。これにより、DC-DCコンバータの故障時に、モータの回生動作による制動力によりブレーキシステムの制動力が補助されるので、ブレーキシステムを作動させるための副バッテリの消費電力を低減することができる。その結果、比較的容量の大きい副バッテリを使用する必要がないので、副バッテリの容量を小さくすることができ、また、コストを低減することができる。また、副バッテリの容量を小さくすることができるので、その分、重量が大きくなるのを抑制することができ、車両の燃費(電費)が低下することを抑制できる。
【0009】
上記一の局面による車両において、好ましくは、DC-DCコンバータの故障時には、モータの回生動作により発生する回生電力がブレーキシステムには供給されずに主バッテリに蓄電されるように構成されている。
【0010】
このように構成すれば、回生電力を熱などによって消費する場合と異なり、回生電力を有効に利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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