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公開番号2025062761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171989
出願日2023-10-03
発明の名称サンルーフ装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類B60J 7/043 20060101AFI20250408BHJP(車両一般)
要約【課題】フロントリンクの大型化に伴う装置の上下方向における厚みの増大を抑制できるサンルーフ装置を提供する。
【解決手段】サンルーフ装置30の駆動シュー90は、全閉対応位置及びチルトアップ対応位置の間を移動するときに、フロントリンク110を幅方向にわたって上方から押さえる第1押さえ部96を有する。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
車両のルーフ開口部を全閉する全閉位置、前記全閉位置よりも後端部が上昇する位置であるチルトアップ位置及び前記チルトアップ位置よりも後方の位置であって前記ルーフ開口部を全開する全開位置の間を移動する可動パネルと、
前記可動パネルを支持するフロントリンクと、
前記フロントリンクよりも後方で前記可動パネルを支持するリアリンクと、
前後方向に延びるガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って移動し、前記フロントリンク及び前記リアリンクを介して前記可動パネルを駆動する駆動シューと、を備え、
前記駆動シューは、前記可動パネルを前記全閉位置に配置する全閉対応位置及び前記可動パネルを前記チルトアップ位置に配置するチルトアップ対応位置の間を移動するときに、前記リアリンクに前記可動パネルの後端部を昇降させ、前記チルトアップ対応位置及び前記可動パネルを前記全開位置に配置する全開対応位置の間を移動するときに、前記フロントリンクに前記可動パネルを前後方向に移動させるものであって、前記全閉対応位置及び前記チルトアップ対応位置の間を移動するときに、前記フロントリンクを幅方向にわたって上方から押さえる第1押さえ部を有する
サンルーフ装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記駆動シューは、前記第1押さえ部よりも下方に位置し、前記第1押さえ部とともに前記フロントリンクを上下方向に挟む第2押さえ部を有し、
前記ガイドレールは、底壁と、前記底壁から上方に延びる内壁と、前記内壁よりも幅方向における外方で前記底壁から上方に延びる外壁と、を有し、
前記駆動シューは、前記ガイドレールの前記内壁と前記フロントリンクとの間に位置する内側壁と、前記ガイドレールの前記外壁と前記フロントリンクとの間に位置する外側壁と、前記内側壁と前記外側壁とを幅方向に連結する上壁と、を有し、
前記第1押さえ部は、前記上壁に設けられ、
前記第2押さえ部は、前記内側壁及び前記外側壁の一方に設けられている
請求項1に記載のサンルーフ装置。
【請求項3】
前記駆動シューは、前記駆動シューが前記全閉対応位置及び前記チルトアップ対応位置の間を移動するときに、前記第1押さえ部よりも前方に位置し、前記フロントリンクを上方から押さえる第3押さえ部を有する
請求項2に記載のサンルーフ装置。
【請求項4】
前記可動パネルは、前記チルトアップ位置よりも前端部が上昇した位置であるリフトアップ位置に移動するものであって、
前記チルトアップ対応位置及び前記全開対応位置の間の位置であって、前記可動パネルを前記リフトアップ位置に配置させる前記駆動シューの位置をリフトアップ対応位置としたとき、
前記駆動シューは、前記チルトアップ対応位置及び前記リフトアップ対応位置の間を移動するときに、前記フロントリンクに前記可動パネルの前端部を昇降させ、前記駆動シューが前記リフトアップ対応位置及び前記全開対応位置の間を移動するときに、前記フロントリンクに前記可動パネルを前後方向に移動させ、
前記駆動シューにおいて、前記第1押さえ部は、前記第2押さえ部よりも後方に位置し、
前記駆動シューが前記リフトアップ対応位置及び前記全開対応位置の間を移動するときに、前記第1押さえ部及び前記第2押さえ部は、前記フロントリンクを前後方向に挟む
請求項3に記載のサンルーフ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サンルーフ装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ルーフ開口部を有する車体と、ルーフ開口部に設置されるサンルーフ装置と、を備える車両が記載されている。サンルーフ装置は、前後方向に延びるガイドレールと、ルーフ開口部を開閉する可動パネルと、可動パネルに固定されるメカブラケットと、を備える。サンルーフ装置は、メカブラケットの前端部を支持するフロントリンクと、フロントリンクよりも後方でメカブラケットを支持するリアリンクと、ガイドレールに沿って移動することによりフロントリンク及びリアリンクを駆動する駆動シューと、を備える。フロントリンクは、前後方向を長手方向とするガイド孔を有する。駆動シューは、フロントリンクのガイド孔に挿通されるガイド軸を有する。
【0003】
可動パネルが全閉位置に配置される状況下において、駆動シューが後方に移動する場合、駆動シューのガイド軸がフロントリンクのガイド孔に沿って移動する。このため、フロントリンクは後方に移動しない。一方、可動パネルが全閉位置に配置される状況下において、駆動シューが後方に移動する場合、リアリンクがメカブラケットの後端部を上昇させるように起立する。こうして、可動パネルは、全閉位置よりも後端部が上昇するチルトアップ位置に配置される。また、可動パネルがチルトアップ位置まで移動したとき、駆動シューのガイド軸は、フロントリンクのガイド孔の後端付近まで移動する。
【0004】
可動パネルがチルトアップ位置に配置される状況下において、駆動シューが後方に移動する場合、駆動シューのガイド軸がフロントリンクを後方に移動させる。つまり、メカブラケットが前傾した状態で後方に移動する。こうして、可動パネルは、チルトアップ位置よりも後方の位置である全開位置に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-56706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車両が走行する場合には、可動パネルに対して、走行速度に応じた荷重が上向きに作用する。こうした荷重は、メカブラケットを介して、可動パネルからフロントリンクに伝達される。このとき、フロントリンクにおけるメカブラケットを支持する部位には上向きの荷重が作用する一方で、フロントリンクにおけるガイド軸と接触する部位には上記荷重の反力が作用する。したがって、上記のようなサンルーフ装置は、フロントリンクの剛性を高めるために、フロントリンクが大型化しやすい。特に、フロントリンクのガイド孔よりも下側部分が上下方向に厚くなりやすい。その結果、サンルーフ装置の上下方向における厚みが増大しやすい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するサンルーフ装置は、車両のルーフ開口部を全閉する全閉位置、前記全閉位置よりも後端部が上昇する位置であるチルトアップ位置及び前記チルトアップ位置よりも後方の位置であって前記ルーフ開口部を全開する全開位置の間を移動する可動パネルと、前記可動パネルを支持するフロントリンクと、前記フロントリンクよりも後方で前記可動パネルを支持するリアリンクと、前後方向に延びるガイドレールと、前記ガイドレールに沿って移動し、前記フロントリンク及び前記リアリンクを介して前記可動パネルを駆動する駆動シューと、を備え、前記駆動シューは、前記可動パネルを前記全閉位置に配置する全閉対応位置及び前記可動パネルを前記チルトアップ位置に配置するチルトアップ対応位置の間を移動するときに、前記リアリンクに前記可動パネルの後端部を昇降させ、前記チルトアップ対応位置及び前記可動パネルを前記全開位置に配置する全開対応位置の間を移動するときに、前記フロントリンクに前記可動パネルを前後方向に移動させるものであって、前記全閉対応位置及び前記チルトアップ対応位置の間を移動するときに、前記フロントリンクを幅方向にわたって上方から押さえる第1押さえ部を有する。
【発明の効果】
【0008】
サンルーフ装置は、フロントリンクの大型化に伴う装置の上下方向における厚みの増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、サンルーフ装置を備える車両の斜視図である。
図2は、上記車両の平面図である。
図3は、上記サンルーフ装置の斜視図である。
図4は、上記サンルーフ装置の斜視図である。
図5は、上記サンルーフ装置のガイドユニットの分解斜視図である。
図6は、上記サンルーフ装置のガイドユニットの分解斜視図である。
図7は、上記ガイドユニットのガイドレールの断面図である。
図8は、上記サンルーフ装置の前側部分の分解斜視図である。
図9は、上記サンルーフ装置の前側部分の分解斜視図である。
図10は、上記サンルーフ装置の前側部分の分解斜視図である。
図11は、上記サンルーフ装置の後側部分の分解斜視図である。
図12は、上記サンルーフ装置の後側部分の分解斜視図である。
図13は、上記サンルーフ装置の後側部分の側面図である。
図14は、上記サンルーフ装置のメカブラケットの分解斜視図である。
図15は、上記サンルーフ装置の後側部分の側面図である。
図16は、図15の16-16線矢視断面図である。
図17は、上記サンルーフ装置において、可動パネルが全閉位置に配置されるときの側面図である。
図18は、上記サンルーフ装置において、可動パネルがチルトアップ位置に配置されるときの側面図である。
図19は、上記サンルーフ装置において、可動パネルがリフトアップ位置に配置されるときの側面図である。
図20は、上記サンルーフ装置において、可動パネルが全開位置に配置されるときの側面図である。
図21は、図17に示すサンルーフ装置の前側部分の断面図である。
図22は、図17に示すサンルーフ装置の前側部分の断面図である。
図23は、図17に示すサンルーフ装置の後側部分の側面図である。
図24は、図18に示すサンルーフ装置の前側部分の断面図である。
図25は、図18に示すサンルーフ装置の前側部分の断面図である。
図26は、図18に示すサンルーフ装置の後側部分の側面図である。
図27は、図19に示すサンルーフ装置の前側部分の断面図である。
図28は、図19に示すサンルーフ装置の前側部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、サンルーフ装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図面中の部材の断面を示すハッチングは、部材の材質に関わらず、同じ種類のハッチングを用いている。
(【0011】以降は省略されています)

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