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公開番号2025012435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115271
出願日2023-07-13
発明の名称ステアリング装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人
主分類B62D 1/181 20060101AFI20250117BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】構成が簡便でガタ付きの少ないステアリング装置を提供する。
【解決手段】筒状の壁部に開口部12を有するハウジング1と、一方の端部にハンドルHが取付けられ、他方の端部がハウジング1に挿入されて、ハウジング1に対して伸縮するコラムCと、コラムCに設けられ開口部12から突出するケース部2と、ケース部2に内包され雌ねじ部3aを有するナット3と、ハウジング1に設けられたモータMと、モータMの回転を雌ねじ部3aを介してナット3に伝え、ナット3及びケース部2を介してコラムCを伸縮動作させる雄ねじ部材4と、を備え、ケース部2の内部に、ナット3をコラムCに向けて押付ける付勢部材9が備えられ、付勢部材9の押圧方向に対して傾斜し、ナット3が押付けられる第1受面F1と、第1受面F1に沿ったナット3の移動時に押圧方向に直交する移動を規制する第2受面F2と、が備えられたステアリング装置S。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の壁部に開口部を有し、車体の一部に固定されるハウジングと、
一方の端部にステアリングハンドルが取り付けられ、他方の端部が前記ハウジングに挿入されて、前記ハウジングに対して伸縮動作するコラムと、
前記コラムの表面に設けられ、前記開口部から突出するケース部と、
前記ケース部に内包され雌ねじ部を有するナットと、
前記ハウジングに設けられたモータと、
一方の端部から入力された前記モータの回転を前記雌ねじ部を介して前記ナットに伝達し、前記ナットおよび前記ケース部を介して前記コラムを伸縮動作させる雄ねじ部材と、を備え、
前記ケース部の内部に、前記ナットを前記コラムに向けて押し付ける付勢部材が備えられると共に、前記付勢部材の押圧方向に対して傾斜し、前記ナットが押し付けられる第1受面と、前記第1受面に沿った前記ナットの移動に際して前記押圧方向に直交する移動を規制する第2受面と、が備えられたステアリング装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記雄ねじ部材の一方の端部を回転可能に支持する軸受部が前記ハウジングに設けられており、前記雄ねじ部材の他方の端部が前記コラムの軸心に対して近接離間できるよう、前記軸受部が枢支部を介して前記ハウジングに取り付けられている請求項1に記載のステアリング装置。
【請求項3】
前記ケース部が円筒形状の内面を備えており、前記第2受面が前記内面の一部を利用するものであり、前記第1受面が前記円筒形状の内面に交差する状態に設けられた底面である請求項1または2に記載のステアリング装置。
【請求項4】
前記付勢部材の反力を受ける蓋部材が前記ケース部に取り付けられており、前記付勢部材が、前記蓋部材あるいは前記ナットの何れか一つと一体に構成されている請求項1または2に記載のステアリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明のステアリング装置は、モータ駆動によって往復移動するナットを介してコラムを伸縮させ、コラムに取り付けたステアリングハンドルの位置調節を行う装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、このようなステアリング装置としては例えば特許文献1に示すものがある(〔0007〕~〔0012〕及び図1乃至図3参照)。
【0003】
このステアリング装置は、駆動機構を用いて可動コラム20を動作させ、ステアリングハンドルの前後位置と上下位置とを調節するものである。特に、この技術では、可動コラム20の上下位置調節のガタ付きを押さえるため、次のようなガタ付き防止機構を備えている。
【0004】
ハウジング10にモータが備えられ、このモータによって回転駆動される螺子軸62と、螺子軸62に螺合して軸方向移動するナット50とが備えられている。この螺子軸62の駆動によって可動コラム20のチルト姿勢が変更される。
【0005】
ナット50には、螺合している螺子軸62の側面を押さえる押圧部材70が取り付けられ、この押圧部材70を螺子軸62の軸心に向けて付勢する付勢部材80が備えられている。付勢部材80は弾性部材で形成された四本の脚部を持ち、ナット50を抱持することで脚部の弾性力に基づいて天板部分がナット50に接近する。このとき天板部分が押圧部材70を螺子軸62に押し付けることでナット50と螺子軸62とのガタ付きが解消される。
【0006】
この技術によれば、付勢部材80等の組み付けが容易であり、少ない部品点数で螺子軸62とナット50との間のガタを防止することができ、安価な装置が提供できるとのことである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-86732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記従来のステアリング装置では、可動コラム20の上下位置調節のガタ付きが解消される。具体的には、可動コラム20を保持するハウジング10に対してリンクフレーム42が回転支持され、さらにこのリンクフレーム42にナット50が回転保持される。ナットが往復移動することで、夫々の回転支持部が回転し、可動コラム20の角度が変更される。
【0009】
一般に回転支持部の構成は、通常の加工精度を備えている限り動作に際してのガタ付きの発生は僅かである。よって、上記の如く、螺子軸62とに対してナット50を押し付けることで、当該螺合部のガタ付きが解消され、チルト調節部としてのガタ付きは解消される。
【0010】
しかし、当該従来技術には、可動コラム20の伸縮方向についてはガタ付きの吸収機構は備えられていない。この技術では、当該伸縮に係る機構についての詳細な説明は無いが、図1に示されるように一般的な伸縮機構が備えられている。つまり、モータによって駆動される別の螺子軸と、この螺子軸に螺合する第2のナット、および、当該ナットを収容するケースが記されている。
(【0011】以降は省略されています)

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