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公開番号
2025021145
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124890
出願日
2023-07-31
発明の名称
マニホールド
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F25B
41/40 20210101AFI20250205BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】複数の流路を有しつつろう付け不良を起こし難いマニホールドを提供する。
【解決手段】支持プレート20にろう付けされるマニホールド100であって、流体が流れる複数の流路Lが形成されるとともに、複数の流路Lを夫々区分する複数のリブ31を有する流路ハウジング10を備え、複数の流路L以外の部位には、空気を逃がすことが可能な空気抜け構造が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
支持プレートにろう付けされるマニホールドであって、
流体が流れる複数の流路が形成されるとともに、複数の前記流路を夫々区分する複数のリブを有する流路ハウジングを備え、
複数の前記流路以外の部位には、空気を逃がすことが可能な空気抜け構造が形成されているマニホールド。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記空気抜け構造は、前記流路ハウジングに形成された貫通孔、及び、対向する一対の前記リブの間に形成された連通路を含んでいる請求項1に記載のマニホールド。
【請求項3】
前記流路ハウジングには、前記流路を切り換え可能な切換弁が固定されており、
前記空気抜け構造は、前記切換弁を支持する前記リブに設けられた切欠きを含んでいる請求項1又は2に記載のマニホールド。
【請求項4】
前記連通路は、異なる温度の前記流体が夫々流れて隣接する二つの前記流路を分断している請求項2に記載のマニホールド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マニホールドに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の空調システム等の熱管理に関するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、サブシステム内の低温の冷媒蒸気を高温の冷媒蒸気へと圧縮するコンプレッサを備える熱管理システムが開示されている。
【0003】
特許文献1に開示の熱管理システムにおいて、例えばコンプレッサで圧縮された高温の冷媒蒸気が流通する高温流路と、低温の冷媒蒸気が流通する低温流路とが近接して配置されると、高温の冷媒と低温の冷媒との間で熱交換が発生してしまうおそれがある。そこで、熱管理システムでは、複数の流路が形成されるマニホールドを設けることがある。マニホールドは、例えば熱管理システムが有する支持プレートにろう付けされて固定される。ここで、「ろう付け」とは、接合する部材(母材)よりも融点の低い合金(ろう)を溶かして一種の接着剤として用い、母材自体を溶融させずに複数の部材を接合させるものである。このような「ろう付け」は、接合する部材の表面に酸化被膜が生成すると接着性が低下するため、接合面が外気に接する形状に形成され、且つ脱酸素雰囲気下で行われる。
【0004】
ただし、接合面の内部側に酸素が残存するおそれのある部材をろう付けする際には、接合面の内部の残存酸素が接合面に作用する場合があり、その場合には表面に酸化被膜が生成されてろう付け性が低下する。そのため、特許文献2に記載の技術では、接合する部材の内部に窒素ガスまたは不活性ガスを充填してから、接合する部材を接合対象の部材にろう付けする方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-255879号公報
特開平10-277730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示の熱管理システムのように、マニホールドに複数の流路を形成する必要がある場合には、複数の流路を夫々の流路長さが短くなるようにコンパクトに配置した際に、マニホールドにおいて外気に接しない空気溜りが形成されてしまうことがある。このような空気溜りには、特許文献2に記載された技術のように窒素ガス等を充填し難い。このため、マニホールドをろう付けする際に、接合する部材の表面に空気溜りに残存する酸素による酸化被膜が形成されてしまうと、マニホールドにおいてろう付け不良が起こる。したがって、複数の流路が形成されるマニホールドでは、接合される部材にろう付けして固定する上で改善の余地があった。
【0007】
そこで、複数の流路を有しつつろう付け不良を起こし難いマニホールドが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るマニホールドの特徴は、支持プレートにろう付けされるマニホールドであって、流体が流れる複数の流路が形成されるとともに、複数の前記流路を夫々区分する複数のリブを有する流路ハウジングを備え、複数の前記流路以外の部位には、空気を逃がすことが可能な空気抜け構造が形成されている点にある。
【0009】
本構成によれば、マニホールドが複数の流路以外の部位に空気抜け構造が形成されているので、マニホールドは複数の流路の機能を維持しつつ空気溜りが形成され難い構成にできる。これにより、マニホールドは、支持プレートにろう付けする際に、窒素ガス等を充填し易くなり、空気溜りに内在する空気による酸化被膜の形成を阻害できるので、ろう付け不良を防止できる。その結果、マニホールドは、支持プレートにろう付けすることで支持プレートに安定的に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る冷媒回路を示す図である。
実施形態に係る流路ハウジング及びプレート部材を示す模式図である。
実施形態に係る流路ハウジングの構成を示す図である。
実施形態に係るマニホールドの裏面側の形態を示す図である。
比較例のマニホールドの裏面側の形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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