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公開番号2025038547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145222
出願日2023-09-07
発明の名称チラー
出願人株式会社アマダ
代理人個人,個人,個人
主分類F25B 1/00 20060101AFI20250312BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】限られた調整運転のために必要以上に大型のチラーを設置しなくても、レーザ加工機以外の外部装置を冷却できるようにしてコストの増大を抑制する。
【解決手段】チラー1は、レーザ加工機3を冷却した冷却水が循環する水路L2に接続されたメインタンク11と、レーザ加工機3以外の外部装置であるビームダンパ7を冷却した冷却水が循環する水路L4a、L4bに接続されたサブタンク13と、メインタンク11とサブタンク13との間を連結してサブタンク13からメインタンク11へ冷却水を移動させる連結水路L1と、冷却水の循環を制御する制御部15とを備え、制御部15は、レーザ加工機3で発熱した発熱量とビームダンパ7で発熱した発熱量との合計が所定値を超えた場合に、メインタンク11とサブタンク13との間の冷却水の移動を停止させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レーザ加工機を冷却した冷却水が循環する水路に接続されたメインタンクと、
前記レーザ加工機以外の外部装置を冷却した冷却水が循環する水路に接続されたサブタンクと、
前記メインタンクと前記サブタンクとの間を連結して前記サブタンクから前記メインタンクへ冷却水を移動させる連結水路と、
前記メインタンク及び前記サブタンクに貯水された冷却水の循環を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記レーザ加工機で発熱した発熱量と前記外部装置で発熱した発熱量との合計が所定値を超えた場合に、前記メインタンクと前記サブタンクとの間の冷却水の移動を停止させる
チラー。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記レーザ加工機で発熱した発熱量と前記外部装置で発熱した発熱量との合計が所定値以下に低下した後に、前記メインタンクと前記サブタンクとの間の冷却水の移動を再開させる
請求項1に記載のチラー。
【請求項3】
前記制御部は、前記サブタンクに貯水された冷却水の水位を検出し、前記サブタンクが満水になると、前記レーザ加工機を停止させる
請求項1に記載のチラー。
【請求項4】
前記メインタンクの容量は、前記レーザ加工機を冷却するために必要な冷却水の水量と前記外部装置を冷却するために必要な冷却水の水量との合計以上である
請求項1~3のいずれか1項に記載のチラー。
【請求項5】
前記サブタンクの容量は、前記外部装置を冷却するために必要な冷却水の水量以上である
請求項1~3のいずれか1項に記載のチラー。
【請求項6】
前記制御部は、前記所定値を、前記冷却水を冷却する冷却機の冷却限界に設定する
請求項1~3のいずれか1項に記載のチラー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、チラーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、レーザ加工機の発振器と加工用ヘッドと出力計測器にそれぞれチラーを設けることが記載されている。特許文献1のチラーにおいては、出力計測器に供給する冷却水を2つの貯液槽に切り替えて貯液することによって、冷却水の温度を規定温度の範囲内に冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-231918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のチラーでは、製造検査や納入試運転、メンテナンスなどを行う調整運転のときに、ビームダンパのようなレーザ加工機以外の外部装置を設置するので、このような外部装置を冷却する必要があった。そのため、従来では、限られた調整運転のために必要以上に大型のチラーを設置したり、小型のチラーを別途用意したりしていたので、コストが増大してしまうという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るチラーは、レーザ加工機を冷却した冷却水が循環する水路に接続されたメインタンクと、前記レーザ加工機以外の外部装置を冷却した冷却水が循環する水路に接続されたサブタンクと、前記メインタンクと前記サブタンクとの間を連結して前記サブタンクから前記メインタンクへ冷却水を移動させる連結水路と、前記メインタンク及び前記サブタンクに貯水された冷却水の循環を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記レーザ加工機で発熱した発熱量と前記外部装置で発熱した発熱量との合計が所定値を超えた場合に、前記メインタンクと前記サブタンクとの間の冷却水の移動を停止させる。
【0006】
本発明の一態様に係るチラーによれば、レーザ加工機以外の外部装置を冷却した冷却水を貯水するサブタンクを設け、発熱量が所定値を超えた場合に、メインタンクとサブタンクとの間の冷却水の移動を停止させる。これにより、調整運転の限定された時間内にチラーの冷却能力を超える発熱量が発生してもサブタンクに冷却水を分離して貯水することができる。したがって、限られた調整運転のために必要以上に大型のチラーを設置したり、小型のチラーを別途用意したりしなくても、外部装置を冷却することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、限られた調整運転のために必要以上に大型のチラーを設置したり、小型のチラーを別途用意したりしなくても、レーザ加工機以外の外部装置を冷却できるので、コストの増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るチラーを備えたレーザ加工システムの構成を示すブロック図である。
図2は、一実施形態に係るチラーによる調整運転時の冷却処理の処理手順を示すフローチャートである。
図3は、レーザ加工機の発振器における電流値と発熱量との関係を示す図である。
図4は、レーザ加工機における発振器の電流値とレーザ出力との関係を示す図である。
図5は、レーザ加工機における発振器の電流値と発振器及びビームダンパの発熱量の合計との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[レーザ加工システム]
以下、図面を参照し、本実施形態に係るチラーを備えたレーザ加工システムについて説明する。図1は、レーザ加工システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、レーザ加工システム100は、チラー1と、レーザ加工機3と、CNC(Computer Numerical Control)装置5とを備えている。さらに、図1では、レーザ加工機3以外の外部装置としてビームダンパ7が設けられている。レーザ加工システム100は、ワーク(図示省略)に対してレーザ切断又はレーザ溶接等のレーザ加工を行うためのシステムである。
【0010】
チラー1は、レーザ加工機3を冷却した冷却水が循環する水路L2に接続されたメインタンク11と、レーザ加工機3以外の外部装置を冷却した冷却水が循環する水路L4a、L4bに接続されたサブタンク13と、メインタンク11とサブタンク13との間を連結してサブタンク13からメインタンク11へ冷却水を移動させる連結水路L1と、メインタンク11及びサブタンク13に貯水された冷却水の循環を制御する制御部15とを備えている。制御部15は、レーザ加工機3で発熱した発熱量と外部装置で発熱した発熱量との合計が所定値を超えた場合に、メインタンク11とサブタンク13との間の冷却水の移動を停止させる。
(【0011】以降は省略されています)

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