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公開番号
2025040700
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147656
出願日
2023-09-12
発明の名称
冷蔵庫
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
F25D
19/00 20060101AFI20250317BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】送風機の氷結の抑制を図ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、貯蔵室と、貯蔵室の後方に位置し、貯蔵室を冷却するための冷気を生成する冷却器が設けられる冷却器室と、冷却器室内の冷気を貯蔵室に供給する送風機と、冷却器の前方を覆う覆い部と、を備え、覆い部は、覆い部を前後方向に貫通して形成され送風機が収容される開口部と、開口部が設けられる面から後方に突出して形成された突出部と、を有し、突出部は、開口部の下方に位置し前方から後方に向かって下方に傾斜する傾斜部と、傾斜部の左右方向の両側であって左右方向から見た場合に傾斜部と重なる位置に設けられた遮断部と、を有し、遮断部の前後方向の寸法は、傾斜部の前後方向の寸法以上である。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
貯蔵室と、
前記貯蔵室の後方に位置し、前記貯蔵室を冷却するための冷気を生成する冷却器が設けられる冷却器室と、
前記冷却器室内の前記冷気を前記貯蔵室に供給する送風機と、
前記冷却器の前方を覆う覆い部と、を備え、
前記覆い部は、前記覆い部を前後方向に貫通して形成され前記送風機が収容される開口部と、前記開口部が設けられる面から後方に突出して形成された突出部と、を有し、
前記突出部は、前記開口部の下方に位置し前方から後方に向かって下方に傾斜する傾斜部と、前記傾斜部の左右方向の両側であって左右方向から見た場合に前記傾斜部と重なる位置に設けられた遮断部と、を有し、
前記遮断部の前後方向の寸法は、前記傾斜部の前後方向の寸法以上である、
冷蔵庫。
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【請求項2】
前記突出部は、前記遮断部の左右方向の外側に位置する外側傾斜部を更に有し、
前記外側傾斜部は、前記突出部の上面の一部を構成し前方から後方に向かって下方に傾斜する、
請求項1の冷蔵庫。
【請求項3】
前記外側傾斜部の左右方向の端部は、前記冷却器の左右方向の端部よりも外側に位置している、
請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記覆い部は、前記覆い部を前後方向に貫通して形成され前記開口部と前記冷却器室とを連通する連通孔を更に有し、
前記連通孔は、前記遮断部と前記外側傾斜部との間に設けられている、
請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前後方向において、前記冷却器と前記送風機とは、少なくとも一部が重なっている、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記冷却器に接続され前記冷却器に冷媒を供給する冷媒配管を更に備え、
前記冷媒配管は、前記冷却器の上方であってかつ前後方向において前記送風機と重なる位置に設けられている、
請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記冷却器は、前記冷媒配管と接続されて冷媒が流入する冷媒入口を有し、
前記冷媒入口は、前記冷却器の上方側に位置している、
請求項6に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、冷蔵庫に関して、冷却器を内部に配置する冷却器収容室を構成する収容室カバー部材の内部に送風機を設けているものが知られている。収容室カバー部材は、冷却器の前方に位置しており、送風機と冷却器との間には空間が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-070725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来構成では、収容室カバー部材のうち、送風機と冷却器との間に位置する部分が水平面状に形成されており、水が溜まりやすい形状である。このため、冷却器の除霜時に生じる除霜水が当該水平面状の部分に掛かると、そのまま残水してしまい冷却器の動作によって氷結が発生する場合がある。そして、送風機を巻き込んだ大きな氷結に成長することで、不具合を生じるおそれがある。このように、従来構成では、送風機の氷結を抑制する点において改善の余地があった。
【0005】
そこで、本実施形態は、送風機の氷結の抑制を図ることができる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、前記貯蔵室の後方に位置し、前記貯蔵室を冷却するための冷気を生成する冷却器が設けられる冷却器室と、前記冷却器室内の前記冷気を前記貯蔵室に供給する送風機と、前記冷却器の前方を覆う覆い部と、を備え、前記覆い部は、前記覆い部を前後方向に貫通して形成され前記送風機が収容される開口部と、前記開口部が設けられる面から後方に突出して形成された突出部と、を有し、前記突出部は、前記開口部の下方に位置し前方から後方に向かって下方に傾斜する傾斜部と、前記傾斜部の左右方向の両側であって左右方向から見た場合に前記傾斜部と重なる位置に設けられた遮断部と、を有し、前記遮断部の前後方向の寸法は、前記傾斜部の前後方向の寸法以上である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態による冷蔵庫の構成の一例を示す正面図
一実施形態による冷蔵庫の構成の一例を示す断面図
一実施形態による冷蔵庫について、覆い部の開口部に冷凍用送風機が収容された状態の一例を示す正面図
一実施形態による冷蔵庫について、覆い部の開口部に冷凍用送風機が収容された状態の一例を示す背面図
一実施形態による冷蔵庫について、覆い部及び冷凍冷却器周辺の構造の一例を示す斜視図
一実施形態による冷蔵庫について、覆い部及び冷凍冷却器周辺の構造の一例を示す背面図
一実施形態による冷蔵庫について、図6のX7-X7線に沿って切断した一部を拡大して示す断面図
一実施形態による冷蔵庫について、開口部周辺を拡大して示す斜視図
一実施形態による冷蔵庫について、図6のX9-X9線に沿って切断した一部を拡大して示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
冷蔵庫1は、図1及び図2に示すように、前面が開口した縦長矩形箱状の冷蔵庫本体10内に複数の貯蔵室を有して構成されている。以下の説明では、冷蔵庫本体10の開口側を冷蔵庫1の前側とし、開口とは反対側を冷蔵庫1の後側とする。また、冷蔵庫1を図1の姿勢で床面に設置した場合における重力方向に対する上下方向を、冷蔵庫1の上下方向とする。冷蔵庫1を前方から見た場合における左右方向を、冷蔵庫1の左右方向つまり幅方向とし、冷蔵庫1の前後方向を、冷蔵庫1の奥行方向とする。
【0009】
冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10を主体に構成されている。冷蔵庫本体10は、前面が開口した断熱性を有する矩形の箱体で構成されている。冷蔵庫本体10は、主に鋼板製の外箱101と合成樹脂製の内箱102とで構成されている。外箱101と内箱102との間には、例えば発泡断熱材の一例である硬質発泡ウレタンや、断熱部材の一例である真空断熱パネル等の断熱材が設けられている。冷蔵庫本体10は、貯蔵物を貯蔵するための複数の貯蔵室で区分されている。
【0010】
冷蔵庫1は、貯蔵室として、例えば冷蔵室11、野菜室12、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15を備えている。冷蔵室11及び野菜室12は、いずれも冷蔵温度帯の貯蔵室であり、例えば1~5℃程度に冷却される。一方、製氷室13、小冷凍室14、及び冷凍室15は、冷凍温度帯の貯蔵室であり、例えば-18℃以下に冷却される。冷蔵温度帯及び冷凍温度帯は、貯蔵物を冷蔵又は冷凍して収容するのに適した温度帯である。
(【0011】以降は省略されています)
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