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公開番号2025029899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134783
出願日2023-08-22
発明の名称ドラム式製氷機
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人
主分類F25C 1/142 20180101AFI20250228BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】カッタやその周辺に残留している氷片によって凍り付き等の異常が発生するのを防止し得るドラム式製氷機を提供する。
【解決手段】製氷水タンク11の内部に、製氷水に一部を浸漬した状態で製氷ドラム12が回転自在に支持される。製氷運転時に製氷ドラム12を冷却すると共に、該製氷ドラム12を回転することでドラム外表面に生成された氷は、カッタ23によって剥ぎ取られる。カッタ23および該カッタ23の周辺を加熱する第1のヒータ26を備える。第1のヒータ26は、加熱する加熱部の温度が、製氷運転の停止中は、製氷運転中よりも高くなるように制御される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
製氷水タンクに貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で回転する製氷ドラムと、該製氷ドラムの外表面に生成された氷を剥ぎ取るカッタと、を備え、製氷運転時には製氷ドラムを冷却すると共に、該製氷ドラムを回転することでドラム外表面に氷を生成するよう構成したドラム式製氷機において、
前記カッタおよび該カッタの周辺を加熱するヒータを備え、
該ヒータにより加熱される加熱部の温度が、製氷運転の停止中は、製氷運転中よりも高くなるようヒータを制御するようにした
ことを特徴とするドラム式製氷機。
続きを表示(約 69 文字)【請求項2】
前記製氷水タンクに前記製氷ドラムを回転自在に支持する軸支持部にヒータを設けた請求項1記載のドラム式製氷機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、製氷水タンクに貯留した製氷水中に製氷ドラムの一部を浸漬して回転させ、該製氷ドラムの外表面に生成した氷をカッタで剥ぎ取って氷片を得るドラム式製氷機に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
自動製氷機として、冷媒によって冷却される円筒の製氷ドラムを、製氷水が貯留された製氷水タンク内で回転させることにより、製氷ドラムの表面に層状の氷を形成し、形成された氷をカッタにより剥離して氷片を連続製氷するドラム式製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のドラム式製氷機は、所定量の製氷水を貯留した製氷水タンクと、製氷水タンクの内部において製氷水にその一部を浸した状態で水平軸回りに回転自在に配置された製氷ドラムとを備えている。また、ドラム式製氷機は、製氷ドラムの外表面に形成された氷を剥ぎ取るカッタを備えている。カッタは、その刃先を製氷ドラムの製氷水から出ている部分の外表面に向け、製氷ドラムの軸方向に沿って設けられている。そして、カッタによって剥ぎ取られた氷片は、シュートを介して貯氷庫に放出される。また、カッタの下方には、カッタおよびその周辺を加熱するヒータが設けられており、該ヒータによって、カッタにより剥ぎ取られた氷片のうち微細なもの(屑氷)を融解除去するよう構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5329384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のドラム式製氷機では、カッタに対して設けられたヒータは、製氷機の製氷運転中において、温度検知手段の検知温度に応じてON-OFF制御される。そして、ドラム式製氷機では、製氷運転を停止すると、ヒータの加熱制御を停止すると共に、製氷水タンク内の製氷水を排出している。このため、製氷運転の停止直後においてカッタ上に残っている剥ぎ取られた氷片や、カッタから製氷水タンク内に落下して残っている氷片が、次の製氷運転の開始時までに融けることなく残っていると、該氷片が凍り付き等の異常の原因となり、正常な製氷運転を阻害する問題を招く。
【0005】
本発明は、前述した従来技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、カッタやその周辺に残留している氷片によって凍り付き等の異常が発生するのを防止し得るドラム式製氷機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1の発明に係るドラム式製氷機は、
製氷水タンク(11)に貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で回転する製氷ドラム(12)と、該製氷ドラム(12)の外表面に生成された氷を剥ぎ取るカッタ(23)と、を備え、製氷運転時には製氷ドラム(12)を冷却すると共に、該製氷ドラム(12)を回転することでドラム外表面に氷を生成するよう構成したドラム式製氷機において、
前記カッタ(23)および該カッタ(23)の周辺を加熱するヒータ(26)を備え、
該ヒータ(26)により加熱される加熱部の温度が、製氷運転の停止中は、製氷運転中よりも高くなるようヒータ(26)を制御するようにしたことを要旨とする。
請求項1の発明によれば、製氷運転の停止中に、ヒータによりカッタや、その周辺の部位を加熱するようにしたので、製氷運転の停止直前にカッタ上に残っている氷片や、製氷水が排出された製氷水タンク内に落下した氷片等を融解することができ、氷片によって凍り付き等の異常が発生するのを防ぐことができる。しかも、製氷運転中より製氷運転の停止中の方が、ヒータにより加熱される加熱部の温度を高く設定したので、製氷水タンクの内部に落下した氷片を効果的に融解することができる。
【0007】
請求項2の発明では、前記製氷水タンク(11)に前記製氷ドラム(12)を回転自在に支持する軸支持部(29)にヒータ(30)を設けたことを要旨とする。
請求項2の発明によれば、製氷ドラムを回転自在に支持する軸支持部にヒータを配設して周囲を加熱し得るようにしたので、製氷水タンクにおいて、カッタ等を加熱するヒータの配設位置から離間した部位を、軸支持部に配設したヒータによって、カッタ等を加熱するヒータによって加熱される部位と略均一に近い一定温度以上に維持することができ、製氷水が排出された製氷水タンクの内部に残留する氷片を融解して凍り付きを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るドラム式製氷機によれば、製氷運転の停止中に、カッタやその周辺に残留している氷片を融解して、氷片によって凍り付き等の異常が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例のドラム式製氷機を示す概略縦断正面図である。
実施例の製氷水タンクを縦断して示す概略側面図である。
実施例の冷凍回路を示す概略図である。
実施例における第1のヒータのタイミングチャート図である。
第1別実施例のドラム式製氷機を示す概略縦断正面図である。
第2別実施例のドラム式製氷機を示す概略縦断正面図である。
第3別実施例の冷凍回路を示す概略図である。
第4別実施例の冷凍回路を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明に係るドラム式製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、以下の説明において「上」、「下」、「左」、「右」とは、図1を基準として指称することとする。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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