特許ウォッチ

公開番号2025091692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207100
出願日2023-12-07
発明の名称冷蔵庫
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 11/02 20060101AFI20250612BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷凍温度帯の食品を解凍した後も、鮮度を維持できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は複数の温度帯モードに設定可能な低温室を備え、前記低温室は、微凍結温度に冷却する微凍結モードと解凍温度に冷却する解凍モードに設定可能であり、冷凍温度に冷凍された負荷を前記低温室内に収納し、前記解凍モードに設定した場合、所定時間、前記解凍モードで運転し、所定時間経過後は前記微凍結モードで運転することを特徴とする冷蔵庫。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
複数の温度帯モードに設定可能な低温室を備え、前記低温室は、微凍結温度に冷却する微凍結モードと解凍温度に冷却する解凍モードに設定可能であり、冷凍温度に冷凍された負荷を前記低温室内に収納し、前記解凍モードに設定した場合、所定時間、前記解凍モードで運転し、所定時間経過後は前記微凍結モードで運転することを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示（約 390 文字）【請求項２】
前記解凍モードの設定温度は、前記微凍結温度以上０℃以下に設定されていることを特徴とする請求項１の冷蔵庫。
【請求項３】
前記低温室は、チルド温度に冷却するチルドモード設定を備え、前記チルドモードで運転中に、前記解凍モードに設定変更したい場合、前記解凍モードに設定変更できず、前記チルドモードで運転することを特徴とする請求項２の冷蔵庫。
【請求項４】
前記解凍モードで運転中に、前記チルドモードに設定変更したい場合、前記チルドモードに設定変更でき、前記解凍モードを中断して、前記チルドモードで運転することを特徴とする請求項３の冷蔵庫。
【請求項５】
前記解凍モードで運転中に、前記微凍結モードに設定変更したい場合、前記微凍結モードに設定変更できず、前記解凍モードで運転することを特徴とする請求項３の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、冷蔵庫に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、食品を凍結させる第１温度帯で貯蔵部を第１時間冷却した後に、食品を解凍させた状態で、その状態を保持する所定の第２温度帯で貯蔵部を第２時間冷却し、その後、食品の使用目的に応じた第３温度帯で貯蔵部を冷却または加熱することを含む制御パターンで前記冷却部を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－９８０８０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示は、冷凍温度帯の食品を解凍した後も、鮮度を維持できる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示における冷蔵庫は、複数の温度帯モードに設定可能な低温室を備え、前記低温室は、微凍結温度に冷却する微凍結モードと解凍温度に冷却する解凍モードに設定可能であり、冷凍温度に冷凍された負荷を前記低温室内に収納し、前記解凍モードに設定した場合、所定時間、前記解凍モードで運転し、所定時間経過後は前記微凍結モードで運転する。
【発明の効果】
【０００６】
本開示における冷蔵庫は、冷凍温度帯の食品を微凍結温度帯に解凍し、解凍後も、微凍結温度帯に維持するので、食品の鮮度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
実施の形態１における冷蔵庫の正面図
実施の形態１における冷蔵庫の縦断面図
実施の形態１における解凍モード時の温度変化を示す図
実施の形態１における解凍モード設定のフロー図
実施の形態１における食材の官能評価結果の図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
（実施の形態１）
以下、図１～図５を用いて、実施の形態１を説明する。
【０００９】
［１－１．冷蔵庫の構成］
図１と、図１のａ－ａ断面図である図２により、冷蔵庫の構成について説明する。前方を開口した冷蔵庫本体１を備え、この冷蔵庫本体１は金属製の外箱２と、硬質樹脂製の内箱３と、前記外箱２および内箱３の間に発泡充填された発泡断熱材４とで構成してあり、仕切板５、６等によって複数の貯蔵室が仕切形成してあり、内部には発泡断熱材４が充填されている。
【００１０】
また、前記冷蔵庫本体１の各貯蔵室は冷蔵庫本体１と同様の断熱構成を採用し、上方から回動式の冷蔵室扉７は、観音開き式の開閉扉で図１の正面から見て冷蔵室左扉７ａが図示しないヒンジに回動可能に支持され、冷蔵室右扉７ｂが図示しないヒンジに回動可能に支持されている。また引出し式の上部冷凍室扉８および製氷室扉９、引出し式の下部冷凍室扉１０、引出し式の野菜室扉１１が前後方向に開閉自在としてある。
（【００１１】以降は省略されています）

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