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公開番号2025026030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131358
出願日2023-08-10
発明の名称冷蔵庫
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人
主分類F25D 19/00 20060101AFI20250214BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】外気が遮断されていない機械室と、扉閉時に外気が遮断される貯蔵庫とが区分されて配置されている冷蔵庫において、外気が遮断されている貯蔵庫の内部に冷媒が漏出するリスクを低減化させる。
【解決手段】冷媒を圧縮する圧縮機11、および圧縮機11により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器12が配置され、外気が遮断されていない機械室10と、凝縮器12により凝縮された冷媒を蒸発させる蒸発器21が配置された、扉閉時に外気が遮断される貯蔵庫20とが隔離されている冷蔵庫1は、冷媒を通すための冷媒管14のうち、圧縮機11と蒸発器21とを繋ぐ第1管141に形成された第1溶接部151が、機械室10に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒を圧縮する圧縮機、および当該圧縮機により圧縮された当該冷媒を凝縮する凝縮器が配置された、外気が遮断されていない機械室と、当該凝縮器により凝縮された当該冷媒を蒸発させる蒸発器が配置された、扉閉時に外気が遮断される貯蔵庫とが隔離されている冷蔵庫であって、
前記冷媒を通すための冷媒管のうち、前記圧縮機と前記蒸発器とを繋ぐ第1管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていることを特徴とする、
冷蔵庫。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記凝縮器により凝縮された前記冷媒を、液相成分と気相成分とに分離する気液分離器を有し、前記冷媒管のうち、当該凝縮器と当該気液分離器とを繋ぐ第2管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていることを特徴とする、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記冷媒管のうち、前記気液分離器と前記蒸発器とを繋ぐ第3管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていることを特徴とする、
請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記冷媒管のうち、前記蒸発器を構成する第4管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていることを特徴とする、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
回転数を一定とする第1圧縮機を含む第1回路と、回転数を可変とする第2圧縮機を含む第2回路とで構成されていることを特徴とする、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記冷媒管のうち、前記凝縮器と前記蒸発器とを繋ぐ第5管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていることを特徴とする、
請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
冷媒を圧縮する圧縮機、および当該圧縮機により圧縮された当該冷媒を凝縮する凝縮器が配置された機械室と、当該凝縮器により凝縮された当該冷媒を蒸発させる蒸発器が配置された貯蔵庫とが隔離されている冷蔵庫であって、
前記凝縮器により凝縮された前記冷媒を液相成分と気相成分とに分離する気液分離器が前記機械室に配置されている、
冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
食品の冷却等に用いられる冷蔵庫のうち、ファンやコンデンサが配置された機械室と、食品等の被冷却物が置かれる貯蔵庫とが区分されている冷蔵庫において、冷媒漏れが発生した場合に、貯蔵庫の庫内温度の上昇を抑制しつつ、漏洩した冷媒が一か所に滞留することを抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1)。このような技術では、機械室内の凝縮器と周囲との温度差に応じて、機械室内の圧縮機を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-16912号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
機械室と貯蔵庫とが区分されている従来の冷蔵庫は、各部材を繋ぎ合わせる工程上の理由から、冷媒を通すための冷媒管の溶接部が貯蔵庫側に配置される。このため、溶接部における溶接不良等による冷媒漏れが生じると、漏出した冷媒が、外気が遮断されている貯蔵庫の内部に滞留してしまう。
本発明の目的は、外気が遮断されていない機械室と、扉閉時に外気が遮断される貯蔵庫とが区分されて配置されている冷蔵庫において、外気が遮断されている貯蔵庫の内部に冷媒が漏出するリスクを低減化させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的のもと完成させた本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機、および当該圧縮機により圧縮された当該冷媒を凝縮する凝縮器が配置された、外気が遮断されていない機械室と、当該凝縮器により凝縮された当該冷媒を蒸発させる蒸発器が配置された、扉閉時に外気が遮断される貯蔵庫とが隔離されている冷蔵庫であって、前記冷媒を通すための冷媒管のうち、前記圧縮機と前記蒸発器とを繋ぐ第1管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていることを特徴とする、冷蔵庫である。
ここで、前記凝縮器により凝縮された前記冷媒を、液相成分と気相成分とに分離する気液分離器を有し、前記冷媒管のうち、当該凝縮器と当該気液分離器とを繋ぐ第2管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていてもよい。
また、前記冷媒管のうち、前記気液分離器と前記蒸発器とを繋ぐ第3管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていてもよい。
また、前記冷媒管のうち、前記蒸発器を構成する第4管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていてもよい。
また、回転数を一定とする第1圧縮機を含む第1回路と、回転数を可変とする第2圧縮機を含む第2回路とで構成されていてもよい。
また、前記冷媒管のうち、前記凝縮器と前記蒸発器とを繋ぐ第5管に形成された溶接部が、前記機械室に配置されていてもよい。
また、本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機、および当該圧縮機により圧縮された当該冷媒を凝縮する凝縮器が配置された機械室と、当該凝縮器により凝縮された当該冷媒を蒸発させる蒸発器が配置された貯蔵庫とが隔離されている冷蔵庫であって、前記凝縮器により凝縮された前記冷媒を液相成分と気相成分とに分離する気液分離器が前記機械室に配置されている、冷蔵庫である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、機械室と貯蔵庫とが区分されて配置されている冷蔵庫において、冷媒を通すための冷媒管の溶接部から貯蔵庫の内部に冷媒が漏出するリスクを低減化できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態にかかる冷蔵庫の内部の一部の構成を示す斜視図である。
図1の冷蔵庫を矢印の方向に見たときに視認できる様子を示す図である。
(A)は、従来の冷蔵庫の内部の一部の構成を示す斜視図である。(B)は、(A)の従来の冷蔵庫を矢印の方向に見たときに視認できる様子を示す図である。
第2の実施の形態にかかる冷蔵庫の内部の一部の構成を示す斜視図である。
図4の冷蔵庫を矢印の方向に見たときに視認できる様子を示す図である。
(A)は、従来の冷蔵庫の内部の一部の構成を示す斜視図である。(B)は、(A)の従来の冷蔵庫を矢印の方向に見たときに視認できる様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
(冷蔵庫)
図1は、第1の実施の形態にかかる冷蔵庫1の内部の一部の構成を示す斜視図である。
図2は、図1の冷蔵庫1を矢印の方向に見たときに視認できる様子を示す図である。
図1および図2に示す冷蔵庫1は、図示せぬ通気口やファンを有することにより外気が遮断されていない機械室10と、扉閉時に外気が遮断される貯蔵庫20とを有する冷蔵庫である。機械室10と貯蔵庫20との間には壁50が形成されており、冷蔵庫1の天地方向の天側に機械室10が配置され、地側に貯蔵庫20が配置されている。壁50の天地方向の天側の面51は、機械室10の床面を形成し、地側の面52は、貯蔵庫20の天井面を形成している。壁50の左右方向の右側の端部付近には、機械室10と貯蔵庫20とを連通させる連通孔53が形成されている。
【0009】
機械室10には、圧縮機11と、凝縮器12と、気液分離器13とが配置されている。圧縮機11は、「コンプレッサ」とも呼ばれる装置であり、貯蔵庫20の内部の冷却に用いられる冷媒を圧縮する。凝縮器12は、「コンデンサ」とも呼ばれる装置であり、圧縮機11により圧縮された冷媒を凝縮する。
【0010】
気液分離器13は、「アキュムレータ」とも呼ばれる装置であり、凝縮器12により凝縮された冷媒を液相成分と気相成分とに分離する。貯蔵庫20には、蒸発器21が配置されている。蒸発器21は、「エバポレータ」とも呼ばれる装置であり、凝縮器12により凝縮された冷媒を蒸発させる。
(【0011】以降は省略されています)

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