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公開番号
2025020799
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124390
出願日
2023-07-31
発明の名称
発電管理装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
H02J
3/46 20060101AFI20250205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】デマンドレスポンスの実績量の精度をより向上させる。
【解決手段】発電管理装置は、対象期間において所定時間毎に分散型発電装置の発電量指示値を設定し、設定した発電量指示値を分散型発電装置に出力してデマンドレスポンスを実施する。発電管理装置では、対象期間の開始時には、分散型発電装置の所定時間当りの最大発電量に基づいて発電量指示値を設定し、以降、所定時間が経過する毎に、発電量実績値に基づいて残存総電力需要量を算出し、残存総電力需要量が零となるまで所定時間当りの最大発電量と残存総電力需要量とのうち小さい方に基づいて次の所定時間の発電量指示値を設定する処理を繰り返す。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
デマンドレスポンスの要請に対して分散型発電装置の発電を管理する発電管理装置であって、
前記デマンドレスポンスの対象期間内における電力需要量の総量である総電力需要量を取得する総電力需要量取得部と、
前記分散型発電装置の発電量実績値を取得する発電量実績値取得部と、
前記対象期間において所定時間毎に、前記分散型発電装置の発電量指示値を設定し、設定した発電量指示値を前記分散型発電装置に出力して前記デマンドレスポンスを実施するものであり、前記対象期間の開始時には、前記分散型発電装置の前記所定時間当りの最大発電量に基づいて前記発電量指示値を設定し、以降、前記所定時間が経過する毎に、前記発電量実績値取得部により取得された発電量実績値に基づいて前記総電力需要量の残存量である残存総電力需要量を算出し、前記残存総電力需要量が零となるまで前記所定時間当りの最大発電量と前記残存総電力需要量とのうち小さい方に基づいて次の前記所定時間の前記発電量指示値を設定する処理を繰り返す発電量指示値設定部と、
を備える発電管理装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の発電管理装置であって、
前記発電量指示値設定部は、前記総電力需要量から今回の前記所定時間において前記分散型発電装置で発電した発電量の予測値である発電量予測値と前記対象期間において前回の前記所定時間までに取得された前記発電量実績値の累積値とを減じて前記残存総電力需要量を算出する、
発電管理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の発電管理装置であって、
前記発電量指示値設定部は、今回の前記所定時間において設定した前記発電量指示値に基づく値を前記発電量予測値として次の前記所定時間における前記残存総電力需要量を算出する、
発電管理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の発電管理装置であって、
前記発電量指示値設定部は、今回の前記所定時間において算出した前記残存総電力需要量が前記所定時間当りの最大発電量以上である場合には、前回の前記所定時間において取得された前記発電量実績値に基づく値を前記発電量予測値として次の前記所定時間における前記残存総電力需要量を算出し、今回の前記所定時間において算出した前記残存総電力需要量が前記所定時間当りの最大発電量未満である場合には、今回の前記所定時間において設定した発電量指示値に基づく値を前記発電量予測値として次の前記所定時間における前記残存総電力需要量を算出する、
発電管理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、発電管理装置について開示する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、各負荷装置に電力を供給する複数の発電装置を備える分散型電源システムにおいて、各負荷装置にて消費される総電力消費量を測定し、各発電装置からそれぞれ出力される発電出力量を測定し、各発電装置の最大発電量および最小発電量に基づく制約条件の下で各発電出力量および総電力消費量に基づいて評価関数を設定し、測定された総電力消費量に基づいて先に測定された各発電出力量に基づいて規定される評価関数を最小二乗法によって解くことにより、各発電装置の発電量指示値を導出して各発電装置に送信するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。評価関数は、発電装置ごとの発電量指示値と発電出力量の差の二乗値を発電装置すべてについて総和した値、および各発電量指示値の総和と総電力消費量の差の二乗値の項を含む。発電量指示値は、所定時間毎に各発電装置に送信され、各発電装置は、次の発電量指示値を受信するまで今回受信した発電量指示値に応じた発電量で発電する。所定時間は、現在の総電力消費量と同一の総電力消費量となる確率が高い現在からの経過時間であり、60秒に定められる。これにより、各発電装置の発電出力量の変動量を最小に抑制し、かつ、総電力消費量と総発電出力量とを一致させることができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-166746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したシステムでは、所定時間毎に総電力消費量に追従するように発電量指示値が導出されるため、発電量指示値は、複数回に亘って変動する場合が生じる。この場合、例えば燃料電池などの発電装置では、出力上げの応答性能が低いため、各発電装置の発電量指示値と発電出力量とが乖離し、電力需要量に対して発電出力量に不足が生じるおそれがある。
【0005】
本開示の発電管理装置は、デマンドレスポンスの対象期間において電力需要量に対する発電出力量を管理する発電管理装置において、デマンドレスポンスの実績量の精度をより向上させることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の発電管理装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の発電管理装置は、
デマンドレスポンスの要請に対して分散型発電装置の発電を管理する発電管理装置であって、
前記デマンドレスポンスの対象期間内における電力需要量の総量である総電力需要量を取得する総電力需要量取得部と、
前記分散型発電装置の発電量実績値を取得する発電量実績値取得部と、
前記対象期間において所定時間毎に、前記分散型発電装置の発電量指示値を設定し、設定した発電量指示値を前記分散型発電装置に出力して前記デマンドレスポンスを実施するものであり、前記対象期間の開始時には、前記分散型発電装置の前記所定時間当りの最大発電量に基づいて前記発電量指示値を設定し、以降、前記所定時間が経過する毎に、前記発電量実績値取得部により取得された発電量実績値に基づいて前記総電力需要量の残存量である残存総電力需要量を算出し、前記残存総電力需要量が零となるまで前記所定時間当りの最大発電量と前記残存総電力需要量とのうち小さい方に基づいて次の前記所定時間の前記発電量指示値を設定する処理を繰り返す発電量指示値設定部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本開示の発電管理装置では、デマンドレスポンスの対象期間において所定時間毎に、分散型発電装置の発電量指示値を設定し、設定した発電量指示値を分散型発電装置に出力してデマンドレスポンスを実施する。対象期間の開始時には、分散型発電装置の所定時間当りの最大発電量に基づいて発電量指示値を設定し、以降、所定時間が経過する毎に、発電量実績値に基づいて残存総電力需要量を算出し、残存総電力需要量が零となるまで所定時間当りの最大発電量と残存総電力需要量とのうち小さい方に基づいて次の所定時間の発電量指示値を設定する処理を繰り返す。これにより、出力上げの応答性能が低い分散型発電装置においても、出力上げを要する発電量指示値の出力回数を減らして、総電力需要量に対する発電出力量の不足を最小限に抑えることができる。また、対象期間において残存総電力需要量が残り少なくなると、応答性能が高い出力下げで、総発電出力量が総電力需要量と一致するように発電量指示値を調整することができる。これらの結果、デマンドレスポンスの精度をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
発電管理装置を含む分散型発電システムの概略構成図である。
発電管理装置により実行されるデマンドレスポンス実行処理の一例を示すフローチャートである。
総電力需要量と総発電量指示値とを説明する説明図である。
現在発電中の総発電出力量予測値を説明する説明図である。
他の実施形態に係るデマンドレスポンス実行処理を示すフローチャートである。
出力上げ時の総発電出力量予測値と出力下げ時の総発電出力量予測値とを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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