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公開番号2025025489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130292
出願日2023-08-09
発明の名称閉鎖装置、および閉鎖システム
出願人株式会社クレアーレ
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 1/94 20060101AFI20250214BHJP(建築物)
要約【課題】高い防火性能を有し、貫通部を通じて設置される被設置物の交換および設置を容易化でき、かつ、小動物による損傷を回避できる閉鎖装置等を提供する。
【解決手段】
構造物Kを貫通し、隣合う空間S同士を連通する貫通部Xを閉鎖する閉鎖装置10であって、繊維状の断熱材の集合体によって構成されて板状またはブロック状をなし、貫通部Xの開口を覆うように配置される繊維集合体11と、繊維集合体11の側面を囲むように設けられて構造物Kに固定される枠体12と、繊維集合体11における表面を覆うように設けられた網状部材13と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
構造物を貫通して隣合う空間同士を連通する貫通部を閉鎖する閉鎖装置であって、
繊維状の断熱材の集合体によって構成されて板状またはブロック状をなし、前記貫通部の開口を覆うように配置される繊維集合体と、
前記繊維集合体の側面を囲むように設けられて前記構造物に固定される枠体と、
前記繊維集合体における一方側の表面、および/又は他方側の表面を覆うように設けられた網状部材または多孔板と、
を備える閉鎖装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記繊維集合体における前記断熱材は、セルローズファイバーである請求項1に記載の閉鎖装置。
【請求項3】
前記繊維集合体は、
各々が繊維状の断熱材を圧縮してなる複数の断熱材シートと、
複数の前記断熱材シート同士の間に設けられ、該断熱材シート同士を接着する接着層と、
を有する請求項1に記載の閉鎖装置。
【請求項4】
前記接着層には、小動物に対して忌避効果を有する薬剤が含まれている請求項3に記載の閉鎖装置。
【請求項5】
構造物を貫通して隣合う空間同士を連通する貫通部を閉鎖する閉鎖装置であって、
繊維状の断熱材の集合体によって構成されて板状またはブロック状をなし、前記貫通部の開口を覆うように配置される繊維集合体を備え、
前記繊維集合体は、
各々が繊維状の断熱材を圧縮してなる複数の断熱材シートと、
複数の前記断熱材シート同士の間に設けられ、該断熱材シート同士を接着する接着層と、
を有する閉鎖装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の閉鎖装置によって構成されたカバーユニットと、
前記カバーユニットに対向し、かつ前記貫通部に配置されたベース体と、
を備え、
前記ベース体は、
自身を板厚方向に貫通して前記貫通部に連通しかつ前記カバーユニットによって覆われるベース連通路が形成され、前記構造物に固定される本体プレートと、
前記本体プレートに対して前記ベース連通路を閉塞するように設けられるとともに、自身を板厚方向に貫通する複数の貫通孔が形成された閉塞プレートと、
前記本体プレートに設けられ、前記閉塞プレートにおける前記貫通孔に挿通されたネジがねじ込まれることで、前記本体プレートに前記閉塞プレートを着脱可能に固定するネジ固定部材と、
を有する閉鎖システム。
【請求項7】
前記カバーユニットは、前記ベース体に着脱可能に固定される請求項6に記載の閉鎖システム。
【請求項8】
それぞれが請求項1から5のいずれか一項に記載の閉鎖装置によって構成され、互いに間隔をあけて配置される第一のカバーユニット、および第二のカバーユニットと、
前記第一のカバーユニットと前記第二のカバーユニットの間に配置されたベース体と、
を備え、
前記ベース体は、
自身を板厚方向に貫通して前記貫通部に連通しかつ前記第一のカバーユニットおよび前記第二のカバーユニットによって覆われるベース連通路が形成され、前記構造物に固定される本体プレートと、
前記本体プレートに対して前記ベース連通路を閉塞するように設けられるとともに、自身を板厚方向に貫通する複数の貫通孔が形成された閉塞プレートと、
前記本体プレートに設けられ、前記閉塞プレートにおける前記貫通孔に挿通されたネジがねじ込まれることで、前記本体プレートに前記閉塞プレートを着脱可能に固定するネジ固定部材と、
を有する閉鎖システム。
【請求項9】
前記第一のカバーユニットおよび前記第二のカバーユニットは、前記ベース体に着脱可能に固定される請求項8に記載の閉鎖システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物の貫通部に設置される閉鎖装置、およびこれを備えた閉鎖システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
現在のような情報化社会では通信ネットワークは必要不可欠な設備となっており、建物等の構造物には大量のケーブル類が設置されている。これらケーブル類は、構造物に形成された貫通部を通じて、構造物の例えば壁、天井、床等を挟んで隣り合う空間(部屋)同士の間にわたって設置される場合がある。
【0003】
ここでケーブル類が設置される上記の貫通部が一部でも開口した状態となっていると、仮に火災が発生した場合にはこの貫通部を通じて延焼するおそれがある。このため、通常はケーブル類の周囲に耐火ブロック等を設置し、貫通部を閉鎖するようにしている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012―81175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところでケーブル類は設置後に適宜、交換や新設の作業を行わなければならず、この作業を行う際に耐火ブロックで閉鎖したはずの貫通部に隙間ができてしまう場合がある。さらには鼠等の小動物が耐火ブロックをかじり、やはり貫通部に隙間ができてしまう可能性もある。
【0006】
そこで本発明は、高い防火性能を有し、貫通部を通じて設置される被設置物の交換および設置を容易化でき、かつ、小動物による損傷を回避できる閉鎖装置、およびこれを備えた閉鎖システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る閉鎖装置は、構造物を貫通して隣合う空間同士を連通する貫通部を閉鎖する閉鎖装置であって、繊維状の断熱材の集合体によって構成されて板状またはブロック状をなし、前記貫通部の開口を覆うように配置される繊維集合体と、前記繊維集合体の側面を囲むように設けられて前記構造物に固定される枠体と、前記繊維集合体における一方側の表面、および/又は他方側の表面を覆うように設けられた網状部材または多孔板と、を備える。
【0008】
上記閉鎖装置では、前記繊維集合体における前記断熱材は、セルローズファイバーであってもよい。
【0009】
上記閉鎖装置では、前記繊維集合体は、各々が繊維状の断熱材を圧縮してなる複数の断熱材シートと、複数の前記断熱材シート同士の間に設けられ、該断熱材シート同士を接着する接着層と、を有してもよい。
【0010】
上記閉鎖装置では、前記接着層には、小動物に対して忌避効果を有する薬剤が含まれていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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