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公開番号
2025025080
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129531
出願日
2023-08-08
発明の名称
薄畳および薄畳の製造方法
出願人
西中織物有限会社
代理人
個人
主分類
E04F
15/02 20060101AFI20250214BHJP(建築物)
要約
【課題】 薄畳は、従来の畳より薄く形成されているため、畳床に畳表を張り付けた際、逆反りしてしまうという問題が生じていた。そのため、逆反りをより確実に防止する薄畳を提供する。
【解決手段】 畳床と当該畳床の表面に貼り付けられた畳表を備える薄畳であって、前記畳床は、芯部材と、当該芯部材の表面に接着されたガラス繊維含有シートと、ポリオレフィン系の樹脂シートとを備え、前記樹脂シートは、前記芯部材の裏面側と熱プレスにより接着していることを特徴とする薄畳。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
畳床と当該畳床の表面に貼り付けられた畳表を備える薄畳であって、
前記畳床は、芯部材と、当該芯部材の表面に接着されたガラス繊維含有シートと、ポリオレフィン系の樹脂シートとを備え、
前記樹脂シートは、前記芯部材の裏面側と熱プレスにより接着していることを特徴とする薄畳。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
畳床と当該畳床の表面に貼り付けられた畳表を備える薄畳であって、
前記畳床は、芯部材と、当該芯部材の両面に接着されたガラス繊維含有シートと、ポリオレフィン系の樹脂シートとを備え、
前記樹脂シートは、前記芯部材の裏面側に配置されたガラス繊維含有シートの外側部分と熱プレスにより接着していることを特徴とする薄畳。
【請求項3】
薄畳の製造方法であって、
接着剤を用いて畳床の部材である芯部材の表面にガラス繊維含有シートを接着させる第1の工程と、
前記芯部材の裏面に接着剤を用いて80℃~150℃、7秒以内の条件で熱プレスを行い、ポリオレフィン系の樹脂シートを接着させることで、前記ポリオレフィン系の樹脂材のシートを収縮させ、前記ポリオレフィン系の樹脂シートが接着された芯部材の表面が凸状になるように反らす第2の工程と、
前記第2の工程により製造した畳床の表面に畳表を貼り付ける第3の工程と、を含むことを特徴とする薄畳の製造方法。
【請求項4】
薄畳の製造方法であって、
接着剤を用いて畳床の部材である芯部材の両面にガラス繊維含有シートを接着させる第1の工程と、
前記ガラス繊維含有シートが接着された芯部材の裏面に接着剤を用いて80℃~150℃、7秒以内の条件で熱プレスを行い、ポリオレフィン系の樹脂シートを接着させることで、前記ポリオレフィン系の樹脂材のシートを収縮させ、前記ポリオレフィン系の樹脂シートが接着された芯部材の表面が凸状になるように反らす第2の工程と、
前記第2の工程により製造した畳床の表面に畳表を貼り付ける第3の工程と、を含むことを特徴とする薄畳の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、薄畳および薄畳の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
畳とは、主に日本で使用されている伝統的な床材であり、芯材となる畳床の表面に畳表を貼り付けて製造されるものである。また、畳の縁の部分には、畳表の角部分を補強する役割等を有する畳縁が縫い付けられていることが多いが、畳縁が設けられていない畳も存在している。なお、伝統的な従来の畳は55mm~60mm程度の厚みを有している。
【0003】
近年において、生活様式が西洋形式となり、和室が存在しない家庭も増えてきているが、畳を設けたいという要望があった。その場合、洋室の床等に畳に敷くことが考えられるが、従来の畳は厚みがあり、床などに従来の畳を敷くと段差が形成され躓いたりする危険性が高いものであった。また、厚みがあるので重く、敷いたり片づけたりするのが大変であるという問題が生じていた。
【0004】
そのため、簡易に敷いたり片づけたりしやすい、厚みが40mm程度以下の所謂、薄畳が使用されるようになった。しかしながら、薄畳の厚さは従来の畳より薄く形成されているので、畳表を貼り付けた際、畳表を貼り付けた際の張力で畳が逆反りに反ってしまうという問題が生じていた。この問題を解決するために、特許文献1に開示されているように、畳の芯材となる畳床の両面にガラス繊維含有シートを貼り付けて畳床の強度を向上させることで、逆反りを軽減させる発明が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-144452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のように畳の芯材となる畳床の両面にガラス繊維含有シートを貼り付けて畳床の強度を向上させても、畳表を貼り付けた際、原則、逆反りを完全に防止することができなかった。
【0007】
本発明は、かかる従来発明における課題に鑑みてされたものであり、畳表を畳床に貼り付けた場合において、逆反りをより確実に防止する薄畳及び薄畳の製造方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも以下のような構成を備え、もしくは手順を実行する。なお、以下の説明において、本発明の理解を容易にするために図面に示されている符号等を付記する場合があるが、本発明の各構成要素は、図面に示されているものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
【0009】
本発明の一局面に係る薄畳は、畳床と当該畳床の表面に貼り付けられた畳表を備える薄畳であって、芯部材と、当該芯部材の表面に接着されたガラス繊維含有シートと、ポリオレフィン系の樹脂シートとを備え、前記樹脂シートは、前記芯部材の裏面側と熱プレスにより接着していることを特徴とする。
かかる構成により、ポリオレフィン系の樹脂シートが収縮した状態で畳床の裏面に接着しているため、畳床の表面の中央部分が凸状になるよう順反りに反ることにより、畳表を畳床に貼り付けた場合において、逆反りを防止する薄畳を提供することができる。
【0010】
本発明の一局面に係る薄畳は、畳床と当該畳床の表面に貼り付けられた畳表を備える薄畳であって、前記畳床は、芯部材と、当該芯部材の両面に接着されたガラス繊維含有シートと、ポリオレフィン系の樹脂シートとを備え、前記樹脂シートは、前記芯部材の裏面側に配置されたガラス繊維含有シートの外側部分と熱プレスにより接着していることを特徴とする薄畳。
かかる構成により、ポリオレフィン系の樹脂シートが収縮した状態でガラス繊維含有シートに接着しているため、畳床の表面の中央部分が凸状になるよう順反りに反ることにより、畳表を畳床に貼り付けた場合において、逆反りを防止する薄畳を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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