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公開番号2025025059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129503
出願日2023-08-08
発明の名称画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラム
出願人キヤノン電子株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250214BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像読取装置においてエラーが発生した場合に、タイムアウトの発生による端末装置とのセッションの切断を防止できるようにする。
【解決手段】Webサーバは、ネットワークを介して画像読取装置と通信可能な端末装置からアクセスを受け付けると、当該端末装置との間でセッションを確立する。スキャン処理部は、セッションを介して端末装置から受信したスキャン指示に従って、原稿の画像を読み取ってスキャン画像の画像データを生成するスキャン処理を実行する。セッション管理部は、端末装置からセッションを介したアクセスが無い状態の継続時間がタイムアウト時間に達すると、当該セッションを切断する。セッション管理部は、スキャン処理の実行中に発生したエラーの検知に応じて、タイムアウト時間を延長する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
画像読取装置であって、
前記画像読取装置と通信可能な端末装置からアクセスを受け付けると、前記端末装置との間でセッションを確立する確立手段と、
前記セッションを介して前記端末装置から受信したスキャン指示に従って、原稿の画像を読み取ってスキャン画像の画像データを生成するスキャン処理を実行する処理手段と、
前記端末装置から前記セッションを介したアクセスが無い状態の継続時間がタイムアウト時間に達すると、前記セッションを切断するセッション管理手段と、を備え、
前記セッション管理手段は、前記スキャン処理の実行中に発生したエラーの検知に応じて、前記タイムアウト時間を延長する、
ことを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記画像読取装置において発生するエラーを検知する検知手段を更に備え、
前記セッション管理手段は、前記検知手段によってエラーが検知された際に設定されている前記タイムアウト時間を、前記検知手段によって検知されるエラーのタイプごとに予め設定されている個別のタイムアウト時間に変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
搬送中の原稿シートのジャムによるエラーに対して設定されたタイムアウト時間は、重送エラーに対して設定されたタイムアウト時間よりも長い、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記検知手段は、前記画像読取装置の内部に配置されたセンサの出力に基づいて、前記スキャン処理の実行中に発生したエラーを検知する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記セッション管理手段は、前記スキャン処理の実行中に、搬送中の原稿シートのジャムによるエラーの発生が検知されると、前記タイムアウト時間を延長し、前記ジャムが解消される前に前記画像読取装置のカバーが開けられたことによるエラーの発生が検知されると、前記タイムアウト時間を更に延長する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記セッション管理手段は、前記スキャン処理の実行中に、前記画像読取装置のカバーが開けられたことによるエラーの発生が検知されると、前記カバーが閉じられるまでの間、前記タイムアウト時間の判定のための計時を停止する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記タイムアウト時間の設定を受け付けるための操作画面を、前記画像読取装置と通信可能な端末装置に提供する提供手段を更に備え、
前記セッション管理手段は、前記操作画面を介して受け付けた設定内容に従って、エラーのタイプごとの個別のタイムアウト時間の設定を変更する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記スキャン処理の実行中に重送エラーが発生したことが検知されると、前記スキャン処理を継続するか否かの選択を操作ユーザから受け付けるための操作画面を、前記端末装置に提供する提供手段を更に備え、
前記処理手段は、前記操作画面を介して受け付けた選択に従って、前記スキャン処理を継続するか、又は前記スキャン処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記操作画面は、前記スキャン処理を継続するか、前記スキャン処理によりそれまでに生成された画像データを破棄して前記スキャン処理を終了するか、前記スキャン処理によりそれまでに生成された画像データを前記端末装置に保存して前記スキャン処理を終了するかを選択可能に構成される、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記提供手段は、前記スキャン処理の実行中に重送エラーが発生したことが検知された場合、前記スキャン処理を継続するか否かの選択を操作ユーザから受け付けるための操作画面を、前記端末装置に提供し、前記スキャン処理の実行中に重送エラー以外のエラーが発生したことが検知された場合、前記操作画面を前記画像読取装置の表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
原稿の画像を読み取って読取画像の画像データを生成する画像読取装置として、外部装置からのWebブラウザによるアクセスを可能にするためにWebサーバを実装したものが知られている。Webサーバが実装された画像読取装置は、外部装置側に専用のアプリケーション又はドライバを必要とせずに、Webブラウザに提供した操作画面を介してスキャン指示を受け付けることが可能である。
【0003】
上述のようなWebサーバは、Webブラウザからアクセスが無い状態が所定時間、継続した(即ち、タイムアウトが発生した)場合、Webブラウザとのセッションを切断することが一般的である。しかし、スキャン処理の実行中に、モバイル端末又はPC等の端末装置と画像読取装置とのセッションが切断されると、スキャン処理の完了後に読取画像の画像データを画像読取装置から端末装置へ送信できなくなりうる。特許文献1には、このようなタイムアウトの発生を防止する技術として、Webサーバでの処理の実行中に、Webブラウザが一定時間周期でWebサーバに処理の実行状況を問い合わせる技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-232893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、画像読取装置においてエラーが発生してスキャン処理が中断した場合に、ユーザがエラーの解消作業に手間取っている間に画像読取装置と端末装置とのセッションのタイムアウトが発生してしまう可能性がある。タイムアウトの発生によりセッションが切断されると、スキャン処理により得られた読取画像の画像データを画像読取装置から端末装置へ送信できなくなりうる。
【0006】
本発明は、画像読取装置においてエラーが発生した場合に、タイムアウトの発生による端末装置とのセッションの切断を防止できるようにする技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る画像読取装置は、前記画像読取装置と通信可能な端末装置からアクセスを受け付けると、前記端末装置との間でセッションを確立する確立手段と、前記セッションを介して前記端末装置から受信したスキャン指示に従って、原稿の画像を読み取ってスキャン画像の画像データを生成するスキャン処理を実行する処理手段と、前記端末装置から前記セッションを介したアクセスが無い状態の継続時間がタイムアウト時間に達すると、前記セッションを切断するセッション管理手段と、を備え、前記セッション管理手段は、前記スキャン処理の実行中に発生したエラーの検知に応じて、前記タイムアウト時間を延長する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像読取装置においてエラーが発生した場合に、タイムアウトの発生による端末装置とのセッションの切断を防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像読取装置100の概略的な構成例を示す断面図。
画像読取ユニット104の概略的な構成例を示す断面図。
画像読取装置100のハードウェア構成例を示すブロック図。
画像読取システムの構成例を示す図。
画像読取装置100の機能構成例を示すブロック図。
画像読取システムにおける処理のシーケンスの例を示すシーケンス図。
Webブラウザによって表示される操作画面の例を示す図。
Webブラウザによるリクエスト処理の手順の例を示すフローチャート。
セッションタイムアウト時間の設定値の例を示す図。
セッション管理部による処理の手順を示すフローチャート。
画像読取システムにおける処理のシーケンスの例を示すシーケンス図。
セッション管理テーブルの例を示す図。
ジャムエラーの検知に応じてWebブラウザによって表示される操作画面の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一又は同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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