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公開番号2025024391
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128461
出願日2023-08-07
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250213BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】カラーブレークをより抑制できる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、3色の光に対応した3つの光源を有する光源部と、係る3色の光を利用して外部からの入力データに応じた色再現を行う表示部と、3つの光源の点灯パターンを示すデータを記憶する記憶部と、3つの光源の点灯パターンを制御する制御部と、を備える。制御部は、フレーム画像の表示出力期間中にn回の点灯期間を生じさせ、nは3以上の自然数であり、n回の点灯期間の各々で光源部から発せられる光の色はそれぞれ異なり、データはn回の点灯期間で再現可能な色域がそれぞれ異なる複数種類の点灯パターンを示す情報を含み、制御部は、表示部による色再現が変化する場合、変化前後の入力データに応じた色再現のための点灯パターンの差異に応じて3つの光源の点灯パターンを制御する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
第1の色の光を発する第1光源と、第2の色の光を発する第2光源と、第3の色の光を発する第3光源と、を有する光源部と、
前記光源部からの光を利用し、外部からの入力データに応じた色再現を行う表示部と、
前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源の点灯パターンを示すデータを記憶する記憶部と、
前記入力データ及び前記データに基づいて、前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源の点灯パターンを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記表示部が出力するフレーム画像の表示出力期間中にn回の点灯期間を生じさせ、
nは、3以上の自然数であり、
前記n回の点灯期間の各々で前記光源部から発せられる光の色はそれぞれ異なり、
前記データは、前記n回の点灯期間で再現可能な色域がそれぞれ異なる複数種類の点灯パターンを示す情報を含み、
前記制御部は、前記表示部による色再現が変化する場合、変化前の前記入力データに応じた色再現のための点灯パターンと、変化後の前記入力データに応じた色再現のための点灯パターンと、の差異に応じて前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源の点灯パターンを制御する、
表示装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御部は、変化前の前記入力データに応じた色再現のための点灯パターンが適用される第1タイミングと、変化後の前記入力データに応じた色再現のための点灯パターンが適用される第2タイミングと、の間に、前記第1タイミング及び前記第2タイミングのいずれとも異なる点灯パターンが適用される移行期間を生じさせ、
前記移行期間に前記光源部から発せられる光の色と前記第1タイミングに前記光源部から発せられる光の色との差異、
及び、
前記移行期間に前記光源部から発せられる光の色と前記第2タイミングに前記光源部から発せられる光の色との差異は、
前記第1タイミングに前記光源部から発せられる光の色と、前記第2タイミングに前記光源部から発せられる光の色との差異に比して小さい、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記移行期間には、
前記第1光源が最高輝度で点灯し、前記第2光源及び前記第3光源が消灯する点灯期間と、
前記第2光源が最高輝度で点灯し、前記第1光源及び前記第3光源が消灯する点灯期間と、
前記第3光源が最高輝度で点灯し、前記第1光源及び前記第2光源が消灯する点灯期間と、
を生じさせる点灯パターンが適用されるタイミングが生じる、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記データは、前記第1光源、前記第2光源又は前記第3光源のいずれか1つが最高輝度で点灯し、他の2つが消灯する点灯期間を生じさせる点灯パターンを示す情報を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記データは、前記第1光源と前記第2光源と前記第3光源とのうち2つが点灯し、他の1つが消灯する2回の点灯期間を生じさせ、当該2回の点灯期間の一方と他方とでは前記第1光源と前記第2光源と前記第3光源とのうち点灯する2つの輝度比が異なる点灯パターンを示す情報を含む、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記データは、
前記第1光源と前記第2光源とが点灯し、前記第3光源が消灯する点灯期間と、
前記第2光源と前記第3光源とが点灯し、前記第1光源が消灯する点灯期間と、
前記第1光源と前記第3光源とが点灯し、前記第2光源が消灯する点灯期間と、を生じさせる点灯パターンを示す情報を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項7】
前記データは、
前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源が点灯する3回の点灯期間を生じさせ、当該3回の点灯期間はそれぞれ、前記第1光源と前記第2光源と前記第3光源との輝度比が異なる点灯パターンを示す情報を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項8】
nは、4以上であり、
前記データは、
前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源が点灯する点灯期間を生じさせる点灯パターンを示す情報を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項9】
前記データは、
前記第1光源と前記第2光源と前記第3光源とのうち2つが点灯し、他の1つが消灯する2回の点灯期間を生じさせ、当該2回の点灯期間の一方と他方とでは前記第1光源と前記第2光源と前記第3光源とのうち点灯する2つの輝度比が異なる点灯パターンを示す情報を含む、
請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記データに含まれる前記複数種類の点灯パターンの各々には、予め定められた優先度が設定され、
前記制御部は、前記入力データに含まれる画素データが示す階調値に応じて再現される色を再現可能な点灯パターンのうち最も優先度が高い点灯パターンを前記光源部の制御に適用する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
同一画素から複数色の光をそれぞれ異なるタイミングで出力するように画素を制御する所謂フィールドシーケンシャルカラー(FSC:Field Sequential Color)方式で表示出力を行う表示装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-038544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
FSC方式では、一般的に赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色をそれぞれ異なるタイミングで出力することでRGB画像の色再現を実現している。しかしながら、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のような原色系の光源が極めて短期間に高輝度で点灯状態と消灯状態とを切り替えるように制御されると、カラーブレークが生じやすくなる。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたもので、カラーブレークをより抑制できる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による表示装置は、第1の色の光を発する第1光源と、第2の色の光を発する第2光源と、第3の色の光を発する第3光源と、を有する光源部と、前記光源部からの光を利用し、外部からの入力データに応じた色再現を行う表示部と、前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源の点灯パターンを示すデータを記憶する記憶部と、前記入力データ及び前記データに基づいて、前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源の点灯パターンを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記表示部が出力するフレーム画像の表示出力期間中にn回の点灯期間を生じさせ、nは、3以上の自然数であり、前記n回の点灯期間の各々で前記光源部から発せられる光の色はそれぞれ異なり、前記データは、前記n回の点灯期間で再現可能な色域がそれぞれ異なる複数種類の点灯パターンを示す情報を含み、前記制御部は、前記入力データが変化して前記表示部による色再現が変化する場合、変化前の前記入力データに応じた色再現のための点灯パターンと、変化後の前記入力データに応じた色再現のための点灯パターンと、の差異に応じて前記第1光源、前記第2光源及び前記第3光源の点灯パターンを制御する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、表示装置の主要構成を示す模式的な回路図である。
図2は、表示部の概略断面及び表示部と光源装置との関係を示す模式図である。
図3は、実施形態1で適用されるFSC方式を示す概略図である。
図4は、画像処理回路の機能構成を示すブロック図である。
図5は、点灯制御部の機能構成を示すブロック図である。
図6は、2つの色域と、カラーパターンと、の関係を示す図である。
図7は、2つの色域の関係を図6よりも単純化して示す概略図である。
図8は、第1赤色Ra、第1緑色Ga、第1青色Ba、第2赤色Rb、第2緑色Gb、第2青色Bbの各々を成立させる第1光源、第2光源、第3光源の点灯の度合いを表で示す図である。
図9は、2つの色域と、カラーパターンと、の関係を三次元的に示す図である。
図10は、色域と、サンプリングされた画素信号によるサンプリング色域CQが示す階調値と、の関係を三次元的に示す概略図である。
図11は、カテゴリの種類と採用の優先度との関係の一例を示す図である。
図12は、表示出力内容の遷移と、カテゴリの検証と、目標カテゴリの選択と、光源部11の点灯パターンの変化と、の関係を示す概略図である。
図13は、変形例1で追加されるカテゴリの種類と採用の優先度との関係の一例を示す図である。
図14は、実施形態2で適用されるFSC方式を示す概略図である。
図15は、実施形態2におけるカテゴリの種類と採用の優先度との関係の一例を示す図である。
図16は、変形例2で追加されるカテゴリの種類と採用の優先度との関係の一例を示す図である。
図17は、変形例3におけるカテゴリの遷移例を示す図である。
図18は、変形例3におけるカテゴリの遷移例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
(実施形態1)
図1は、表示装置100の主要構成を示す模式的な回路図である。表示装置100は、表示パネルPと、光源装置Lとを備える。
【0010】
表示パネルPは、表示部7と、信号出力回路8と、走査回路9と、VCOM駆動回路10と、タイミングコントローラ13と、電源回路14とを備える。以下、表示部7が面する表示パネルPの一面を表示面とし、他面を背面とする。また、表示装置100の側方と記載した場合、表示装置100を基準として表示面と背面との対向方向に交差(例えば、直交)する方向に位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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