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公開番号
2025023501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-17
出願番号
2023127665
出願日
2023-08-04
発明の名称
養生用カプセル
出願人
シーズ株式会社
,
ヤマダインフラテクノス株式会社
,
一般社団法人日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会
代理人
個人
主分類
E04G
5/00 20060101AFI20250207BHJP(建築物)
要約
【課題】 チェーンに対する粉粒体対策の養生を簡単かつ迅速に行えるようにする。
【解決手段】 本発明の養生用カプセル1は、略上下方向に張設されたチェーン10の養生箇所の略全周を囲う略筒形に形成され、前記チェーン10の養生箇所に外装される殻体2と、該殻体2の内側を経由して前記粉粒体が下方に落下することを防止するように、該殻体2内に配設された粉粒体落下防止材3と
、前記粉粒体に含まれる磁性体を吸着するための磁石と
を備え、前記殻体2は、その前記チェーン10を囲う周壁における周方向において少なくとも2つに分割形成された2つの殻片4,5により構成されるとともに、2つの殻片4,5同士の接合部がヒンジ部により回動可能に連結されて
いる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
略上下方向に張設されたチェーンの養生箇所の略全周を囲う略筒形に形成され、前記チェーンの養生箇所に外装される殻体と、
該殻体の内側を経由して粉粒体が下方に落下することを防止するように、該殻体内に配設された粉粒体落下防止材とを備え、
前記殻体は、その前記チェーンを囲う周壁における周方向において少なくとも2つに分割形成された複数の殻片により構成されるとともに、互いに隣接する少なくとも2つの殻片同士がヒンジ部により開閉可能に連結されている、
養生用カプセル。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記粉粒体落下防止材は、前記殻片のそれぞれの内面に配設されている、
請求項1記載の養生用カプセル。
【請求項3】
前記ヒンジ部により開閉される前記殻片を閉じた状態にロック可能かつ該ロックを解除可能なロック部を備えている、
請求項1記載の養生用カプセル。
【請求項4】
前記ヒンジ部により開閉される前記殻片を閉じた状態にロック可能かつ該ロックを解除可能なロック部を備えている、
請求項2記載の養生用カプセル。
【請求項5】
前記殻体は、その上下の端部における少なくとも下の端部に、前記殻体の外周方向へ突出する張出部位を備え、
略水平面に対して前記張出部位が接地することにより、前記殻体が前記チェーンの養生箇所に外装したときと略同様の姿勢が保持されるように構成されている、
請求項1記載の養生用カプセル。
【請求項6】
前記殻体は、その上下の端部における少なくとも下の端部に、前記殻体の外周方向へ突出する張出部位を備え、
略水平面に対して前記張出部位が接地することにより、前記殻体が前記チェーンの養生箇所に外装したときと略同様の姿勢が保持されるように構成されている、
請求項2記載の養生用カプセル。
【請求項7】
前記殻体は、その上下の端部における少なくとも下の端部に、前記殻体の外周方向へ突出する張出部位を備え、
略水平面に対して前記張出部位が接地することにより、前記殻体が前記チェーンの養生箇所に外装したときと略同様の姿勢が保持されるように構成されている、
請求項3記載の養生用カプセル。
【請求項8】
前記殻体は、その上下の端部における少なくとも下の端部に、前記殻体の外周方向へ突出する張出部位を備え、
略水平面に対して前記張出部位が接地することにより、前記殻体が前記チェーンの養生箇所に外装したときと略同様の姿勢が保持されるように構成されている、
請求項4記載の養生用カプセル。
【請求項9】
前記粉粒体に含まれる磁性体を吸着するための磁石を備える、
請求項1記載の養生用カプセル。
【請求項10】
前記粉粒体に含まれる磁性体を吸着するための磁石を備える、
請求項2記載の養生用カプセル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、略上下方向に張設されたチェーンを伝って粉粒体が下方に落下するのを防止するための養生用カプセル及びそれを用いた養生方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
高架橋等の高架構造物の塗装の補修点検工事などには足場を吊りチェーンで吊した吊下足場が使用されることが多い。この吊下足場は、高架構造物の側方や下方に設置される。
【0003】
特許文献1及び2には、上下に連通する取付孔を有する足場板に対し、その下面から取付孔を通して上面側に吊り金具を突出させ、吊りチェーンの下端のフックと連結することで、足場板を高架構造物から吊り下げている吊下足場が記載されている。
【0004】
また、特許文献3には、図11に示すように上下に連通する取付孔101aを有する足場板101に対し、取付孔101aを通して吊りチェーン102を、足場板101の下面に配設された単管103に略U字状に巻き掛けることにより、足場板101を高架構造物から吊り下げている吊下足場100が記載されている。
【0005】
この種の吊下足場での塗装の補修点検作業などの高所作業では、ブラスト工法(直径0.3~1.2mm程度のブラスト研削材が利用される。)により既存の塗装が剥がされ、それによりブラスト研削材や剥がされた塗装片などの粉粒体が生じる。その粉粒体は、吊りチェーンの表面を伝って足場板の取付孔を通って吊下足場の下方に落下する。
【0006】
そのような粉粒体の落下を防止するため、養生作業においては、図12に示すように、足場板101の上に被せられる養生用シート105及びそれを固定する養生用テープ106と吊りチェーン102との隙間や、足場板101の取付孔101aと吊りチェーン102との隙間にシリコンやウレタン等の可撓性樹脂104を充填する方法が使用されることが多い。また、特許文献3に記載された防水構造にも可撓性樹脂を充填する方法が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-89522
特開2017-128876
特開2019-120056
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、高所作業の安全性の確保のため、吊下足場の足場板は、所定間隔をおいて設けられた多数の吊りチェーンにより支持されるため、各吊下チェーンの設置箇所に可撓性樹脂を充填しなければならず、養生作業が非常に煩雑で多大な手間がかかるという課題がある。
【0009】
また、吊下足場を構成する吊りチェーンや足場板などは再利用されるものであるため、利用後に可撓性樹脂が充填された多数の箇所のそれぞれにおいて、吊りチェーンや足場板などから可撓性樹脂を剥がさなければならず、非常に煩雑で多大な手間がかかるという課題もある。可撓性樹脂が容易に剥がせるようにするために、溶剤を使用することも考えられるが、強度の強い溶剤を使用すると吊りチェーンや足場板を損傷してそれらの強度を低下させる恐れがあるため、強度の弱い溶剤しか使用できないという課題もある。
【0010】
さらに、可撓性樹脂を充填する方法は、高所作業時の振動によって吊りチェーンや足場板の表面と可撓性樹脂の間に隙間が生じたり、可撓性樹脂にひび割れが生じたりし、その隙間やヒビ割れを伝って前記粉粒体が吊下足場の下方に落下するという課題もある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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