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公開番号2025022959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2024204918,2021555589
出願日2024-11-25,2020-03-13
発明の名称分割可能なマルチウエルプレート
出願人アブジーン リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250206BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】本開示のマルチウエルプレートを手動で分割することにより、滑らかな縁部を有するマルチウエルストリップまたはセグメントを生成し、それによって、負傷および手袋破断の発生を低減する。
【解決手段】本開示は、マルチウエルプレートを説明し、該マルチウエルプレートは、第1の材料で作製されたフレームであって、頂面に列状パターンで配設された複数の孔のアレイ、および複数の孔の列状パターンと交互している直線列状パターンで配設されたセグメント化された破断特徴のアレイを有する、フレームと、第2の材料で作製され、複数の孔に配置された複数のチューブ/ウエルと、を備え、マルチウエルプレートは、セグメント化された破断特徴に沿って、マルチウエル/チューブストリップの1つ以上の列に手動で分割可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
マルチウエルプレートであって、
第1の材料で作製されたフレームであって、前記フレームが、平坦な頂面を有し、前記頂面には、列状パターンで配設された複数の孔のアレイを有し、前記フレームが、前記複数の孔の前記列状パターンと交互する列状パターンで配設された、セグメント化された破断特徴のアレイをさらに備える、フレームと、
第2の材料で作製された複数のウエルであって、前記ウエルが、前記フレームの前記頂面の複数の孔に配置される、複数のウエルと、を備え、
前記マルチウエルプレートが、前記セグメント化された破断特徴の中央に沿って、マルチウエルストリップの1つ以上の列に手動で分割可能である、マルチウエルプレート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、広義に、排他的ではなく、ストリップに手動で分割することができるマルチウエルプレートに関する。本開示の手動で分割されるチューブストリップは、ユーザの負傷または手袋の破れを防止する、滑らかな縁部を有する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
生物学的および化学的方法のための試薬は、しばしば、ユーザに供給されて、96ウエルプレートなどのマルチウエルプレートにプレアリコートされる。しばしば、これらの試薬は、凍結乾燥製剤および/または凍結製剤として供給される。典型的なマルチウエルプレート構成では、凍結試薬の場合、ユーザは、マルチウエルプレート全体を解凍して、すべての試薬を一度に使用するか、またはプレートの未使用セクションを廃棄する。試薬は、代替的に、チューブのストリップ(8チューブストリップなど)にプレアリコートして供給することができるが、これは、ストリップチューブを自動充填機器に手動で装填して、キャップストリップによって手動で封止することを必要とするので、製造環境には適さない。他方では、マルチウエルプレートは、自動的に試薬を分注して封止するように標準化されている。
【0003】
いくつかの既存のマルチウエルプレートは、チューブストリップまたはセグメント化されたプレートに分割可能である。しかしながら、このプレートは、全体的にポリプロピレンまたは同様の軟質材料から製造され、これは、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)などの温度変化が必要である反応には好適であるが、自動化システムおよび製造プロセスには好適ではない。材料の特徴のため、これらのチューブストリップまたはセグメント化されたプレートは、製造環境において人間または自動化システムによって取り扱うことが困難である。例えば、ポリプロピレンの軟質性は、プレートを自動ハンドラおよびロボット装置によって把持するのを困難にする。自動化システムによって使用されるグリッパは、ポリプロピレン材料の可撓性で半剛性な性質のため、プレートを反らせる、変形させる、または圧潰する場合がある。
【0004】
いくつかの既存のポリプロピレン製の分割可能なプレートは、セクションに分割するために、はさみ、カッター、または他の切断工具を必要とする。
【0005】
加えて、いくつかの既存の分割可能なマルチウエルプレートは、セグメント化されたプレートにのみ分割可能であり、すなわち、24ウエルまたは32ウエルのセグメントに分割可能であるが、単一の8チューブストリップには分割可能ではない。これもまた、未使用の試薬の浪費をもたらす。
【0006】
堅固な材料で作製したフレームおよび自動ハンドリングに好適である軟質材料で作製したウエルを有する、いくつかの分割可能なマルチウエルプレートが存在する。しかしながら、いくつかの場合では、そのようなマルチウエルプレートは、マルチウエルプレートをチューブストリップに破断するためのはさみまたはカッターなどの工具を必要とする。他の場合では、そのようなマルチウエルプレートは、手動で分割可能であるが、このプレートは、セグメント(32ウエルのブロックなど)にのみ分割可能であり、単一のストリップ(いずれかのチューブストリップなど)への分割には適さない。さらに他の場合では、単一のストリップに分割することができる、既存の手動で分割可能なマルチウエルプレートでは、分割するプロセスは、ユーザの負傷または手袋の破れを生じさせる、鋭い縁部を残す。
【0007】
したがって、上で説明した問題点のうちの少なくともいくつかに対処する、いかなる切断工具も使用することなく、単一のチューブストリップの形態に手動で分割可能であるマルチウエルプレートに対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【0008】
本開示の1つの態様は、製造環境内の人間または自動化システムによって、試薬分注と互換性があるウエルまたはチューブのストリップに手動で分割可能である、マルチウエルプレートを提供する。本開示の1つの態様は、チューブストリップまたはウエルストリップ(限定されないが、8ウエルストリップまたは8チューブストリップ)に、または少なくとも1つ以上のチューブストリップを備えるセグメント(16個、24個、32個、40個などのチューブを有するセグメントなどの、8チューブストリップまたは8ウエルストリップのセグメント)に手動で分割可能である、マルチウエルプレートを提供する。ウエルまたはチューブという用語は、本出願で代替的に使用される。
【0009】
いくつかの実施形態では、本開示は、マルチウエルプレートを提供し、該マルチウエルプレートは、第1の材料で作製されたフレーム部分であって、フレームが、平坦な頂面を有し、該頂面には、列状パターン(複数の孔の列状パターンを形成する)で配設された複数の孔のアレイを有し、フレームが、複数の孔の列状パターンと交互する列状パターン(破断特徴の列状パターンを形成する)で配設された破断特徴のアレイをさらに備える、フレーム部分と、フレームの頂面の複数の孔に配置された複数のチューブまたはウエルと、を備え、チューブまたはウエルは、第2の材料で作製され、マルチウエルプレートは、破断特徴の中央セクションに沿って、マルチウエルストリップの1つ以上の列に手動で分割可能である。いくつかの実施形態では、破断特徴は、セグメント化された破断特徴である。
【0010】
いくつかの実施形態では、本開示のマルチウエルプレートは、セグメント化された破断特徴の中央に沿って、マルチウエルストリップの複数の単一の列に手動で分割可能である。マルチウエルストリップは、少なくとも2列のマルチウエルストリップを備えるセグメントに分割することもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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