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公開番号
2025022473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127086
出願日
2023-08-03
発明の名称
核酸の抽出方法、組成物、化粧料組成物
出願人
株式会社ユーグレナ
,
東京核酸合成株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
15/10 20060101AFI20250206BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】微細藻類から核酸を抽出する方法を提供する。
【解決手段】微細藻類を用意する工程と、微細藻類から核酸を抽出する工程と、核酸を抽出する工程で抽出した核酸を精製する工程と、を行い、核酸を抽出する工程では、微細藻類を含む溶液を加熱及び/又は振盪する核酸の抽出方法。微細藻類がユーグレナであるとよい。また、核酸はβ-D-グルコシル-ヒドロキシメチルウラシルを含むとよい。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
微細藻類を用意する工程と、
前記微細藻類から核酸を抽出する工程と、
前記核酸を抽出する工程で抽出した前記核酸を精製する工程と、を行い、
前記核酸を抽出する工程では、前記微細藻類を含む溶液を加熱及び/又は振盪する核酸の抽出方法。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記微細藻類は、ユーグレナである請求項1に記載の核酸の抽出方法。
【請求項3】
前記核酸は、β-D-グルコシル-ヒドロキシメチルウラシルを含む請求項2に記載の核酸の抽出方法。
【請求項4】
微細藻類の核酸を含有し、
化粧料組成物、医薬組成物、食品組成物から選択される組成物。
【請求項5】
前記微細藻類は、ユーグレナである請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記核酸は、β-D-グルコシル-ヒドロキシメチルウラシルを含む請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
化粧料組成物である請求項4乃至6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記化粧料組成物が、日焼け止め用である請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
微細藻類の核酸を有効成分として含有し、日焼け止め用である化粧料組成物。
【請求項10】
前記微細藻類は、ユーグレナである請求項9に記載の化粧料組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、核酸の抽出方法、組成物、化粧料組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
核酸は、DNA(デオキシリボ核酸)、RNA(リボ核酸)の総称であり、アデニン(A)、グアニン(G)、チミン(T)、シトシン(C)、ウラシル(U)からなる塩基対や、糖、リン酸で形成されている。
【0003】
核酸には、以下に示すような有用性があり、核酸原料の安定供給が求められている。核酸ユニットは、核酸医薬品や核酸分析法を提供するだけでなく、化粧料、サプリメント、生分解性プラスチックの原料にもなる天然素材である。
【0004】
グアニン(G)は、抗酸化剤になる。
グアニン(G)及びアデニン(A)は、紫外線(UVA(日焼け(sun tan)の原因)およびUVB(日焼け(sun burn)の原因)を吸収する。
チミン(T)及びシトシン(C)は、紫外線(UVB、日焼け(sun burn)の原因)を吸収する。
アデニン(A)は、生物の活動エネルギーの「通貨」である。
グアニン(G)も、エネルギーの代謝に必要である。
また、核酸ユニットは、生分解性の繊維を供給することができる。
【0005】
核酸の供給について、以下の問題が例示される。
安心・安全:人の手に触れるものや、口に入れるものは、安心な原料や安全な方法を使って供給されるべきであり、エタノール、食塩、台所洗剤成分の活用による核酸に負荷がかからない精製方法の確立が求められている。
大量な供給源:自然を破壊したり、大きなエネルギーを使ったりすることなく、3R(Reduce(減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再資源化する))を意識した大量な供給源を利用することが求められている。
核酸資源の安全保障:外国に頼らない安定した核酸資源の入手法の確立が求められている。
【0006】
一方で、食糧、飼料、燃料等としての利用が有望視されている生物資源として、ユーグレナ(属名:Euglena、和名:ミドリムシ)などの微細藻類が注目されている。
特許文献1には、ユーグレナを原料として用いるスフィンゴ脂質の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-099528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
藻類産業では、乾燥藻類の商業生産量は年間15,000tであり、毎年450tのDNAを抽出することができる可能性がある。
藻類から効率よく核酸を抽出する方法が望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、核酸の抽出方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、微細藻類の核酸を含有する組成物を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、微細藻類の核酸を含有する化粧料組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題は、本発明によれば、微細藻類を用意する工程と、前記微細藻類から核酸を抽出する工程と、前記核酸を抽出する工程で抽出した前記核酸を精製する工程と、を行い、前記核酸を抽出する工程では、前記微細藻類を含む溶液を加熱及び/又は振盪する核酸の抽出方法により解決される。
このとき、前記微細藻類は、ユーグレナであるとよい。
このとき、前記核酸は、β-D-グルコシル-ヒドロキシメチルウラシルを含むとよい。
【0010】
また、前記課題は、本発明によれば、微細藻類の核酸を含有し、化粧料組成物、医薬組成物、食品組成物から選択される組成物により解決される。
このとき、前記微細藻類は、ユーグレナであるとよい。
このとき、前記核酸は、β-D-グルコシル-ヒドロキシメチルウラシルを含むとよい。
このとき、前記組成物が化粧料組成物であるとよい。
このとき、前記化粧料組成物が、日焼け止め用であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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