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公開番号
2025022158
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126464
出願日
2023-08-02
発明の名称
無線通信システム、マスタ機器、スレイブ機器、無線通信方法およびプログラム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H04W
52/02 20090101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】データ通信を効率よく行なうことが可能な無線通信システムを提供する。
【解決手段】関数電卓20はPC10からのブロードキャスト通信による送信スリープ信号BC1を受信して送信スリープ状態に移行する。PC10は関数電卓20をデータ通信の対象として優先順に2台ずつ1台置きに選択し、選択した2台の関数電卓20の電卓IDを含む送信パケット信号BC2,BC3,…をブロードキャスト通信で順番に入れ換えながら送信する。関数電卓20は送信パケット信号BC2,BC3,…に自機の電卓IDが含まれ且つ送信スリープ状態である場合、非スリープ状態に移行し、優先順が先の関数電卓20はアドバタイズ信号を送信してPC10との通信接続DC1,DC2,…を1対1で確立し送信対象データを取得してPC10へ送信し、送信スリープ状態に再移行する。優先順が後の関数電卓20は、送信対象データを送信バッファに記憶(準備)する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
1つのマスタ機器と複数のスレイブ機器とが無線通信を行なう無線通信システムにおいて、
前記マスタ機器は、第1処理として、
複数のスレイブ機器の中から、予め決められた台数のスレイブ機器をデータ通信の対象となる対象スレイブ機器として選択し、
ブロードキャスト通信により、前記対象スレイブ機器が選択されたことを示す機器選択情報を含む第1無線信号を送信し、
第1無線信号の送信後に、前記対象スレイブ機器との1対1での通信接続を確立し、
1対1での通信接続を確立した前記対象スレイブ機器との間でデータの受信または送信を行なう、
処理を実行する第1制御部を備え、
前記複数のスレイブ機器のそれぞれは、第2処理として、
ブロードキャスト通信による前記第1無線信号を受信し、
受信した前記第1無線信号に含まれる前記機器選択情報により自機が前記対象スレイブ機器として選択されているか否かを判定し、
自機がスリープ状態であって且つ前記対象スレイブ機器として選択されていると判定した場合には、自機が前記スリープ状態から非スリープ状態に移行するとともに前記マスタ機器との1対1での通信接続を確立して前記マスタ機器との間でデータの送信または受信を行ない、
自機が前記非スリープ状態において、1対1での通信接続が確立されている前記マスタ機器との間でデータの送信または受信が完了した場合、または、自機が前記対象スレイブ機器として選択されていないと判定した場合には、自機が前記マスタ機器との1対1での通信接続を切断するとともに前記スリープ状態に移行する、
処理を実行する第2制御部を備える、
無線通信システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記マスタ機器の第1制御部は、
特定の目的のためにデータの送信または受信を行なわせる複数のスレイブ機器を特定し、
特定した前記複数のスレイブ機器のうち、前記対象スレイブ機器として選択する前記予め決められた台数のスレイブ機器を入れ換えながら前記第1処理を繰り返し実行する、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記非スリープ状態は、無線信号の送信が可能な状態であり、
前記スリープ状態は、無線信号の送信が不可とされた状態である、
請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記非スリープ状態は、前記スリープ状態よりも消費電力が高い状態であり、
前記スリープ状態は、前記非スリープ状態よりも消費電力が低い状態である、
請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記マスタ機器の第1制御部は、
特定した前記複数のスレイブ機器が所定数以上である場合に前記第1処理を実行する、
請求項2に記載の無線通信システム。
【請求項6】
前記非スリープ状態は、通信接続が確立されている状態を維持するために定期的に送信する必要がある第1種類の無線信号の送信およびデータを送信するための第2種類の無線信号の送信の両方が許可された状態であり、
前記スリープ状態は、無線信号を受信できるが、前記第1種類の無線信号の送信および前記第2種類の無線信号の送信の両方が許可されていない状態である、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項7】
前記ブロードキャスト通信は、通信接続を確立していないスレイブ機器を含めた複数のスレイブ機器を対象としてデータの送信を行なう通信である、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項8】
前記予め決められた台数は2台以下であり、
前記複数のスレイブ機器のうち、前記対象スレイブ機器として選択されていないスレイブ機器の全てを前記スリープ状態とする、
請求項1に記載の無線通信システム。
【請求項9】
前記予め決められた台数は1台である、請求項8に記載の無線通信システム。
【請求項10】
前記予め決められた台数は2台であり、
前記マスタ機器の第1制御部は、前記第1無線信号の送信により、前記2台の前記対象スレイブ機器に対して決められた順番でのデータ送信を要求する処理を実行する、
請求項8に記載の無線通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、無線通信システム、マスタ機器、スレイブ機器、無線通信方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、同時に通信接続を維持させておくことが可能な台数が制限されている無線通信ネットワークのサーバ装置(マスタ機器)において、サーバ装置が複数のクライアント装置(スレイブ機器)を制御し、優先順位に従った順番でクライアント装置を無線通信ネットワークへ接続および切断させることで、同時接続可能な台数を超えた台数のクライアント装置を無線通信に参加させるようにした技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-149510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のサーバ装置では、無線通信ネットワークに通信接続させるクライアント装置を順番に切り替えることで複数のクライアント装置を特定の目的のための無線通信に参加させる場合において、複数のクライアント装置による接続の不公平を無くすことは考慮されているが、それ以外のデータ通信を効率よく行なうことについては考慮されていない。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、1つのマスタ機器と複数のスレイブ機器とが無線通信を行なう場合においてデータ通信を効率よく行なうことが可能になる無線通信システム、マスタ機器、スレイブ機器、無線通信方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る無線通信システムは、
1つのマスタ機器と複数のスレイブ機器とが無線通信を行なう無線通信システムにおいて、
前記マスタ機器は、第1処理として、
複数のスレイブ機器の中から、予め決められた台数のスレイブ機器をデータ通信の対象となる対象スレイブ機器として選択し、
ブロードキャスト通信により、前記対象スレイブ機器が選択されたことを示す機器選択情報を含む第1無線信号を送信し、
第1無線信号の送信後に、前記対象スレイブ機器との1対1での通信接続を確立し、
1対1での通信接続を確立した前記対象スレイブ機器との間でデータの受信または送信を行なう、処理を実行する第1制御部を備え、
前記複数のスレイブ機器のそれぞれは、第2処理として、
ブロードキャスト通信による前記第1無線信号を受信し、
受信した前記第1無線信号に含まれる前記機器選択情報により自機が前記対象スレイブ機器として選択されているか否かを判定し、
自機がスリープ状態であって且つ前記対象スレイブ機器として選択されていると判定した場合には、自機が前記スリープ状態から非スリープ状態に移行するとともに前記マスタ機器との1対1での通信接続を確立して前記マスタ機器との間でデータの送信または受信を行ない、
自機が前記非スリープ状態において、1対1での通信接続が確立されている前記マスタ機器との間でデータの送信または受信が完了した場合、または、自機が前記対象スレイブ機器として選択されていないと判定した場合には、自機が前記マスタ機器との1対1での通信接続を切断するとともに前記スリープ状態に移行する、
処理を実行する第2制御部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、データ通信を効率よく行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る無線通信システム1の全体の構成を示す図。
無線通信システム1におけるPC10(マスタ機器)の電子回路の構成を示すブロック図。
無線通信システム1における関数電卓20((1)201~(n)20n)(スレイブ機器)の電子回路の構成を示すブロック図。
無線通信システム1のPC10による無線通信制御処理(第1処理)を示すフローチャート。
無線通信システム1の関数電卓20による無線通信制御処理(第2処理)を示すフローチャート。
PC10と関数電卓20との無線通信制御処理に従って全ての関数電卓20(1)201~(n)20nを送信スリープ状態に移行させる場合の通信動作を示す図。
PC10と関数電卓20との無線通信制御処理に従って関数電卓(1)201にデータ送信を行なわせるとともに関数電卓(2)202にデータ送信の準備を行なわせる場合の通信動作を示す図。
PC10と関数電卓20との無線通信制御処理に従って関数電卓(2)202にデータ送信を行なわせるとともに関数電卓(3)203にデータ送信の準備を行なわせる場合の通信動作を示す図。
PC10からブロードキャスト通信により送信する送信パケット信号BC2のパケットフォーマットを示す図。
関数電卓(1)201とPC10との通信接続DC1により関数電卓(1)201から送信する送信パケット信号のパケットフォーマットを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
(実施形態の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム1の全体の構成を示す図である。
無線通信システム1は、無線通信機能を備えたマスタ機器と、当該マスタ機器との無線通信機能を備えた複数のスレイブ機器とを含んだ無線通信ネットワークとして構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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