TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025022123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023126406
出願日2023-08-02
発明の名称梁鉄筋組立支柱用カンザシ筋固定金具
出願人丸井産業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類E04G 21/12 20060101AFI20250206BHJP(建築物)
要約【課題】鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋の組立において、アングル支柱にカンザシ筋を容易に取付けて固定することができる固定金具を提供すること。
【解決手段】長尺の梁上主筋を仮置きするために梁の長手方向に間隔を隔てて立設する梁鉄筋組立支柱のアングル支柱A1にカンザシ筋Cを水平に取付けし、段取り筋Dをカンザシ筋の両側にそれぞれ取り付けて梁の両側に沿設し、段取り筋に沿って開放部が上向きの起立姿勢に保持させるスターラップ筋の下部筋を離間して連設する梁の組立方法において、アングル支柱にカンザシ筋を取付けて固定するための固定金具であって、アングル支柱を形成する2片のフランジ部B,B’のうち1片のフランジ部Bの端縁の表裏をボルト13の締付けで挟持する固定部15と、カンザシ筋を載置する載置部16とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長尺の梁上主筋を仮置きするために梁の長手方向に間隔を隔てて立設する梁鉄筋組立支柱のアングル支柱にカンザシ筋を水平に取付けし、段取り筋を前記カンザシ筋の両側にそれぞれ取り付けて前記梁の両側に沿設し、前記段取り筋に沿って開放部が上向きの起立姿勢に保持させるスターラップ筋の下部筋を離間して連設する梁の組立方法において、前記アングル支柱に前記カンザシ筋を取付けて固定するための固定金具であって、前記アングル支柱を形成する2片のフランジ部のうち1片のフランジ部の端縁の表裏をボルトの締付けで挟持する固定部と、前記カンザシ筋を載置する載置部と、を備えた梁鉄筋組立支柱用カンザシ筋固定金具。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記載置部を前記固定部の前記フランジ部への締付け方向に対して直交方向の両端部に設けた請求項1に記載の梁鉄筋組立支柱用カンザシ筋固定金具。
【請求項3】
前記載置部にカンザシ筋の脱落を防止する脱落防止部を設けた請求項1又は2に記載の梁鉄筋組立支柱用カンザシ筋固定金具。
【請求項4】
前記脱落防止部が前記載置部から延出する突起部である請求項3に記載の梁鉄筋組立支柱用カンザシ筋固定金具。
【請求項5】
前記脱落防止部が前記載置部に設けた凹状のくぼみである請求項3に記載の梁鉄筋組立支柱用カンザシ筋固定金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋の組立において、スターラップ筋の下部鉄筋を取付ける段取り筋を梁の長手方向に向かって両側の所定の高さに並設させるために、前記段取り筋を載置するカンザシ筋を梁鉄筋組立支柱のアングル材からなるアングル支柱に取付けて固定する固定金具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋の組立方法の一例として、図9(a1),(a2)に示すように、梁の長手方向に沿って適宜間隔で梁鉄筋組立支柱Aを並列に配置し、それら梁鉄筋組立支柱のアングル支柱A1のフランジ部にカンザシ筋Cを所定の高さで水平に配置されるように溶接固定する方法がある。また、図10(b1),(b2)に示すような既製の金物を用いて、カンザシ筋Cを挿通した状態でアングル支柱A1に略コの字状の本体を遊嵌し、適宜高さ位置でボルトを締付けて固定する方法がある。
【0003】
何れの方法も、次に、カンザシ筋Cの両側に段取り筋Dを載せて結束線等で括り付けて固定しておく。スターラップ筋は梁主筋に対して上下方向から囲むように配置するが、まず、2分割された略コの字状のスターラップ筋の下部筋を、梁下主筋を囲むように開放部が上向きの状態で前記段取り筋に結束線等で括り付けて起立状態に配置する。同様にして、梁の両側に沿設された前記段取り筋に複数のスターラップ筋の下部筋を離間して連設する。前記梁周辺の耐圧盤の配筋後、コンクリートを打設し、梁下主筋やスターラップ筋の下部筋の下側は埋設される。アングル支柱の上端に架設したアングル材の上に梁上主筋を載置した後、スターラップ筋の上部筋を上方から落とし込んで前記下部筋と結束線等で括り付けて固定する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、図9(a1),(a2)のように、アングル支柱にカンザシ筋を溶接固定する方法では、溶接を行う手間や、煩雑な配筋作業時に溶接機を搬入する手間、あるいは、溶接後の高さ調整が行えないなどの問題があった。
【0005】
また、図10(b1),(b2)のように、既製金物を用いる方法では、アングル支柱の支柱部分に向かって略コの字状の本体の開放部分から挿入し、開放部分の両側先端に設けた透孔にカンザシ筋を差し込んだ状態で基端のボルトを締付け、そのボルトの先端がアングル材の内側面に当接し、カンザシ筋とで挟み込んだ状態で固定できる構成となっている。
【0006】
アングル支柱は内側に、上端に梁上主筋を載置、支持するための水平材となるアングル材や鉄筋を保持する保持部を設けた鉄筋からなる上部支柱を上下に摺動可能に構成され、この上部支柱を上下に摺動させることで梁上主筋の高さを調整することができる。
【0007】
すなわち、アングル支柱と上部支柱の鉄筋が重なる部分ができ、その位置に前記既製金物を取付ける必要がある場合には、ボルトを締付けるとボルトの先端が鉄筋の外周の円弧面に当接するため非常に不安定となり、確実な固定に信頼性が乏しい。また、ボルトを締め付けた後では、上部支柱の高さ調整ができなくなるなどの問題点があった。
【0008】
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので、鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋の組立において、アングル支柱にカンザシ筋を手間なく容易に取付けて固定することができる固定金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題点を解決するための固定金具は、長尺の梁上主筋を仮置きするために梁の長手方向に間隔を隔てて立設する梁鉄筋組立支柱のアングル支柱にカンザシ筋を水平に取付けし、段取り筋を前記カンザシ筋の両側にそれぞれ取り付けて前記梁の両側に沿設し、前記段取り筋に沿って開放部が上向きの起立姿勢に保持させるスターラップ筋の下部筋を離間して連設する梁の組立方法において、前記アングル支柱に前記カンザシ筋を取付けて固定するための固定金具であって、前記アングル支柱を形成する2片のフランジ部のうち1片のフランジ部の端縁の表裏をボルトの締付けで挟持する固定部と、前記カンザシ筋を載置する載置部とを備えたことを要旨とする。
【0010】
固定金具について、前記載置部を前記挟持部の前記フランジ部への締付け方向に対して直交方向の両端部に設けてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

丸井産業株式会社
円描画器具
2か月前
丸井産業株式会社
梁鉄筋組立支柱用カンザシ筋固定金具
18日前
個人
花立て
11日前
個人
納骨堂
1か月前
個人
作業補助器具
1か月前
積水樹脂株式会社
1か月前
個人
アンカー
1か月前
個人
住宅用建物
2か月前
有限会社瀬川興業
木製蓋
1か月前
三協立山株式会社
1か月前
株式会社創健
建築物
1か月前
個人
免震構造
1か月前
環境計測株式会社
局舎
12日前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
個人
セルフアライメント落葉籠
1か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
11日前
個人
連結具及び施工方法
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
株式会社オカムラ
ブース
26日前
株式会社オカムラ
ブース
26日前
大成建設株式会社
木質架構
11日前
戸田建設株式会社
補強木材
2か月前
ウエダ産業株式会社
破砕機
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
株式会社日本設計
建築用木材
1か月前
エヌパット株式会社
支持装置
1か月前
鹿島建設株式会社
地上タンク
1か月前
株式会社大林組
建築物
1か月前
個人
次世代電気自動車向けの駐車場
1か月前
株式会社大林組
建築物
1か月前
個人
ブロック及び建築構造物
26日前
株式会社サワヤ
屋根用シート
15日前
株式会社大林組
疑似窓
1か月前
明正工業株式会社
建材パネル
1か月前
続きを見る