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公開番号
2025021961
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126099
出願日
2023-08-02
発明の名称
ナットの緩み止め装置
出願人
ハードロック工業株式会社
代理人
個人
主分類
F16B
39/12 20060101AFI20250206BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】既設の一般ナットに対して優れた緩み止め作用を生じさせることのできる緩み止め装置を提供する。
【解決手段】本開示によるナットの緩み止め装置1は、カバー部材2と、止めナット部材3とを有する。カバー部材2は、ボルトBに締結されたナットNに外嵌する筒状部21と、ナットNの上面に係合するフランジ部22とを有する。止めナット部材3は、ナットNより上方でボルトBのねじ軸に螺合するねじ孔31を有する。フランジ部22には、ボルトBが挿通される貫通孔23が設けられる。止めナット部材3は、貫通孔23に嵌合する凸部32を有する。凸部32は、周方向一部において凸部32の外周と貫通孔23の内周とが干渉してナットNに軸方向に直交する押圧力が生じるように貫通孔23に対して偏心している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ボルトに締結されたナットの緩み止め装置であって、
前記ナットに外嵌する筒状部と前記ナットの上面に係合するフランジ部とを有するカバー部材と、前記ナットより上方で前記ボルトのねじ軸に螺合するねじ孔を有する止めナット部材とを備え、
前記フランジ部には、前記ボルトが挿通される貫通孔が設けられ、
前記止めナット部材は、前記貫通孔に嵌合する凸部を有し、
前記凸部は、周方向一部において前記凸部の外周と前記貫通孔の内周とが干渉して前記ナットに軸方向に直交する押圧力が生じるように前記貫通孔に対して偏心している、
ナットの緩み止め装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のナットの緩み止め装置において、
前記止めナット部材の前記ねじ孔は下方開口状に設けられ、前記止めナットは、前記ねじ孔の上端を閉塞する頂部を有する、ナットの緩み止め装置。
【請求項3】
請求項1に記載のナットの緩み止め装置において、
前記止めナット部材の外周面は円筒状乃至裁頭円錐形状である、ナットの緩み止め装置。
【請求項4】
請求項1,2又は3に記載のナットの緩み止め装置において、
前記カバー部材の外周面は円筒状乃至裁頭円錐形状である、ナットの緩み止め装置。
【請求項5】
請求項1に記載のナットの緩み止め装置において、
前記凸部の外周面及び前記貫通孔の内周面は、下方に至るにしたがって徐々に小径となる裁頭円錐形状に構成されている、ナットの緩み止め装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトに締結されたナットの緩み止め装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
本願出願人は、従来より、高い緩み止め機能を発揮する緩み止めナットであるハードロックナット(「ハードロック」は本願出願人の商標)の開発を行っており、例えば後述の特許文献1~4に開示している。
【0003】
このハードロックナットは、ねじ軸に螺合するねじ孔を有する下ナットと、ねじ軸に螺合するねじ孔を有する上ナットとから構成される。
【0004】
下ナット及び上ナットのいずれか一方のナットには、他方のナットに向かって軸方向に突出する円錐台形状の凸部が設けられる。凸部は、先端側に至るにしたがって徐々に小径となる所定のテーパー角を有するテーパー状外周面を有する。上記ねじ孔は凸部を軸方向に沿って貫通している。凸部を有するナットを「凸ナット」と称する。
【0005】
他方のナットは、凸部が嵌合する凹部を有する。凹部は、凸部の外周面のテーパー角に適合するテーパー角、好ましくは同じテーパー角を有するテーパー状内周面を有する。他方のナットのねじ孔は凹部の底面に開口している。凹部を有するナットを「凹ナット」と称する。
【0006】
ハードロックナットは、凸部と凹部とを偏心嵌合させることによって、恰もねじ軸外周とナットのねじ孔内周との間にクサビを打ち込んだような応力状態を生じさせ、かかるクサビ作用により強力な緩み止め効果を発揮させている。
【0007】
凸部と凹部との偏心嵌合は、凸ナットのねじ孔に対して凸部の外周面を偏心させて形成するか、或いは、凹ナットのねじ孔に対して凹部の内周面を偏心させて形成することによって実現される。凸部の外周面を偏心させる場合は、凹部の内周面と、凹ナットのねじ孔とを、同心状とする。一方、凹部の内周面を偏心させる場合は、凸部の外周面と、凸ナットのねじ孔とを同心状とする。
【0008】
ハードロックナットでは、ねじ軸に螺合された上下ナットの凸部と凹部とが偏心嵌合した状態で、上下ナットのそれぞれに前記偏心方向に沿う押圧力が生じるように凸部の外周面と凹部の内周面とが周方向一部において干渉する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第6762591号公報
特開2016-125622号公報
特開2016-133136号公報
特開2002-195236号公報
特開2011-174600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
既設の一般ナットをハードロックナットに交換すれば優れた緩み止め効果を生じさせることができるが、既設ナットの数が膨大な場合などにおいて、既設ナットの取り外し作業が手間であり、総作業時間も長くなることから、特開2011-174600号公報(特許文献5)に示されるような簡易的な緩み止めクリップで代替されることがあった。
しかし、既設の一般ナットに対して、ハードロックナットの原理を応用した緩み止め作用を生じさせることのできる緩み止め装置がユーザーから望まれている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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